やるっきゃないさ

思えば遠くに来たもんだ。

1年前、娘の受験を見守り、
自分を鍛えるために、1日中運動していた日々。
カラダの肉がどんどんそぎ落とされて、
体脂肪率14パーセントまで記録した。

自分のカラダが変化して、
自分の思う通りにカラダが動いて
楽しくて楽しくて。

そうこうするうち、
社会的なコロナの波で、
思うように鍛えることができなくなり、
だんだん体を動かす習慣が手放れた。

パン作りやスィーツ作りにいそしんで、
おうち時間を楽しみながら、
生活がどんどん変わっていくのを
どうすることもできずにいた。

「このままどうなるんだろう。」
「これからどうしたらいいのだろう。」

漫然と不安を持ちながら、
確固とした考えもなく、
でも、なんかしなきゃと焦っていた自分。

そして迎えた誕生日。
ガーンと頭かち割られるくらいの衝撃で
悔し涙で忘れられない日となった。

そこから、急激に人生の舵が切られた。
なんかわからないけど、
とにかく走る走る走る日々。

走れば走るほど、どんどん浮き彫りになってくる
自分の方向性。

あー、これをやるために、
今までの人生があったんだなと

今までの私だったら、
とっくに怖気づいて逃げ出していたけれど、
今の私は、
くるならこい！と変わった。

自分があの誕生日で生まれ変わったんだなと
あの、悔しくて、つらい日があったからこそ、
今があるんだなって。

もちろん、これからだって、
きっといろいろある。
今まで経験したことないような大変なこともあると思う。
でも、それすら、ギフトなんだからって思える。
どっちに転んだって最悪なんだから、
前へ進むしかないさ。