第96回放送後記
こんにちは。
映画館に行くと、映画よりもポップコーンに夢中な石川です。
ショッピングセンターでポップコーン売りのキティーちゃんに出会うといつも、買って食べたい衝動と、大人としての理性が葛藤を起こします。
(※「出来立てのポップコーンはいかが?」とずっと歌っているマシーン、知名度はどれくらいあるでしょうか)
それでは、アーカイブから。
【ダイジェスト】
⚪︎楽屋トーク (はじめ〜)
喉が痛い新町さん、あまり喋らない
⚪︎オープニング (3分30秒〜)
日本へ旅だった元社員がゴールデンロッカーズの主演女優だった話
⚪︎情報アップデート3選 (7分50秒〜)
・スーチー氏の健康状態、党が懸念 「適切な医療受けられず」(CNN)
・ミャンマー軍少将が更迭、増兵できず
・日本政府、タイに「ミャンマー移民教育センター」無償支援 (在タイ大使館)
⚪︎プペルで、ビルマ語プチ講座 (14分〜)
「よく言うねー」
⚪︎テーマトーク (17分10秒〜)
「映画ミャンマーダイアリーの世界」
・石川感想 (17分10秒〜)
・新町感想、心に刺さった感想 (25分〜)
・西側諸国と人権 (27分〜)
⚪︎エンディング (31分30秒〜)
【まとめ】
今回は、ミャンマー国内の映像作家集団がクーデター後のミャンマーをテーマに製作した映画『ミャンマーダイアリーズ』を取り上げました。
8月上旬から東京ではポレポレ東中野で公開されていたのですが、僕は公開最終日の9月15日に観に行きました。
ロングランなのでいつでも見れると思っているうちに、予定がそれなりに詰まってしまい滑り込みになったという、よくあるパターンです。
実際にあった出来事の映像と重なるようにして、オムニバス形式の物語が展開していくので、臨場感を持ちながら、時代の波に翻弄されていく登場人物たちの姿を追うことができました。
途中、抽象的なメタファーのような描写もありますが、いかにミャンマーの人々の心が壊されていったのか、そしていかにその崩壊に抗おうとしていったのか、を考えさせられました。
現実の映像は、クーデター直後に拡散されていたものが多く、大半は一度以上見たことがあるものでしたが、いま見ても2021年2月〜3月ごろの心がゾワッとしていた感覚が蘇ってきます。
拘束される母親を前に小さな子供が泣き叫ぶ様子など、胸が痛くなる残酷な映像を見ていると、最近はこうした情報が入ってすらこなくなったからか、自分自身の心の耐性がなくなっているのを感じました。
人間はだれも、圧倒的な不条理を見せつけられたとき、頑なに心を閉ざすことで精神のバランスを保つ性質を持っていると思います。
ただ、僕はこれらの光景から目を伏せることはしたくありません。
それをしてしまったら、ミャンマーの人たちが命をかけて紡いでくれた各々のダイアリーが消えていってしまうように感じるからです。
たとえ微力であろうが、ミャンマーで厳しい立場に置かれた人々に目を向け続けること、手を伸ばし続けること。
『ミャンマーダイアリーズ』は、そのことの尊さを多くの人に気づかせてくれる作品だと思います。
ポップコーンを食べながら気軽に観れるような映画ではありませんが、まだご覧になっていない方はぜひぜひ劇場に足を運んでほしいです。
そうそう、公式パンフレットには新町さんの寄稿が掲載されていますよ!
【最後に】
新町さんの記事を見て、ミャンマーダイアリーズでなくて、ミャンマー・ダイアリーズだったことに気づきました。
が、今スマホで入力している関係で「・」をいちいち挿入していくのは至難の業のため、全箇所の修正はいたしません。
謹んでお詫びします。
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各コーナー
「情報アップデート」
「プペルでビルマ語プチ講座」
https://www.picture-book.jp/projects/3962
オープニンテーマソング
えばイーア『A song for you』
https://m.youtube.com/watch?v=qr0Z4i5LI4Y&feature=youtu.be
エンディングテーマソング
えばイーア『帰り道』
https://youtu.be/GJLH1rL9scg
新町さんのSNSや記事情報
Twitter:@tomoyangon
Instagram:tomoyangon
note:https://note.com/tomoyaan/
ワールドボイス連載記事: https://www.newsweekjapan.jp/worldvoice/shimmachi/
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