ご無沙汰sex其の二
セカンドバージンを失ってから次に訪れたSEXの機会は、その翌年だった。
私はアラフォーを迎えようという年になっていて、世間では真剣に結婚相手を探す年齢だと思うけれど、私はまだ「結婚」に向けて真剣に動くといった心境にはなっていなくて、とにかく“長く付き合える”相手を見つけたいと思っていた。
その前に短いながらも付き合っていたSのことを思い出しては、切なくなったりして過ごしていたなか、ようやく他に気になる人ができて、でもうまくいかなかったりして、ようやくSのことも思い出さなくなったころに出会ったのが、Gだった。
Gも、「また!?」と思われそうだけれど(友達には散々言われた(笑))、外国人だった。
友達に誘われて行ったパーティーで会った人で、明るい、というかちょっとうるさい感じの人、という印象だった。
その後LINEで繋がりやり取りが始まったが、会おう会おうと言ってはくるものの、突然だったりして誠実さを感じず、また私が忙しかったり、もしくはそもそも気になる人ではなかったということで、やり取りするようになってから会うまでに、しばらく日が経っていた。
そしてようやく初めてのデート、夜ご飯をすることになった。
初めて会った時や、LINEの雰囲気からは、チャラい印象だったGだが、ディナーの時は結構落ち着いていて、仕事を楽しそうにやっていることが分かり、
人間関係も大切にしている話を聞いて、好印象を持つようになった。
けれど彼は私より10歳も年下だったので、長く付き合う人としては年が離れすぎていると思い、マジメに向き合おうとはすぐには思えなかった。
でも、やる気なしで行った割には結構楽しめて、その日はいい気分で帰った記憶がある。
その後もGのチャラい感じは続いていた。何度かまた会おうという連絡は来たものの、相変わらず直前だったり、ずいぶん離れたところに住んでいるくせに、自分の家の近くで会おう、と言ってくるのだ。
でも、あまり恋愛経験がなかった私は、情けないことに、遂に2回目はGが住む町まで30分くらいかけて会いに行った。
海を見て、居酒屋で飲んで、楽しい時間を過ごした。家に来る?と言われ、私は「何もしないよ!」と断って家に行くことにした。
この時点で、Gのことは結構気に入っていたけれど、付き合ってみたいかとかはまだ迷っていたから、私の中でやるという気持ちはなくて、何となくGがやりたそうだったのも感じたけれど、私の気持ちは変わらず、この日は終電前にきちんと帰った。
その後もGとのLINEは続いていて、だんだんとGにまた会いたいという私の気持ちは高まっていった。
悔しいことに、Gが一生懸命私に会おうとする態度は相変わらず感じられず、けれど私の会いたい気持ちはかなり高くなってしまったので、遂に私は彼の誘いに乗って家にまた遊びに行くことにした。
その日は平日で夜は飲み会だったため、Gの家に着いたのは22時過ぎくらいだった。
そしてグダグダと過ごし、シャワーも浴びて、寝る時間が来た。
私はやってもいいと思っていたが、一旦、寝るという体になった。
電気を消して、多分私が半分冗談でオヤスミーと言って。そこで確かようやくGが私に絡んできた。
キスから始まって。でも、キスはイマイチだった。ディープキスが全然情熱的じゃなくて、なんというか全体に軽い感じ。鳥につつかれるような感じ(笑)。
一通り愛撫もされて、でも、多分上手じゃなかったせいか、あまり濡れていなかったと思う。
私は、デリケート部分を触られる前には、かなり丁寧にゼンギをしてもらいたい方だ。けれどGはあまりにもすぐにソコを触ろうとした。濡れていなかった。
私もあんまりセックスが得意ではないことを伝えて、濡れがイマイチなことの言い訳みたいにした。
改めてゼンギをしてくれて、ようやく濡れてきた。
そしてGが挿れたいと言ってきたので、OKを出した。
Gのモノはそこまで大きくなかったのか、はたまたそんなに時間もかからずイってくれたので、私はそんなに痛い思いをしないで済んだ。
致した後、Gは細い腕で一応腕枕をしてくれた。
Gは、自分のモノはアメリカのゴムを使っているから大きい方だと思うとか言ってて、自分はデキるんだ!ってことを主張しようとしていたと思うけど、まだ経験が少ない男の子だったんだろうな、と今は思う。
そして私たちは眠りについた。(いや、私はほぼ眠れなかったが。。)
朝、求められることはなかった。そして私は家路についた。
その後も私はまたGと会いたいと思っていて、LINEのやり取りも続いていて、また2週間後くらいだったか、再び(汗)Gの家に行くことになった。この日は生理で、私はGの気持ちを試す意味も含めて、事前に生理であることは伝えておいた。つまり、それで「来ないで」なんてことになったら、それまで、とも考えていた。結果そういう風には言われなかったので、少しホッとしつつ家に向かった。
私の気持ちだけが大きくなっているとは思われたくなくて、せめて私に尽くす態度も見せてほしいという思いもあって、私は晩御飯を作って、とお願いした。
Gは料理をしてくれ、それで私は結構満足した。
その日は2人で映画を見ることになった。「トトロ」を見た。
ベッドに寝っ転がって見て、途中Gが後ろから私を抱きしめながら見たりしたのは、嬉しかった。
さらに胸に手がまわってきたりして、それは「だめー」といって断ったが。
そしてその日は予定通りコトはいたさず朝を迎え、Gとバイバイをした。
ハグで別れ、LINEで「会えてよかった」と書いてあったから、
それがGと会う最後になるとは、その時は全く思っていなかった。
というのも、私はまた会うつもりで、LINEのやり取りを続けていたのだけど、
何となく彼からの連絡頻度が減ってきて、最後には、転勤することになったし、もう会えない、とLINEが来たのだ。
だいぶ好きになっていたから、突然すぎて信じられず、わんわん泣いたけれど、受け入れるしかなかった。
半年後位に、FBで、Gが彼の国に遊びに来た日本人の女の子と一緒に写っているのを見て、
私のことは軽い気持ちだったんだな、って思った。
ああ、悲しい思い出だ。まぁ今は何とも思わないけど!!
彼とのsexは幸い痛くなかった。小さかったからか?早かったからか?
1回しか機会がなかったので、今となっては謎のままだ。
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