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久海菜々美と父親のドライブのシーンについて

続劇場版「Wake Up, Girls! Beyond the Bottom」にて、2年連続でアイドルの祭典東北予選を突破したWake Up, Girls!(WUG)だったが、その中で久海菜々美(ななみん)はこのままWUGとして活動を続けるか、WUGをやめ、もともと自分の夢だった光塚歌劇団の音楽学校に入るか迷う。
駅で母親が迎えに来るのを待っていたななみんだったが、迎えに来たのは父親だった。父はその車中で娘の人生の目標について問いただすのだった。

久海邸の立地

このシーンを考える前に、ななみんのお宅の立地を考える必要がある。ななみんは山形県山形市出身の設定になっている。劇場版『Wake Up, Girls! 七人のアイドル』のオーディション結果が届くシーンで封筒の住所をよく見てみると、「山形県山形市旅篭町2丁目3−25」となっていた。この住所は山形市役所の住所である。

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山形市の目抜き通りに面した立地とは、さすが建設会社社長邸といったところか。(目抜き通りと言ってもドーナツ化で人通りはまばらだが・・・)
テレビ版の1話で光塚歌劇団のレビューを見ているななみんに、松田マネージャーから電話がかかってくるシーンを見ると、久海邸の周囲の景色はかなりのどかな感じがするが、そこは創作上の都合か。

それにしても正月そうそう松田マネージャーに電話で呼ばれ、1時間以上かけて仙台市内のグリーンリーブス事務所に行くななみんはいい子だなと思った。正月休みということでご家族から乗せてきてもらったのかも知れないが。

ななみんパパのお迎え

続劇場版『Wake Up, Girls! Beyond the Bottom』でななみんパパが山形駅まで迎えに来るシーンにて、ななみんが座って待っているベンチは山形駅西口の一般車乗降場近くのベンチである。山形市役所に行く場合、東口の方が近いが、東口の一般車乗降場は狭く、東部の住民でも西口を使うことがある。それに東口には近くにベンチが無いなど、ロケーションの問題もあり西口になったのだろうか。

西口から山形市役所へは、車で10分もかからない。ルートとしては山形市のささやかな市街をずっと通ることになる。

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しかし、ななみんパパが将来についての話しをするシーンの車窓の風景は山と田んぼしか見えない。見た感じ山形市の北東部から天童市の辺りを走っているような感じがする。ななみんパパは話しをする時間を取るために遠回りしたのだと思う。自分が迎えに来た理由を「お母さんが来れないから」と言っていたが、これは娘と話すための口実だったのだろう。

光塚歌劇団に入る事が夢だったのではないかと父に問われ、ななみんはWUGをやめ、光塚の音楽学校を受験することに一度は決める。しかし最終的にはWUGの活動を続ける事を選ぶ。そしてふたたび7人でI-1アリーナに立ち、WUGはアイドルの祭典で優勝するのだった。

追記:制服と通っている学校

ななみんが着ている制服から学校を特定している人がいたので追記する。
このつぶやきを発見するまで日大付属中学があったことをすっかり忘れていた。この画像は在りし日の日本大学山形中学校の制服らしい。

ななみんは2015年3月に中学を卒業しているが、日大山形中学は2014年3月に廃止されている。現実をアニメの世界に当てはめると幻の2015年卒業生と言える。

ななみんは中学卒業後の進路を考えてみる。エスカレーターで日大山形高校に進むか、市内の女子校ということで山形北高と西高に通うか。家から近いのは北高だが、社長令嬢ということを考えると西高だろうか。(地方では公立校の方が偏差値が高い)

2017年、ななみんが高校3年生の時に仙台市内のタチアガレ荘で、WUG7人での共同生活が始まる。さすがに3年時に編入することはないだろうから2時間かけて山形市内の学校まで通うのだろうか。

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