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【ミャンマー人女性との結婚】101回目のプロポーズ

この度、足かけ3年でようやく成婚された男性から寄稿文をいただいたので、共有いたします。国際結婚相談所で3年というのは長いです。普通は1年以内、多くの男性が最初にお見合いした女性と成婚していきます。一つ言っておくと、男性は決して男性的魅力がないわけではなく、美人一点買いみたいな愚かな発想に固執してもおらず、至極常識的な男性でした。こんなに長引いたのはひとえに巡り合わせの悪さと私の経験不足が原因だと思います。そのへんも踏まえて、適宜、私のコメントも折りこみながらご紹介いたします。

この度、おかげさまで成婚することができました。
おそらく当相談所で最多のお見合いと交際を重ねたのではないかと思います。私のような変わり者相手に匙を投げず面倒を見てくださり、誠にありがとうございました。

正直、今回ダメであればどうしよう?と頭を抱えていました。女性は非常に結婚願望の強い女性でしたので。

数年に渡り相手探しを長引かせておきながら、当初私は彼女(妻)との交際を途中で断ろうとしておりました。彼女は当たりが強烈で暑苦しく、正直タイプではなかったためです。
しかし今まで交際してきた女性の中でも彼女はとてもしっかり者でした。そのうえ何度断ろうとしても彼女に全く折れる気配がなく、結局根負けして受け入れてしまいました。
客観的に見れば、私のような行き遅れた人間にこれだけの情熱を傾けてくれる十も年下の女性を断るなど、どうかしているという自覚はありました。
さながら北風と太陽の旅人のように意固地になってしまいました。しかし結婚を決意して大いに喜んでくれている彼女を見て、これだけ必要としてくれるなら悪くないかな…と感じています。
これまで、文字通り東奔西走してくださった✕✕(私)さんには重ねて御礼申し上げます。すっかり各地の観光地に詳しくなってしまいました。
ありがとうございました。

ちなみに女性の容姿は好みだったようです。私も彼に付き添って鹿児島、福岡、香川、京都、岐阜、名古屋、東京、千葉、茨城(他にもあったかな?)と駆けずり回りましたが、今となっては、とても良い思い出になっています。まるで自分が成婚したかのように感慨深い。

さて、こういった成婚記や合格体験記の裏には十倍ぐらいの屍が転がっているものですが、私は自ら大量の屍を築いてしまいました。
以下うまく行きそうでいかなかったケースのみ抜粋しましたので参考までにお読みください。

それでは行ってみましょう。

関東の女性①
真面目そうで好みのタイプだったので申し込んだが、子どもを望んでいないと言われた女性。教育にお金がかかるし育てるのが大変だからといって譲りませんでした。ミャンマー人にも少子化の波が…とショックを受けました。

後で女性に聞いたところ、子供云々は方便で、あまりタイプではなかったとのことでした。他にも20代後半女性(東京、特定技能)、30代半ば女性(兵庫、会社員)にも同じような理由で振られました。3人に共通しているのは、学力優秀で、自立心旺盛なこと。どうやらこの手のタイプの女性には、彼は大人しすぎて物足りなかったようです。以後、この手のタイプの女性は避けることにしました。

また彼は挙げていませんが、他にも30代半ば女性(千葉、特定活動)、20代後半女性(東京、特定活動)と、私の目から見ても、どうも相性が良くなさそうな女性たちともお見合いをしました。とはいえ100%の確証があるわけでもなく、彼がお見合いしたいというのであれば、無碍に断る理由もないということでお見合いしたのですが、案の定、上手くいきませんでした。

この経験から、私は、上手くいくという予想はなかなか当たらないが、上手くいかないという予想はそこそこ当たるという知見を得ました。彼のおかげです。どうもありがとうございました。

関西の女性①
過去一番に関係良好だった女性。
これだけお互い仲良くやってどうして成婚できないのかと絶望しました。三十路辺りまでは東京に行って都会暮らしを楽しみたいから結婚は2、3年待っててほしいと言われて泣く泣く終了。

女性本人に事実関係を確認した後、登録解除いたしました。事前に3~5ヶ月の交際期間というのは、ミャンマー語でしっかり伝えてあるのに、これはひどい約束違反です。

中国四国の女性①
互いの家族を紹介し合ってなお成婚できなかった女性。
私との結婚を強く望んでくれ、相手の家族も歓迎してくれたのにも関わらず、女性の勤務先の職員に妨害されて破談。まさに青天の霹靂でした。

これは私にも青天の霹靂。「やっと決まった」とホッとして彼の写真をフォルダから削除した矢先の出来事でした(後で元に戻しました)。まぁ文化の違いの壁に跳ね返された格好です。

関西の女性②
プロフィールの写真の印象がどストライクだった女性。実際お会いしても明るくて素敵な女性で、おまけに大いに好いてもらえたのでなお嬉しかったです。しかし事前に「メンヘラの気がある」と忠告を受けた上での交際でした。こんな快活な女性がメンヘラ…?と思ったものの、程なく相手がヒステリーを起こしたので交際終了を申し出ました。

女性に聞いてみたところ、「そんなつもりじゃなかった」と。ただMessangerでの2人のやりとりを見せてもらったところ、彼がそう判断するのも致し方なしという感じでした。外国人同士、テキストのやりとりは誤解を生じやすいので、なるべくビデオチャットにしておきなさいと言っておいたのですが、時既に遅し。ちなみに彼女には今度同じことをしたら登録を解除すると告げました。深く反省している様子なので、どなたかご関心のある方は、よろしくお願いいたします。

九州の女性①
私のプロフィールを見て申し込んでくれた女性。
とても背が高く、物凄い美人でした。
こんな女性に強い好意を向けられて手料理まで振る舞ってもらえるなんて…と舞い上がっていたものの、急に連絡を寄越さなくなってしまい終了。

理由を聞いても、はっきり答えてくれなかったので、登録解除いたしました。まあタイプではなかったということなんでしょうが。

とまあ、やはり男女が結びつくのはそう簡単ではなく、いろいろあります……とはいえ、彼の場合は、いろいろありすぎました(苦笑)。本稿には登場しませんでしたが、最初にお見合いした女性を諸事情により振ってしまったことが躓きの始まりだったような気がします。

アプリ、相談所など婚活の手段が無数にあって、チャンスは無数にあると錯覚してしまいがちですが、実際は片手ほどのチャンスしかないと自覚することが肝要かと思います。そうでないと、婚活迷子の仲間入り……婚活などをやっている時点で、生涯未婚の瀬戸際に立っているという危機意識は抱かないといけないと思います。

それでは最後は、彼からのエールで締めくくりましょう。
長い間、本当におつかれさまでした。
幸せになってください。

我ながらよく続けたなと思います。
普通はこんなに長引かないそうですから、ぜひミャンマー人女性にアタックしてみてください。
それでは失礼いたします。

以上。

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