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現在SieMatic(ジーマティック)のドイツの工場で製作中のスペシャルなミニキッチン!そのディティールについて

SieMatic ㈱エスエムダブリュ・ジャパン 助川氏/LAPIN ART OFFICE 坂本氏

動画の内容を以下にて文章にしておりますので併せてご覧ください。

前編はこちら


はじめに

坂本:皆さまこんにちは。本日は南青山にあるキッチンブランドジーマティックに来ています。前編ではジーマティックのブランドについてお話を伺いました。後編では「わたしの部屋」のために作っていただいているスペシャルミニキッチンディティールについてお話を伺います。それでは、ジーマティックの助川さんです。よろしくお願します。

助川:ジーマティックの助川です。よろしくお願いします。

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両手を広げた位のコンパクト感 

助川:では早速仕様についてご説明します。
今回ご提案のキッチンは120センチとコンパクトです。女性が両手を伸ばしたくらいのサイズ感ですね。奥行き65センチアイランドキッチンです。

坂本:リビングダイニングに置く小振りなキッチンですね。

わたしの部屋_ill3キッチン1_fin


助川
:今回のキッチンはシンクだけがあるタイプで加熱機器は置かずお茶などを淹れる用途に使われるということで、シンクとカウンターで構成したシンプルなデザインです。高さはこちらのカウンターよりも10センチ低い90センチです。

坂本:僕は背が高いのでこちらの1メートルの高さのカウンターでもちょうどいいですが、女性や様々な身長の方が使うことを想定すると90センチの高さがちょうどいいですね。

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高級感と機能性を兼ね備えたシーザーストーンの天板

助川:次に素材についてです。まず、カウンターシーザーストーンです。

坂本:天板ですね。少しアップめに、こういう、天板です。ちょっと光沢がある。シーザーストーンとは素材の名前ですか?

助川:メーカーの名前です。ブランド名でもあります。このカウンターの品名はSHIITAKEといいます。

坂本:シイタケぽいからSHIITAKEなのでしょうか?

助川:色が近いからでしょうか・・?ナチュラルなベージュカラーのカウンターです。

坂本:素材としては・・?

助川クオーツストーンという、水晶と樹脂が練り込まれている人造石です。

坂本:水晶が練り込まれているので水か染み込みにくい?

助川:そうですね。天然石と比べて水が染み込みにくいのでお手入れが簡単な素材です。

坂本:これがこちらのキッチンの天板になる部分ですね。今回カウンターの厚みが結構厚く見えるデザインですよね

助川:はい、厚みが15センチになのでこちらのカウンターより1センチ厚い、重厚感のあるカウンターです。

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塗装調メラミンの扉

助川:続きまして、の素材です。マット調の質感でカウンターの色と合ったベージュで落ち着きのある色です。

坂本:ベージュとグレーの中間位の色でしょうか?

助川:そうですね。カラーの名前はアゲイトグレーといい、グレーですがベージュが入っていてやわらかい色合いです。マットで塗装のような質感ですが、メラミンの素材なので非常に強度があります。

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※ジーマティックオリジナルの「塗装調メラミン」はマットでも指紋が付きにくく、またジョイントや継ぎ目が全く出ず、そこはかとないエレガンスを醸し出します。

スリムなグースネック水栓

助川:あとは機器類についてです。サンプルは無いのですが、水栓グースネックのタイプです。

坂本:今回は細いタイプですよね?

助川:コンパクトで洗練されたキッチンということで、なるべくシンプルなものをチョイスしました。

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おわりに

坂本:あと、扉の中身などは出来上がってからのお楽しみということで写真や動画などでご紹介させていただくことに致します。「わたしの部屋」のミニキッチンを計画するにあたって何度かジーマティックへ打ち合わせに来させていただいていて、最終的にこういう色味でこういう素材でと決めていったのですが、阿佐ヶ谷ハウスの「わたしの部屋」は割と白を基調としていて床にはカーペットを敷く予定になっていてあたたかみがあると思います。それでいてミニマルな感じですごくシンプルな部屋になりつつあります。その中で今回ジーマティックに頼んでいるスペシャルなミニキッチンは唯一見せる場になります。リビングから見て、朝このくらいのサイズ感のところでコーヒーを淹れたり、食事の後にお抹茶を点てたりとかお煎茶を淹れたり、そういった所作だったり使う道具だったりが綺麗に見えるようなキッチンにしたくて、かつ高級感を出したくて天板が厚く見えるデザインにしました。あまり無いですよね?

助川:はい、あまり無いです。このように厚みのあるデザインのものは私もあまり見たことが無いので、出来上がりが楽しみです。

坂本:楽しみですよね。この天板にスリムなグースネックの水栓が設置されるのですごくカッコいい感じに仕上がってくるのではと思います。色についても、こういったグレーベージュ色は家具を置いた時にウッド調の色彩合いますし、個人的にもすごく好きな色でもあります。とってもいいバランスでコーディネートできたかなと思っています。

助川:今回お話をいただいたときにナチュラルで洗練された空間にぴったりだなと感じました。また、おもてなしをされる場所ということで、上質な空間のお手伝いができて私達も嬉しく思っています。

坂本:ということで、出来上がりがとっても楽しみなジーマティックさん製作のスペシャルなミニキッチンについて、助川さんにお話を聞きました。今日はありがとうございました。

助川:ありがとうございました。

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おわり

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NTERVIEWER/LAPIN ART 坂本 大
現代のうつわと古美術骨董を取り扱うLAPIN ART OFFICE ディレクター。本プロジェクトを通して、自分の大切な物との向き合い方を、自らが描く理想の暮らし方とギャラリストとしての知見を掛け合わせながら提案する。
⬛︎ LAPIN ART ウェブサイト

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