40代独女「サイドFIRE」せめて3年でやることリスト
50代のうちに、会社に通勤する会社員の生活をできるだけ早く終わりにしたい。自分がやってみたいことを、健康で体が動くうちにやっておきたい。
フランスに暮らす友人とおしゃべりするうちに、より明確になってきた、自分の気持ち。ただし、メリットとデメリットは背中あわせ。できる準備はしてからの方が、ずっと気持ちよく過ごせるよ、のアドバイスが響いた。
だから、まずは3年のうちにやるべき計画5つを挙げていこうと思う。
自分の人生、自分で舵を取れ by 友人
彼女は、日本の会社組織に馴染めず苦労していた人だった。私は裏表がなくて、不器用だけどまっすぐな人柄が好きだけど、日本の社会ではそういう人は誤解されたり利用されて、生きにくい。
30代半ばに長年付き合った恋人に婚約破棄して逃げられ、しばらく荒れた日々を送ったが「人に人生委ねた自分が悪かった。自分の人生自分で舵取りしないと」と気持ちを切り替え、その後、フランス人男性と出会い、自分の人生を進めていった。
会社に勤めながら、夜と土日を仏語学校でフランス語を学び日常会話をマスターし、退社して渡仏。ここまで1年。同棲期間を経て結婚。「彼はあまり自分のキャリアに関心がないようだから、私が働くわ」と大学院に入り直すために猛勉強。「賢いビッチにならないとこの国では生き抜けない・・・!」と経済的に厳しい日々をぐっとこらえて博士号を取得。その後、日系企業に就職し、可愛いベビーを産み、夫の家族が暮らすパリ郊外に引っ越し、家族仲良く暮らしている。ここまでを彼女は5〜6年くらいで駆け抜けた。
一見順調そうに見えるけど、「私何をしてるんだろう」「人生不安定すぎて怖い」と泣き言を聞く日もあった。でも、すぐに現実を受け止め、コツコツ計画を立て、自分の足で進んでいった。
「日本でみんなと同じように生きようとしても私にはできないし、違和感の中で自分を卑下してして生き続けるより、希望があるよね」と言って。
パリのカフェでワインを飲みながら「彼も私もいつか心変わりして別れる日がくるかもしれない。でも、アムールの国だからしょうがないよね。その時はまた誰かと恋するわ」なんて言っていて、自分で自分の人生の舵取りをする「覚悟」がある人だと思った。
「サイドFIRE」までの3年計画
私もまずは3年。それ以上だと、遠い夢になりそうだから。3年で可能なプランを立てて、私も私なりの準備をはじめよう。
計画1: 新NISAを最短で1800万円満額にする
まずはお金。
サイド FIRE を知り、イデコ と積み立てNISAを開始している。
イデコ は会社員なので限度額が2万円。これはコツコツ投資するとして。できるだけ早く、投資をむりなく最大活用しておきたい。
そこで、まずは今年から始まった新NISAを最大活用。貯金から5年で満額1,800万円を投資するのを最優先にすることにした。
今年は毎月コツコツ積み立ててしまったので、残額を12月にまとめて積み立てる。そして来年からは、年初に360万円(一年で積み立てられる満額)を投資する予定。もちろん全部、長期投資予定なのでインデックス投資。
あとはできるだけ貯蓄にまわして。少しずつ投資の勉強を始めねば。
計画2:家の断捨離
この家にもすっかり長く暮らしてしまった。
コロナ禍中にだいぶ片付けて、断捨離もしたけれど、まだモノにあふれている。暮らす分にはいいけれど、いつかこの家を引き上げるのかと思うと、ぞっとする。
海外移住が実現したら、今の家は手放して実家に住民票を戻して、長期滞在からチャレンジする予定にしている。とはいえ、実家には兄一家が二世帯同居しているので、大荷物で五十路の娘が帰ってきたら迷惑もいいところであろう。
なのでまずは断捨離。
家の中を片付けて、ものを減らして行こうと思う。
目に見える成果が出ないとモチベがあがらないので、我が家に大量にあるものからやっていく。我が家を陣取るのは
服(興味はないけど着ない服がたくさん。5日分くらいのローテに絞る)
本(大量すぎる。まずは雑誌とヘビロテ本以外を手放すところから)
食器と雑貨(旅する先であれこれ買うためものより思い出が手放せない)
この3つ!ゴミとして捨てるのができない性格なので、どうにかいい方法を見つけたい。そして同時に、「増やさない」ようにしていかねば。
そして2年後には、今の家(中古マンションの持ち家)を賃貸に出す経験をしておきたい。そのために信頼できる不動産管理会社を探さねば。
で、自分はお試しでシェアハウスとかで暮らしてみたい。
計画3:フルリモート でできる仕事のスキルの習得
今の仕事、そして今の会社はフルリモート は厳しい。
なのでフルリモート で働けるようなスキルを身につけないといけない。
50代、できるだけ早めにサイドFIREしたいが、円安、物価高を考えると老後資金は少しでも多いほうが安心だ。
調べているとWEB系の仕事が多そうなのと、お付き合いのあるクライアントをいくつか作っておくほうが心理的にも安定しそうだ。
私は文章を書いたり絵を書くのが好きなので、そういうことを生かせる仕事。できたら、今後に向けて社会貢献や海外交流にも貢献できそうな仕事を見つけたい。
まだリサーチ中だが、今検討しているのは
1.WEBマーケティング(メルマガやSNS運用、記事作成)
・・・
まずはここらへんのスキルを身につけたい。ただし、ランサーズなどを見るとけっこう単価が低そう。移住してまで仕事に追われまくるのは避けたいので、単価の高い仕事の傾向をリサーチしてみようと思う。
2.日本語講師
・・・
今年から国家資格になった日本語講師がちょっと気になっている。が、英語も小学生レベルで日本語しか話せず、人見知りの自分が先生をできるかちょっと不安。そこでプロボノの日本語講師ボランティアに参加して、雰囲気や適正をみてみたいと思う。
3.自身のSNS運用
・・・
YouTuberさんやインスタグラマーさんってなんでそんなに夢があるの?
