
#693 Making of 街の多目的室① 「事例を読む」
2024.12.23.
以前つぶやいた、これからやってみたいこと…↓
なんだかもっと小さく簡単に始められると思っていたのだが、実家を借りてやることなので母優子に言ってみたところ、「まあとりあえず企画書でも持ってきなさい」なんて言うもんだから、若干腰が重くなっている。
◆私が勉強やら仕事やらする場所で皆さんもどう?というStudy With Me的なスペース
◇カフェとしてコーヒー出す
◇シェア本棚みたいなものをする
3大入れたい要素はこれらで、◇はそれこそ資格系の準備が必要だとして、◆は一番最初にできそうかなと思う。ただ、まず机やイスがないのでその辺りの設備面いるよなあ。
今やっている仕事も頑張り時だったので、とりあえずできることは…と、そういったコミュニティスペースを作った事例を扱う本を見つけて読んでみた。
それがこちら、「ゆるい場をつくる人々」である。
今「強制されない自発性=ゆるさ」が地域に、人に必要だ。
出入り自由、フラットな関係、事務局が目立たない、楽しいから参加する、あるのは人の数だけあるやりたいこと。
コワーキングスペースやまちの学び舎、コミュニティ農園、シェア本屋、女性やシニアの仕事場、減災・防災活動、医カフェなど、17のサードプレイスの物語。
そうそう! 私が作り出したいのも、「ゆるい場」なのだ!
だがこの本には、ゆるい場と言えども上の内容紹介のように様々な形のものが登場する。農園だったり、本屋だったり、医療について語らう(相談できる)カフェだったり。いやあ、みんなの発想力の素晴らしさよ。
この本の編著者は石山 恒貴さんという法政大学大学院の教授。そして、各事例で恐らくこの教授のゼミ生?などが著者となっている。
事例紹介では、①どんな「ゆるい場」なのか、②著者とそのゆるい場を作った人との関係、③ゆるい場を作った人の経歴 などが綴られている。
ゆるい場を作った人は、みんなをガンガン引っ張っていく、仕事のできるリーダーのようなタイプもいれば、「〇〇さんが一番頼りない!」と利用者に言われるようなのんびりしたタイプもいるし、別の仕事ではガツガツやっていたけれどそれに疲れてしまってのんびりゆるい場を作ったという人なども。
場も人も多種多様なのだが、やっぱりゆるい場を作るからには、そこに「どういう場にしたいのかという想い」は絶対に必要で、準備を進める上でその辺りをもう少し考えていかなければ!と思った次第。
ちなみにこの本で一番刺さって私もやろう!と思ったことは…
図書館敷地内の空きスペースにコミュニティ農園を立ち上げた方がやっていた、「創り上げたい場所のイメージを絵で表してみる」という手法!!!
それがあると、誰かに話をするにも伝えやすい!
しかも、私の得意分野!
ということで、まだまだ実現に向けて調べを進めつつ、自分のイメージを絵で表してみる作戦でいってみようと思う。
*******************************************
余談。
上にはこの本から学んだことを書いてみたが、この本には逆に物申したいことがいくつかあった。
①読みにくい
なぜこんなに読みにくいのか、理由を私なりに考えてみたのだが…
・横書き
・著者がバラバラなので文章中に「著者が〜」などの表現が出てきても、誰のことを言っているのか分かりにくい
・著者によって多少書き方が違うのもチグハグして読みにくい
・校閲入ってる?と考えさせられるような私が分かるレベルの誤字がある
②事例が茅ヶ崎周辺に偏っている
茅ヶ崎のチガラボというところがメインになっていて、そのチガラボから繋がりができた取材先も多いようで、出てくる事例に茅ヶ崎や川崎や小田原などの神奈川方面のところが多い。
そうでない地域の話ももちろん出てくるのだが、「また茅ヶ崎…?」と思ってしまうこともあり、もっと満遍なく全国の事例が読みたかったなあというのが個人的な感想。
総じて、なんかこの本をもっとトータルでプロデュースしてくれる誰かがいたらよかったのでは…と、もったいなく感じてしまったのだった。
本作りって大変だねえ。
#教員エッセイではない
#Roadtoみんなのがっこう
#仮のプロジェクト名
#コミュニティスペース作り
#ゆるい場をつくる人々
#イメージを絵で表す
#私のチャレンジ2025