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梅棒10th anniversary『OFF THE WALL』

梅棒10th anniversary『OFF THE WALL』
@こくみん共済 coop ホール(全労済ホール)/スペース・ゼロ

作・総合演出 伊藤今人
振付・監修 梅棒

2020年2月12日(水)19:00開演

アキデさん大好き梅棒の公演です。

 『超ピカイチ!』、『ウチの親父が最強』と2作続けて見に行ってどっちもめちゃくちゃ笑わされつつも、ボロボロ泣いしまって感情迷子になるくらい最高のエンターテイメントで大好きで。そりゃ見に行きますよね。
 10作目のアニバーサリー。梅棒の人オンリー公演なのも、新作公演も初めて。


『ウチの親父が最強』感想
https://note.com/living_room17/n/n0bb16b723d4e
『超ピカイチ!』感想
https://note.com/living_room17/n/n4cc879f1d583


そう長く見てるわけじゃないけど、梅棒という団体が大好きすぎてM3でメンバーの皆さんが制服をバシッとキメて群舞するだけで泣けちゃうんだよな......なんでかな............大好きすぎると今日もまたステージに立ってくれているという事実だけで最高になっちゃうし、その姿がかっこよすぎて理性を失う。わたし、愛するロックバンドのライブに行くときも入場SEとM1でボロ泣きする人なのでお察しですね。でも、梅棒作品は梅棒スタイルが確立されてて唯一無二のパフォーマンスを見せてくれるし、作り手の信念も随所に感じられるし、会場全体で盛り上がりを作っていくようなライブ感満載なのであながち遠くもない気もする。毎回みにいきたくなっちゃう中毒性がある。

今日も貴方達の存在にセンキュー。愛してる。

今まで見た作品でも、長い時間かけて争ってきた生徒会長の座を結局ジャンケンで決めたり、突然家に隕石降ってきたり、ぶっとび展開満載だったけど、緑のタコ足なテンプレート宇宙人登場、しかもダンス公演にあるまじき異常にアクトを制限されたルックスで、しかも途中でスター◯ーズネタが出てきてフォースならぬソースとかいうもんだからオイオイ待てよと、アホか最高かと爆笑だった。許されるなら白いモビルスーツを着た奴らが出てきた瞬間に「待て待て待て待てバカバカバカ!!!!(cv和田雅成←限られた人にしか伝わらないテンション)」と叫んでた危ない。

そもそもの◯太、ス◯夫、ジャ◯アンみたいなキャラクターいっぱいなのもな、アウトアウト笑笑。全てのネタが死ぬほどくだらないのに思わず笑っちゃうのなんでかな。梅棒マジック。舞台上から放たれるハッピーオーラに当てられてしまうんだよな〜〜〜〜

人間誰しもごっこ遊びって通ってきた道だと思うし、ぶんぶん棒切れ振り回してる時だけは最強の剣士だったよねあの頃は。くるくる回るだけで将来はバレリーナとか思ってたし。嘘じゃなく本当に。でもわたしは恥ずかしがり屋だったから口に出せなかったし、口に出しても大人たちは超現実的だから傷ついちゃうよね.....

この物語の少年たちも身の回りのものと想像力をもってして勇者や魔法使いに扮してたわけだけど、宇宙人パワーでホンモノの力を得て戦うのめちゃくちゃ、めちゃくちゃ夢があるよ.............最高にキラキラしててひたすらに眩しかった

いいなあ

でも今わたしも大学で演劇やってるわけで、そこではみんなしてファンタジー作り上げても誰も笑わない。大真面目にごっこ遊び進化系みたいなのをやってて。演劇の根底にもこういうごっこ遊びから始まった想像力、ってとこは少なからずあるだろうし。

なんて思ったりして。そう思うとこの作品も劇団の話にも見えてくるな、

これは観劇後のたわごと。

個人的には過ぎ去ってしまった時代のノスタルジーをもう少し感じたかったなと思ったりもする。少年たちの現在のパートの物語が薄かったのが口惜しい。続きを期待してしまった。

作品を重ねるごとに推しメンバーがどんどん増えていっていくのだけど、

見るたびに、

野田裕貴さんのくるくる変わる表情と身体からほとばしるような感情表現が好きになってしまうし、

楢木和也さんの身のこなしの美しさは思わず目で追ってしまう(のに...あられもないネタキャラで出てきてすげえポテンシャル発揮できてるけど、いや、そこかい!流石のオイシイ使い方!と唸った)、

梅澤裕介さんの思わずふふふっと笑わされてしまう愛嬌も大好き。

今後のスケジュールも出されていたし、また次が楽しみだ。

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