ということで、まずは自分の頭の整理と記録も兼ねて、noteを始めてみた。
顔出しはしたくないので、テキストメインにしたい。
まずはXと連携してシェア。今後はスタンドエフエムも興味があるので試してみたいと思っています。
好きな海外移住している50代の女性のサイトでは、メルマガ登録もしていて毎週届くのが楽しみ。私も今後はやってみたい。
結果、なので、立ち戻って1のWEBマーケティングを学び、経験値を上げていくことがが大事な気がしてる。
計画4:海外移住先のリサーチ
遠い昔、占い師さんに「食べるの大好き、しかも日本食が好きすぎて、海外で暮らせない」と診断された(占いってそんなことわかるのか・・・)
確かに香辛料の匂いが苦手な私は、連日続くと料理が食べられなくなってしまう国が存在する。
経験済みだと、エジプトやモロッコなどのイスラム圏はアウト。台湾、モンゴル、あたりはちょっと辛かった。ドイツも怪しい。
一方、全く問題なく、なんなら美味しくて幸せなのが、イタリア、スペイン、韓国。タイやベトナムも好きだ。決め手は旨味なのかな?
何はともあれ、食事は大事。今後の海外旅行は暮らせるかリサーチだと思って、出かけたい。候補として考えているのは、働くうちは時差があまり大きくない国がいいと思うのでアジア圏を検討中。
ベトナム・ダナン
海が好きだから。ダナンはノマドワークがしやすい候補地によく出てくるし、物価もまだ日本よりは安そう。時差も少ないし、日本の移住者も多い。
インドネシア・バリ
ここもやっぱり海がキレイだから。そしてアートや工芸があって文化的な国だから。ウブドも気になっているのでリサーチしたい。ご飯は合うのかな。
タイ・チェンマイ
海がないのが難点だが、ノマドワーカーの聖地がどんな場所か気になる。バンコクには友人が駐妻で滞在しているので、早めにタイは遊びに行きたい。
本当はイタリアのヴェネツィアやスペインのバルセロナ、ポルトガルのリスボンあたりも滞在してみたいけど。。。円高になったらで。
計画5:サイドFIREして何がしたいのかを考える
これは友人たちにも言われ、紫乃ママの著書にも書いてあった。
「海外移住(転職)がゴールじゃないでしょ。そこで何をしてどう生きたいかのプランは?」
今の私の本音は「もう毎日出社して働きたくない」「人目を気にして生きる日本を離れたい」「のんびりしてただただ生活を楽しみたい」なのだけど・・・
「とはいえさ、そのうち手持ち無沙汰になると思うよ。別に仕事じゃなくても3つくらい"小さいプラン"を考えてみたら?」
と親友からのアドバイス。
たしかに、これまで転職で無職期間が長いと、最初は極楽だけど、暇で不安で気が狂いそうになっていた。あれか。あれはいやだな。一応、フルリモート で多少の生活費は稼ぐ予定ではあるけれど、家にこもって日本人相手に仕事しているだけでは、海外にいる意味が少なそう。
何がしたいのか。これを見つけて、下準備をしておきたい。
今、ぼんやり考えているのは、社会貢献できる活動、現地の人と交流できる活動、自分の経験を発信できるような活動、だけと、まだぼんやり。
まずはこの5つの計画を、コツコツ自分なりに進めようと思う。