自由設計研究室 設計者のご紹介
自由設計研究室#1で自由設計は以下の5つのステップを経て完成するとお伝えしました。
STEP1 間取りタイプを選ぶ
STEP2 間取りを創る
STEP3 設備仕様を決める
STEP4 仕上げを決める
STEP5 見積内容を決める
これから5回にわたって、それぞれのステップの詳しい内容をコプラス設計者にインタビューする形でお伝えしていこうと思います。まずは、この記事のパートナーであるコプラス設計担当の永久さん・林さんをインタビュー形式でご紹介いたします。
↑ まだ、出だしなので緊張した面持ちのおふたりと変顔なワタクシ。
インタビューは新型コロナウイルス感染拡大防止策として、ビデオ会議で実施しました。会社から参加してくださったお二人にはマスクも着用して頂いて。
今回のプロジェクトでは一級建築士事務所のコプラスさんとK.U.T.都市建築研究室と2社の建築士事務所が関わっていますよね。それぞれの役割を教えてください。
永久:建築設計においては基本設計をメインで担当したのがK.U.T.、実施設計をメインで担当したのがコプラスという役割です。基本設計では、敷地に対する建物の配置や外観など建物の骨格やコンセプトを決めます。実施設計は確認申請や工事におけるつくり方・精算見積りに向けた詳細設計を指します。お客様との関わりですと基本的に窓口となって一緒に家づくりをしていくのがK.U.T.。コプラスは設計コーディネートという立場で全体がうまく流れていくように打ち合わせの状況を確認したり、たまに打ち合わせに参加したりして見守ります。
中平:以前、永久さんとのおしゃべりの中でお客様とパパ友のような関係にという話を聞きましたがどういうシチュエーションだったのですか?
永久:事務所で住戸設計の打ち合わせされるときなどにご家族が打ち合わせしている間、お子様の相手をしていたりなんかすると自然と。そうして、マンションが完成して入居したあと、うちでご飯食べていってよって誘って頂いたりして。住みこなされている中でどんどん家がよくなっていく様子を見せて頂いたりすると、とても嬉しくなりますね。
そんな設計コーディネート担当のお二人のもう少しパーソナルな部分について聞いていきたいと思います。
―まず職歴を教えてください
永久:大学院を卒業して、アトリエ系の設計事務所に就職しました。そこで、再生建築を中心とした建築設計や現場監理の業務を経験し、その後、コプラスに入社して約9年になります。その間、分譲マンションも含めて、メインは自由設計のコーポラティブハウス設計担当として集合住宅の設計7物件に関わっています。
林 :私は、大学院を卒業して、リノベーションの会社に就職しました。そこでは営業から設計、施工管理まで一貫で担当して経験したのですが、より設計について深めたいと思ってコプラスに転職しました。前職は自然素材にこだわったリノベーションを得意としていて素材の心地よさについても発見がありました。コプラスに入社してからホテルの設計を2棟担当し、マンション事業に携わるのは、この物件がはじめてになります。
―仕事をする上で大切にしていること
永久:自由設計に関することで言いますと阿佐ヶ谷ハウスの公式ホームページに掲載されている記事のインタビューでもお話させて頂いたのですが、やはり「フィット感」ですね。それぞれのライフスタイルや家族形態、暮らし方に極力フィットできるように、自由設計を通じて多様なライフスタイルのニーズに応えることができたら良いなと常に思っています。具体的な例ではお客様のタイプによってですが、自由設計の打ち合わせをはじめる最初にご自宅へお伺いしたりもします。現在の暮らしの様子や持っていく家具について実際の目で見させてもらうと、より実際に住まう方へフィットした提案がしやすくなります。
林 :今回マンション事業・自由設計に携わるのははじめてになるので自由設計に関してということはありませんが、全体設計の担当は図面を描くことだけでなく、設備・構造設計者と連携を取ったり、模型の制作を依頼したり、広告物の製作でパースの指示を出したりと、多くの人と関わって仕事をしますので、しっかり伝わるように話をすること、そして自分が楽しむことで人を巻き込んでいくことを大切にしています。
―自由設計を楽しむ秘訣を教えてください
永久:お客様のスタンスによって設計者は関わり方を調整します。叶えたいイメージが具体的な人とそれほどでもない人(それほどでもないという人の方が実は多かったりしますが)そういう人に対しては設計者が先導して提案の分量が増える感じで関わっていきます。
林 :形にすることは設計者に任せて、雑誌の切り抜きなどで好きなイメージを集めてみると良いと思います。具体的な写真などがあると設計者にも伝わりやすいです。
―林さんは団地リノベの経験者、自由設計の先輩です!
林 :3DKの築50年の団地を1LDKにリノベーションしました。もともといい感じに経年変化した無垢材の柱なんかが残っていて、せっかくなのでそれを活かしながら、アレンジしました。広さは約65㎡なので一般的には2LDKの間取りが多いと思いますが、6畳の和室を1室だけそのままにして、あとは広々と使って生活しています。風通しもよくとても心地良いです。間取りを自由に作れるリノベーションならではですよね。
中平:なんだか、うらやましいです!林さんの団地リノベでの暮らしのご様子はInstagramでも紹介されています。こちらでのご案内OKもらいましたのご紹介します!→ 林かん子 @kanko.884 楽しさが伝わってきます!
林 :友人の建築家にお願いしたんです。色々と想いを伝えて、そしたら想像していなかった提案などあって楽しかったです。
中平:プロでもそうなのですね。やはり家をつくっていく上で設計者の存在は大きい。阿佐ヶ谷ハウスでメインとなってお客様と一緒に家づくりをしていっていただく、K.U.T.の丹野さんやスタッフさんにもお話を伺ってみたい!
―読んでくださっている方へ一言お願いします!
永久:このnoteは阿佐ヶ谷ハウスの購入を検討しているひともそうでないひとも読んでくださっていると思いますが、もしご縁がありましたら一緒に家づくりを楽しんでいきましょう!
林 : どんな方に住んでいただいて、どんな暮らしが集まって阿佐ヶ谷ハウスになるのか、私たちもとても楽しみにしています。
―最後に、
マスクの顔ばかりでしたので、ソーシャルディスタンスを保って少し笑顔を見せてください!
これから、こんな素敵なお二人に交互で登場して頂き、自由設計の5つのステップにインタビュー形式でご説明していきます。どうぞ、よろしくお願いします!
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W:関電不動産開発 中平
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