編集部日記 #3|台割って何?
※この記事は2018/12/21に「マイカレWEB」に掲載されたものです。
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マイカレ、密かにちゃんと始動しています。
メリークリスマス! メリー冬至!
グッと年の瀬感が増してきましたが、皆様、お変わりありませんか?
定期的に更新するはずの「マイカレ編集部日記」……。
連載3回目にして、滞り始めていてすみません。。
更新されないのは、ちゃんと仕事をしている(=マイカレの制作が進んでいる)証に違いない、と考えていただけたら幸いです。
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雑誌『My Calendar』の進捗状況のご報告です。
第2回は、本の佇まいの見本=「束見本」をご紹介しましたが、今度は「中身はどうなるの?」を決める「台割」です。
【台割(だいわり)】
台割とは何かというと、本の設計図です。
全体が何ページの本なのか、カラーのページなのか、モノクロページなのか、なおかつ「どこにどんな記事が何ページで入るのか」……ということを、視覚的に分かりやすく表したものです。
最近はパソコン上で作ることがほとんどだったのですが、雑誌『My Calendar』の創刊が決まって、まず最初に社長から支給されたのが、この「手書き用」の紙の台割でした。
手書きのいいところは「書いているうちに、アイデアが湧きやすい」ということでしょうか。
「文字を書く」ことで連鎖的に、関連した情報が引き出される気がします。
手を動かすのってやっぱり大事ですね。
では『My Calendar』の台割は現在、どんなことになっているのかというと……!?
かつてマイバースデイ編集部にいた編集部員の方は、筆跡でわかるかもしれません。30年ぐらい振り!? 弊社社長(My Birthday初代編集長)、手書きの台割でございます。
しかも3刷!!(3回改訂を繰り返しているということです)
この台割を現場担当部員が引き継ぎまして、この数ヵ月、「こうでもない、ああでもない」を繰り返しているわけです。
個人的に、台割を作るのは「弁当箱におかずを詰める作業」に似ているなあ、といつも思います。
どんなおかずをどのくらいの分量で詰めるのか。
メインは何?
付け合せは?
味のバランスは?
後味はどう?
物足りなくない?
デザートもう1品追加する?
……みたいな感じです。
ちなみに、弊社出版物はデザイナーさんに「文字詰めすぎ!!(=1ページに入る文字の量、多すぎ)」と言われることが多いのですが、、、
※『マイバースデイ12月号』(実業之日本社 1990年)より
その心は「たんとお食べ~」と、子どもの弁当箱にぎゅうぎゅうにご飯を詰める「母の愛」に似ているのかも、と思ったりします。
……しかも、今回はその「弁当箱(雑誌の形)」すらも自分たちで作ることになったわけです。
慣れないことをしているので、1日ごとに弁当箱の形状(ページ数やら判型やら)が変化する始末。。
ちなみに社長からは「アラカルトではなく、極上のカツ丼で頼む」とオーダーが入っています。いったい、どんなカツ丼(弁当)ができあがるのか……。
しばし、お待ちいただけると幸いです!
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文/マイカレンダー編集部・山田