【備忘録】The W 2021
いよいよM-1決勝という日に、先日のThe Wの感想を書きます。
録画して2回観ました。
審査方法や審査員が話題にあがっていましたが、
The WはR-1同様ネタのカテゴリがなく、審査の定義が気になります。人数の決まりもないゆえその難航具合はR-1以上だと思います。
しかも点数をつけるのではなく、どちらかを選ばないといけない。漫才が続いた後に1人コントが入る時って、どうやって「こちらに入れよう」と決めているのだろう。
普段ネタを作る方が審査する場合「自分だったら思いつかないもの」が出てきた時に、評価するのかな。
例えば演劇だと全体の完成度以外にも「〇〇の演技が良い」「話が好き」「衣装が好み」「歌が良かった」など、評価の着眼点がいくつもあると思うのですが、5分弱のお笑いのネタはやっぱり、笑えたか、笑えなかったか。になるのかな。
好みか否かが先行して、面白いけど笑えなかった。となると、高評価とはならないのだろうか。それはそれで良いと思うけれど、審査のコメント時「好みじゃない」と言ったら炎上してしまいそうですね…。(わたしは「俺は好きだけどね、世間はどうかな」みたいなコメントのほうがむかっとします笑)
審査員の言うことが正解ではないし、好みじゃないというコメントがあっても何も不思議ではないのに、審査員の方々は誰に対してもポジティブな言葉を投げかける。ネタを生む苦労や評価される側の想いなど、様々な経験をされているからこそそういった言葉が出てくるのですよね…誰かに恨まれ、誰かの人生を変えるお仕事。なんて大変なのだろう。
好みで言ったらわたしは茶々さんとヒコロヒーさん、スパイクさん、Aマッソさんが好きです。
特にAマッソさんはずっと前から漫才がだいすきです。時間内に収められない加納さんの語彙をふんだんに使った漫才。宝箱からざくざくキラキラ宝石がこぼれるみたいで最高です。
『イルカも泳ぐわい。』は発売日に購入して読みました。
最終戦、Aマッソさんがネタ順3番目だったら、優勝していただろうなと思ってしまった。最後ゴールドの紙吹雪が舞う中、深くお辞儀をされるおふたりの姿に思わず立ち上がって拍手をしてしまった。圧巻でした。
昨年あの漫才を観たときの興奮は忘れられません。漫才でこういう視覚の観せ方があるなんてと感動しました。「去年あの漫才で落ちたのに何故今年もやったの?」というコメントをネット上で複数見たけれどちょっと的外れな気がしました。スタイルが同じなだけで内容は違うし、プロジェクションマッピングで創れるものは無限にあると思うので。来年も観たい…!そして優勝を…
The W語りのつもりが、Aマッソさんへの愛が走ってしまった。
ところでThe Wはちょうどわたしが放送作家の養成所に通っていた年に第1回が開催されて、
養成所近くの劇場で1回戦が開催されており、授業後に同期の芸人さんと観に行きました。
MCがなんとマヂカルラブリーさんで、その日の出場者には3時のヒロインさんやフワちゃんも居らしてた。「誰がよしもとのPerfumeや!」のつかみに大爆笑した。フワちゃんは舞台上で漫画を読んでいました。
あれから4年。3時のヒロインさんは優勝されて、マヂラブさんもM-1優勝、フワちゃんも大ブレイクしてThe Wには別の形で参加されて、この短期間でこんなに人生が変わる業界なんだなと感じました。
今日はM-1決勝戦。「人生、変えてくれ。」のキャッチフレーズがのしかかります。
最後まで読んでくださりありがとうございます♡