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"のり"騒動と、偶然現れた救世主

先日、夫に「ドラッグストアに買い物に行くけど、ほしいものある?」と聞きました。

すると、LINEを送ってくれました。


これを見て、私は「そうだ!いい加減、のりを買おう」と思いました。


我が家には、紙をねっぱす(貼っつける)のりがありません。

年に1〜2回、郵便物を送るときしか必要になることがないからです。



最近の封筒って、粘着剤?が付いていることが多いから基本のりがなくても大丈夫なんですけど、たま〜にそれがついてない封筒を使わなければいけない事案が発生します。


そのたびに「ああ〜、のりがない!!」と気づき、郵便局で借りるなどしてしのいできたのですが、さすがに家に一本常備しといたほうがいい…と、ずっと思っていました。

それでも、使用頻度の低いものはなかなか買い物に行っても思い出せず、買わないままでした。


夫もきっと、何か送ろうとしてのりがなくて困ったんだな。

思い出させてくれてありがとう!と思い、私はドラッグストアの文房具コーナーに行きました。


夫はスティックのりと液体のりと、どっちが好みだろうか。

私は液体のり派です。


スティックのりは携帯に便利だけど、上手く塗るのが難しいし、きちんと管理していても時間とともに乾いて使えなくなりがちなので、あまり買いません。


夫はスティックのり派かもしれないけど、液体のりにさせてもらおう。


ていうか、液体のりもスティックのりも高くなってない?

前はこんな値段じゃなかったよ。


やっぱり、今は何でも値上がりなんだなぁ…


そんなことを思いながら、私は液体のりを買って帰りました。


夫に「のり買ってきたよ〜」と言うと、これを見た夫が

「え?あっ……  あああ〜〜〜!」


と変な声を出しました。



そして

のりって、食べるほうのことだったんだ…。つよちゃん(息子)、食べたいって言ってたじゃん」


と言いました。


なんと、「のり」とは海苔のことでした(笑)


私と夫は大笑い。


私「ごめん、ごめんよ〜(笑)」

夫「これはわかんないよね(笑)じゃあ、次買えるようにメモっとくね」


そんな風に話していた時です。


背後から、「海苔なら持ってきたよ」と聞こえました。


それは、私の母の声でした。



実は、幻でも何でもなく、このとき母が我が家に来ていたのです。



母が指差した先を見ると、そこには




夫の求めていた海苔がありました!!!!!


私の実家には、お悔やみに行ってもらってきた海苔やお茶などがたくさんあるので、時々もらっているのです。


しかしこの時は、欲しいとも何とも言っていませんでした。

全くの偶然で、母は海苔を持ってきたのです。


奇跡!!神!!!!!(笑)


というわけで、私と夫は海苔を買いに行かずに済み、母はいきなり救世主扱いされ、引き続き大笑いしたのでした。


それにしても、「のり」という言葉一つでこんな騒動になるとは思いませんでした。


ただ、その時のLINEを見直してみると、


食べ物じゃないものと一緒に並べて書いてあったから、余計に文房具と解釈してしまったような気がします。


もし、食べ物と並んで書かれていたら、ひらがなであっても海苔だと思ったかもしれません。


でも、こういうことって普通に起こり得ることだよな、と思いました。


むしろ、今まで起こらなかったのが不思議なくらいです。


面白かったからいいのですが、私もやりかねないので、今後気をつけようと思いました。



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