"エレフエ"でリコーダー愛が再燃している話
私は最近、エレフエという電子リコーダーを吹いて、その動画をインスタにアップしています。
伴奏は自分で弾いたものを電子ピアノに録音し、それに合わせてエレフエを吹いています。
友達がいなくても楽しめる趣味を紹介しているようなものです(笑)
インスタのアカウントは記事の最後に載せますので、面倒な方は見出しから飛んでください(笑)
では、こちらがエレフエです。
音色が10種類くらいあって、キーも変えられるし、何より本体の音量を調節できるので、集合住宅で吹くのにはとても助かります。
なんとイヤホンの差し込み口もあり、本当に場所を問わず吹けてしまうのです…
さすがにネットカフェとかではやめたほうがいいと思いますが
(周囲に呼吸音だけ聴こえることになり、非常に怪しい)
で、私がエレフエに手を出したのは、手軽に吹けておもしろそうだと思ったのはもちろんのこと、中学生の時からリコーダーが好きだからというのが一番大きな理由です。
今日はそれについてちょっと書きたいと思います。
リコーダーも立派な管楽器だよ!!
私は中学校で吹奏楽部に入り、管楽器を吹く楽しさを知りました。
部活では自らの希望でトロンボーンをやっていましたが、木管楽器を見ていると、ボタンがたくさん付いていてかっこいいし、おもしろそうだなと思いました。
ある時、私は何気なく音楽の教科書を見ていて、数人の学生が様々な大きさのリコーダーを持って構えている写真を見つけました。
テナーやバスのリコーダーはすごく大きくて、管楽器みたいでカッコいい!と思いました。
(リコーダーも立派な管楽器ですが…)
しかし、当時はまだインターネットが十分に普及していなかったので、リコーダーについて詳しく調べようとしても手段がありませんでした。
なので私は、中学校に入って買わされたアルトリコーダーを使って、部活でやっている曲を吹いてみました。
正直言うと、それまではリコーダーって音域が狭いし音の質もあまり良くない気がするし、つまらないものだと思っていました。
でも、丁寧に吹いてみたらそれなりの音になるし、他の管楽器と同じように楽しいものなんだと気づきました。
それで私はリコーダーがすっかり好きになり、だんだん収集も考えるようになりました。
いろんな大きさのリコーダーを集めよう٩( ᐛ )و
リコーダーって、木製のものは高価ですが、プラスチック製のものは安くて買いやすいという利点もあります。
(調べたら、小学校で使うソプラノリコーダーは今でも1,500円前後で買えるようです)
私はまず、ソプラノより小さいソプラニーノリコーダーというものを買ってもらいました。
2000年頃で、1,400円くらいだったと思います。
あと、ファイフという横笛(1,000円くらい)も買いました。
(ソプラニーノとファイフは押し入れの中にあるはずなのですが、すぐに出すことができず写真が撮れませんでした…)
それらを手に入れたら、次はテナーリコーダーが欲しくなりました。
ちょうどこの頃、教員だった親がたまたま学校用の楽器のカタログをもらってきてくれて、その中にリコーダーも載っていました。
そこでテナーリコーダーの価格を見たら、プラスチック製のものでも8,000円(当時)でした。
ゲーム機を買うことを考えたら安いくらいですが、かといって中学生が気軽に出せる値段でもありません。
しかも、当時は「ネットでポチる」という選択肢もないから、田舎でどうやって買ったらいいのかわからないのです。
私は日々、カタログのリコーダーのページを見続けました。
その様子は、まさに「穴が開くほど」だったと思います。
結局、テナーリコーダーは中2の時に親を通してサンタさんにお願いしたら、クリスマスの数日前に地元のヤマハに届きました。
(※歳の離れた弟がいるため、中学生になってもクリスマスプレゼントはサンタさんからということになっていた)
そうして私は無事、テナーリコーダーを手に入れました。
テナーは指をかなり開かないと穴を押さえられない上、一番下の穴はレバーを使って押さえる仕組みになっています。
それがなんか、すごくカッコいいと思いました。
また、音も適度に低くて深みがあり、ソプラノやアルトのリコーダーより「管楽器吹いてます感」があって良いなぁとも思いました。
ラスボス的なバスリコーダー
テナーリコーダーを手に入れたら、当然バスリコーダーも欲しくなります。
世の中には、バスリコーダーより大きい「グレートバスリコーダー」というものもあるそうですが、私はとりあえずバスまで揃えられればいいかなと思いました。が、
バスはプラスチック製でも40,000円でした…
これは、誕生日とクリスマスのプレゼントを一緒にしてもらってもダメかもしれない。
かといって、お年玉や臨時収入を全額つぎ込むのも勇気がいりました。
そして私は中学生ながらに、
バスリコーダーってそんなに使うかな?
と思いました。
音域が低いから、アンサンブルだったらほとんどベースを担当させられる楽器です。
仮にアンサンブルのスコアを買って一人で吹くとして、ベースだけ吹いて楽しいのだろうか。
かといって、低すぎる音域でメロディーを吹いても、楽しめるのだろうか。
そもそも、テナーですら手がギリギリなのに、バスを使いこなせるのだろうか…
私はリコーダーを買うなら収集欲を満たすだけでなく、ちゃんと吹いて活用したいと思いました。
でも、40,000円の元が取れるくらい活用する自信がありませんでした…
そして結局バスリコーダーを買うことはなく、リコーダーの収集は終了しました。
あれから20年。
まさかリコーダーが電子になる時代が来るとは思いませんでしたが、田舎暮らしや学生でなければ、楽器を自由に吹くってかなり難しいものです。
だからエレフエができてくれてよかったです。
私はいつかまた、押し入れに眠っているリコーダーたちを活用する機会があったらいいなぁと思うし、縁があったらリコーダーのアンサンブルにも挑戦したいので、それまでエレフエで吹く感覚を忘れないでいようと思います。
エレフエの演奏動画を載せている、インスタのアカウントはこれです↓
ほぼ、昭和歌謡と文部省唱歌ばっかり吹いていますが、よかったらご覧ください^ ^