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#134 音のせいしつ(3年理科)

2022.9.6.
久しぶりに授業の実践記録を。


3年生の理科で「音のせいしつ」をした時の話。啓林館の教科書では3学期単元だったと思う。

指導要領が変わったからか、それとも一斉休校があったからか、その2年前にもった3年生でこの単元をやった記憶が全くなく、新たな気持ちで教科書・指導書を開くところから始まった。


【困りポイント】

第一次が「色々な楽器で音を鳴らして、音が出ているときの楽器の様子をしらべよう」になっていたこと。

当時、なかなか統制の取れない学級を担任していて、楽器を借りてきて音を鳴らしてみよう…とすると、楽器パーティーが勃発することしか想像できなかった。音を出すこと自体が楽しくなってしまって、楽器の様子を調べるどころではなさそう…。

→仮説サークルで教えてもらった「骨伝導」に挑戦してみることに。これはほとんどの子がやったことのない活動なので、指示通りにやってくれるんじゃないかという期待を込めて…。


以下、授業の流れ↓



【よかったところ】

★骨伝導の実験が楽しかった!
予想通り、これまでやったことのないようなことをしたので、「どうやったら耳の中に音が響くだろう」と、やり方をきちんと聞いたり友達同士で教えあったりして、こちらの意図した実験ができた。

特に、ぶつけて音を鳴らしたスプーンを友達に止めてもらう実験の時は、音が急に止まって「あっ!!!」と驚いている様子がたくさん見られた。

活動自体も楽しかったようで、スプーン以外もやりたい!という声もあって、おたまやら小さめの鍋やらでも実験していた。


【改善点】

★骨伝導も糸電話も、音を「伝える」活動だったかも…
本当は楽器で「震えて音を出す」ことを確認して、糸電話で「振動が伝わって音が伝わる」という流れだったのに、結局骨伝導も伝える側の活動だったので、「震えて音を出す」ことの実践が手薄だったかも…

→骨伝導のまとめの際に音を出すことにまず触れてフォロー。後は、NHK for school様の動画でもおさえてフォロー。




色々と反省はあるけれど、今回は骨伝導の実験に挑戦できたのがとても良い経験だったと思う。何より子供たちが楽しそうだったし、楽器でどんちゃん騒ぎになって自分が怒りっぱなし…という悲しい事態を防げたということで。

元の流れにプラスアルファして取り入れてみるのもおすすめ。
道具も用意しやすいものばかりなので、皆さんも一度やってみては。


#教員エッセイ
#授業実践記録
#音のせいしつ

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