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小さなレディと大きなサイホーン


近所のマクドナルドへ行った。

時刻は10時半になろうとしているところ。
朝マックを食べたかったけれど間に合わなかったので、
お昼のセットを頼んで、カウンター席へ。

スマホをいじったり話したりしつつ、
少ししてからお手洗いへ向かった。

この店舗のお手洗いは地下にあり、
個室は1つのみで、閉まっていました。

空くのを待ちながら、壁にはめこまれた全身鏡に映る自分の姿を眺めるわたし。
以下、心の声。

 あぁ、すっぴんだった。
 まぁいいか。誰も見ちゃいないでしょう。

 いや、こういう時でも綺麗な方々は軽く化粧しているんだぞ。
 ファッション雑誌で読んだでしょ、
 例え最寄りのコンビニでもすっぴんじゃ行かないって。

 そうだった。おいらもちゃんとせねば。
 でもそれってモデルさんの話でしょ?
 おいらはしがないOLですよ。
 作家の外見なんぞ誰も興味なかとね。

 そういう問題じゃない!
 意識!!!


なかなか開かないので、
自分と自分による自分の中での会話がどんどん盛り上がる中、ドアが開きました。

ちらっと見ると、中に居たのは小学校低学年くらいの女の子。
ドアを開けたままもぞもぞ、もぞもぞしており出てきません。

「あの」

顔だけ出して、女の子が話しかけてきました。

「あの、流すところどこかわかりますか」

泣きそうな顔。


個室内の壁には、黒い大きなマルがありました。
これはセンサー?しかし手をかざしてもうんともすんとも言わない。
ふと、視界に入る貼り紙。

【故障中。使用後は洗浄ボタンを押してください】

 あっ、見て。ボタンを押してくださいだって。
 ボタンどれかなぁ。

狭い個室内で洗浄ボタンを探す、女の子と女。

そして蓋の表面奥に【洗浄】と書かれた膨らみを発見。

指をさすと、女の子は膨らみを押しました。
途端にゴゴ―ッという流水音が聞こえます。

「あぁ、よかった。ありがとうございました。」

女の子は手を洗い、去っていきました。

改めて、洗浄ボタンと壁の貼り紙を眺めるわたし。

 センサーで自然と流れるものが流れなかったらそりゃ不安になるよなぁ。
 【洗浄】なんて、あれくらいの歳の子は読めなくない?この貼り紙も。
 ボタンの近くに【←ココだよ★】みたいなシール貼るのはどうだろう。
 そもそもこんな所にあっちゃあ見つけられんよ、このボタン。

流さずに出てきちゃうでもなく、
恥ずかしさを覚え、
きちんと蓋を閉めて声をかけて、
お礼もちゃんと言って。
小さくてもレディでした。


ところで今日マックに行ったのは、
本日11~14時の3時間限定でサイホーンが大量発生するので、
ポケモンGOをやるためでした。

サイホーンとはポケモンです。
サイホーン=進化すると強い。
2回進化して、その最終形態が特に強い。
進化するにはサイホーンのアメがたくさん必要。
アメはサイホーンを捕まえれば手に入るから、
とにかくたくさんGETしないと!!!

ということでその時間を狙ってマックに滞在したわけです。

色違いのサイホーンも居ました。

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ぴかぴかの10円玉みたいな。

「とげとげポケモン」

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次の日に痛くなっちゃうの!?!?
それぜったい我慢してたやつじゃん。
サイホーンは頑張りやさんでした。

いつも本当にありがとう。これからもどうか見てください(*´◒`*)ノ