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【未修】ロー入試その5 一橋ロー未修一般選抜

どうも、みやこばです。

おそらくこの記事を読んでいる多くの方は、みやこばが阪大ローについて喋ってくれると思っているに違いないと考えているところです。ですが今回は敢えて、みやこばが受験したロースクールの中でも第一志望としていた、一橋ローの入試について書いてみようと思います。

ちなみに当時どういうわけか勝手に書いていた受験者目線レビューの中身をほぼそのままコピペしたものです。


試験までの準備

ステートメント

一橋のステートメントって、自己推薦書みたいな名前でしたかね。あの手の文章を書いて提出しないといけないというのは、だいたいどのローでも一緒なわけですけど、一橋については当時本命にしていたということもあって、オンラインで添削を受けました。

TOEIC

学部は腐っても人文学部、しかも西洋言語文化学プログラムという、それはそれは英語ができないことが許されない、英語がちゃんとできることを宿命付けられたみたいな場にいたので、それなりに当時受けてた。気付いたら875点とかとってたかな。

当時の学部の規定で、860点オーバーで大学に英語の単位を2単位か4単位かおねだりする権利を手に入れられるというインセンティブがあったので、とりあえずそれ狙いで頑張った感じ。

受験したときに分かったのが、ちょうど自分の年から一次試験(TOEICを含めた書類審査)のボーダーが跳ね上がったらしく、Twitter界隈で英語ができないと二次すら受けられない畜生め、的な論評を多く目にしました。その当否はさておき、英語の実力が一定程度ないと門前払いなのは事実ですので、受験予定の方はどうぞ計画的な英語のお勉強を、といったところですかね。

小論文対策

これは困った。某塾の小論文模試は受けたけど中身的に信頼していいのか疑問だった。

しゃーなし関学ローの過去問でトレーニングしながら、一回だけオンラインで小論文模試を受講した感じかなあ。

試験当日

(お断り)この節の内容は、受験翌日に受験生目線のレビューとしてまとめたものをそのまま転載しています。そのため、受験直後の生の体験談としてお読みいただくことができますが、文体が違うのはご愛嬌ということで。

それと、参考までに、当日受験した問題が公開されているようですので、URLを載せておきます。

https://www.law.hit-u.ac.jp/lawschool/wp-content/uploads/2023/02/2023shouron.pdf

(いきなり余談)宿泊先→大学まで

前日に東京入りし、馬喰町に宿泊。当日、荻窪駅で人身事故があった。これに気が付いたとき、おいかわはなんと東京駅中央線ホームに(8:10)。慌てて大学に電話し(8:16)、丸ノ内線に乗って迂回する。荻窪まで乗って中央線の運転再開を待つ。荻窪には8:55頃到着。

ちなみにみやこばは自称鉄道マニアのくせに、国立までの迂回ルートがすぐに思いつかなかった。素直に東京駅でみどりの窓口のスタッフに聞いてみた。聞くはマジで一時の恥で済むと感じました。

その後はやっとの思いで国立駅に到着。この時点で試験が1時間繰り下がっていると分かっていたため、スタバによってのんびり大学へ(9:50)。なお前日夜から緊張ヤバい。

入場、試験室入室

本館入口で受験票を提示して入棟します。当時の記録によれば、3階36番教室が試験室だそうで。

なんとなくレトロな雰囲気の教室でいい感じなんですが、前の席との間隔がエグい狭くてびっくり。B4用紙(解答用紙の大きさ)をおくとほとんど余裕がなくなるのは注意ですわね。

その代わり座り心地はめっちゃ最高。Siriに優しい。しばらく座ってられる感じ、でも人をダメにするほどでもないのがまたいい。

試験開始まで

試験監督の先生方が総勢5名程で教室に来て(10:40)、特別なことは何もなく、粛々と試験の準備が進められました。

ちなみにみやこば、緊張のあまり手が震える(10:58)。

試験中

試験開始の合図は鐘(ハンドベルみたいなやつ)。ここでもレトロ感演出するのか。パッと見て問題の毛並みがそれまでと違うと気が付く。やべえ。とりあえず震える手で受験番号を書く(11:00)。

問一はそれまでと同じか。ただし、「具体的にどういうことなのか」と追加の注文があったので悩む(「具体的に」ってどういうこと?)。あとは「批判的議論」をふまえるよう指示があったので、それに注意しながら問題を読むと決める(11:01)。

問二はこの時点(11:02)で問いの意味が分からず。とりあえず下線部の位置だけ確認して一旦忘れる。

読みながら問一の構想を練る。下線部はヤングの考えで、それまでのシンガーやらテイラーの考えを修正しようとしている、と読んだ。シンガーらは個人の責任に着目するけど、ヤングによればそれは違う、不正義を起こす構造が問題なのだ、と書く(理由付け等はここでは省略)。読解と問一までで90分を予定していたところ、85分程度で完成(12:25)。

質問の意味が分からなかった問二を読む。めっちゃ要求多くね?ってなる。もうマヂ無理トイレ行こ(12:30)。行って帰ってくる。

改めて問二を読むと、設問のメインは「その問題とあなたの『生活』との関係」らしい。で、①[問題文]に示された様々な議論をふまえ、②肉食をすること・避けることに関して存在する倫理的問題についての私自身の「思考」を述べ、かつ③問題と「生活」の関係をめぐる著者の見解と対照すること、が求められている、と。やっぱり多い。

とりあえず著者の見解は書いてしまおう。「思考と生活の一致」を筆者は必ずしも追求しようとしていないな。代わりに、食生活を「共同的な未来志向型プロジェクト」と考えているらしい。ヤングっぽい考え方だな。 →著者の見解をまとめ、ヤングの考えとの共通点を指摘することで、課題①と③の半分は完成(させたと思っている)(13:00)。

課題②について、ヤング流の考え方(「責任の分有」概念)に共感しつつも、個人としてもっとやれることがあると考えられないか。 →消費者が企業の監督役として、報道等を通じて監視しつつ、不買運動などによって個人として行動を起こすことができると書いてみる(ちなみに、試験終了後、これが課題②に答えたことにならないんじゃないか、という疑念に駆られる。ううう。もっと肉食に踏み込んで議論すべきだったと反省。)。

課題②で書いた内容は、ヤングの主張を踏まえている点では共通だが、個人としての行動可能性を重視するかどうかで対照的になる、という点を指摘し、課題③を完成(させたと思っている)。

最後に、著者が特段追求していなかった「思考と生活の一致」には、以上のような個人的な行動によって一歩近づくことができるのではないか、と結論付ける(13:25)。

試験終了、退室

解答用紙を回収し、枚数確認ののち、列ごと解散。

終わってからの反省

やっぱりちゃんと小論文で問いに答えなかった(何なら二つある設問のうち一つ、しかもその設問の要求の一部分を満たしていないくらい?)だけでもちゃんと落ちます。悔やまれる。。。

受験生の方々には、とにかく設問の要求にはすべて答えきる意識は強く持っていただきたい、と。ステートメントにTOEIC、さらには小論文と全部できてないと入れないってのはなかなかハードルも高いかとは思いますけど、まあまあそういう戦いの場ですからね。

どうか同じ轍を踏む受験生の方がいらっしゃいませんように。

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