扶養範囲内パートについて思うこと
来年度からは扶養範囲内を出て働きたいなぁ、と考えています。
ただよく言われるのです。
「子育てしてるのに大変じゃない?」
「保険とか払うと手取り減るよ?」
「そんなに頑張らなくて良くない?」
確かに、どれも真実だなぁと思います。
年収を増やすと払わなくてはいけないお金が増えてしまい、200万くらいを目指して働かないと世帯収入が増えた実感がないと言われているそうですが…。
ただ、私は手取りうんぬんよりもっと大切なことがあると思っています。
長期的に見て、若いうちに積めるたくさんの経験値を扶養範囲内パートで働いているうちに逃してしまっているという事実です。
扶養内だと時間に縛られ、低賃金に縛られ重要な仕事はなかなか回してもらえません。
年を取れば働きたくても働けなくなる日が来るでしょう。
ならば若く、元気なうちに働かなくていつ働くのでしょうか?
もちろん、働けない理由がある人は除きます。
子供の年齢や病気などが人それぞれあるでしょうから。
私の周りにはこの話をしてくれる人が全くいません。
この考えになるには「経験値=価値に結びつく仕事」である必要があります。
幸い、私の就いているデザイン業務は経験値を積んでいることを評価してもらえる仕事だと思います。
そう思うといつまでも扶養範囲内でいないでもっともっと仕事がしたい!と思えてきます。
もし、つまらない仕事だから扶養範囲内パートで充分だと思える仕事ならそこまで頑張る気がしないのは当然です。
ただ若くてまだいくらでも仕事がある人は働かないともったいないという仕事を探してほしいと思います。
「扶養範囲内パートが1番優遇されている制度なんだからそれを使わないでどうする!」
みたいな意見があります。
しかし制度は変わります。
永遠に続くことのない不確かさにすがるより、よっぽど自分のスキルを磨くほうが健全だと思います。
年末に扶養範囲内に収めるために、就労時間を減らさなきゃいけないというのは愚策だなぁと思います。(会社側が望んでそうしているなら話は別ですが)
思い切り働いて自分のスキルを磨くいい機会と捉えれば働く意識が変わるはずです。
目先の利益というものは大抵の場合長期的には損をするものです。
制度があるから、ではなくパートでも社員でも「自分のキャリアは自分で作る!幾つになってもキャリアは積める」と思うことが大切だと思います。
お金も大切ですが、若い今という時間はお金に換算できない価値があります。
そして私たちは今日が1番若い。
扶養範囲内パートでぼちぼち仕事もいいですが、その必要が無くなったら自分のためにも枠内に収まろうとするのはもったいない事です!