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声楽のレッスンを一回受けて起きた変化
↑先日書いた記事に、たくさんのアクセスありがとうございます。
なんか…たぶん記事を開いた人たちって、レッスンの内容とか詳しく書いてあることを期待したのかなぁと思いました。
実はこの日、レッスンの帰りにお昼を食べてお腹いっぱいになったら一時的に全て忘れてしまったのです。
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なので今日、あらためて詳しく書きたいと思います。
私の声楽経験
はじめに、私の簡単なスペックを説明しておこうと思います。
私は音大に通っていたので、授業で何度か合唱をやりました。
そして、声楽の個人レッスンも一年だけですが受けたことがあります。
そこで基本的な発声の仕方をなんとなく覚えました。
卒業してからは歌う機会も習う機会もありませんでしたが、合唱や声楽の伴奏ピアニストとして活動するようになると、いろいろな先生の指導を間近で見ることが多くなりました。
それで、各先生の「へぇ〜」と思った指導法をなんとなく知識として取り入れるようになり、知識だけは増えました。
そしてコロナ禍や出産があって数年歌わずにいた結果、「ちょっと歌いたい」と思った時に、どうやって声を出したらいいのかわからなくなってしまいました…
大学時代の先生に習ったことも、はっきり言って忘れてしまいました。
(※先生の教え方が悪かったというのではなく、私が歌い続けなかったからです。先生にはとても感謝しています)
教わったこと
今回の先生が、そんな状態の私に教えてくださったのは本当にシンプルなことでした。
・息の吸い方
・声帯を意識すること
これだけです。
…と言っても、もちろん息を吸うために肺や横隔膜を意識するとか、声帯が体のどこについていて、どういう動きをするのかなど細かい説明をたくさん受けたんですが、まとめると本当にこの2つだけってことになります。
変化したこと
だけど、この2つについて教わったことで、明らかな変化がありました。
・歌う時に必須とされる、「おへその下(丹田)を意識する」ことが勝手にできた。というか、自然とそれをできる方向に体の状態を持って行けた
・自分の体が楽器になり、「全身を使って鳴らしている」という感覚がわかった
これらは歌をやる上で本当に大事なことですが、ものすごく難しいです。
頭で理解できても、体の感覚は簡単につかめません。
だから、歌の才能あるなしはそれを簡単にクリアできるかどうかってことなんだろうと、個人的に思ってます。
私もこれまで、頭ではわかっていたけどなかなか手ごたえを感じられませんでした。
でも、今回の先生に教わったやり方なら、ようやくできるようになるかもって思えました。
結論
教わって、手ごたえを感じたことは実践したくなります。
なので、もっと歌いたくなりました。
歌うのがより楽しくなったってことですね。
わからないこと、まだできないこと
・教わったことを完全にマスターしたわけではないので、「えーとえーと…」と時間をかけて体勢を整えて、何度か声を出してみてようやく「これで良いかも?」となる
→一回習っただけで、パッとすぐに良い声を出すのは不可能なので仕方ないです。
・下顎が迷子になる
→この時のレッスンでは声帯を意識するため、下顎をほとんど動かしませんでした。
よく、「下顎が外れるくらい口を大きく開けましょう」などと言われますが、この先生のメソッドでそれをやると口周りがいろいろ位置が変わってしまって、声帯を意識できなくなります。
なのでレッスンの間、下顎には力を入れず、口の形だけを見ればだらしない人みたいでした。
だけど、言葉をきれいに発音するには口の形や動かし方も大切だと思うので、その辺が今後どうなっていくのかが気になるところ(楽しみという意味で)です。
※
楽器も歌も、先生の数だけ教え方があるので、私の習った方法が全てではありません。