
電気通信主任技術者(伝送交換)とか ~3科目受験、一発合格への道(前編)~
令和6年度第2回(2025年1月26日)の電気通信主任技術者試験を受験。ネット上に情報が少なかったものの、めでたく3科目受験で一発合格することができました。
次回は令和7年第1回(試験日 2025年7月13日、受付 4月1日~4月23日)、受けたいけどネットに情報がなくて…という方に届けば幸いです。
~この記事は、こんな方にオススメ!🎯~
✅合格方法などを調べても古い情報ばかり・・・新しい情報を知りたい!
✅過去問からどれくらい出題されるの?どうやって勉強したらいいの?
✅できれば楽して合格したいんだけど・・・効率的な勉強法は?
🔍「電気通信主任技術者試験」って、なに?
電気通信主任技術者は、電気通信設備の監督・保守を行うための国家資格。試験は「伝送交換」と「線路」の2つの分野に分かれ、伝送交換 は通信ネットワークや交換機、データ通信に関する知識が問われます。受験にあたって資格制限はないので誰でも受けることが出来る試験です。試験は「伝送交換」「電気通信システム」「法規」という3つの科目に合格する必要があります(令和6年度時点)。
📊試験の難易度と合格率は?
🧱難易度は中くらい?
難易度で検索してみると「電気通信分野の国家資格の中では1、2を争う難易度の高さ」とも言われているようです。ただ、①全問マークシート(記述なし) ②一定数過去問がそのまま流用される ③試験時間はだいぶ余裕がある という点を踏まえると、他分野も含めた難関資格に比べてそこまでは難しくないと言えるのではないでしょうか。ITインフラ関連のお仕事をされている方であれば知っている内容も多いと感じるはずです。
🚥合格率は割と低い
合格率は例年 20~30%前後 で推移しているようです。私が受験した 令和6年度第2回試験(1月)の伝送交換は 34.6% と例年に比べ高めでした。ただし、3科目合格率は15.0% と一気に低くなります。
合格基準は60%以上の得点が取れていること。伝送交換は150点満点→90点以上、電気通信システムと法規は100点満点→60点以上で合格となります。
~令和6年度第2回のケース~
<科目> <合格基準> <配点>
伝送交換 150点満点→90点以上で合格 各2~4点×60問
電気通信システム 100点満点→60点以上で合格 各5点 ×20問
法規 100点満点→60点以上で合格 各2~4点×29問
「3科目は多いし無理!」と思われる方もいらっしゃるかもしれませんが、安心してください。「科目合格」という制度があるので複数回受験して3つ科目合格を取得により資格を取得することができます。また、卒業した大学の学部や業務経験によって電気通信システムを科目免除とすることが出来るので、合格の確率を高めるためにも科目免除を活用しない手はないですね。ただし、私と同様文系出身者の方は諦めて3科目受験を目指しましょう。笑

📝受験のキッカケと試験準備
私の受験のキッカケは月並みですが 会社からの指示(役職者は取得必須)でした。内容により古い部分もあり、正直なところ「この資格、本当に必要?」という思いもありましたし、理系出身でもなく科目免除もなくフル3科目受験だったこともあり乗り気のなさ200%でした・・・。ただ、受けずに文句言ってるのも格好悪いなと思い、公示が出たタイミングでブーブー言いながら(結局文句は言う)申込みました。
申込みのタイミングではまだ勉強に着手されていない方も多いと思いますが、3科目でも3か月あれば十分合格ラインにもっていくことは可能です。合否そのものは自身の努力と運不運もあるのでお約束はできませんが、何とかなった勉強法を以下で紹介させて頂きます。
💻試験の申込み
試験の申込みは毎回 3ヶ月+数週間前 から受付が始まります。進め方は、トップページから「受験案内」をクリックして「定期試験」を選択。マイページ(最初は新規登録)から申し込みから顔写真の登録までできます。「やっぱり今時はオンラインだよねー」と思わせておいて、支払い方法は「ペイジー、コンビニ払い、バウチャー(団体のみ)」・・・なんか中途半端です。
🗝️アイテムその1 勉強スタートはテキスト📚選びから
実は困ったのがこのテキスト選び。あまりメジャーではないせいか本屋に行ってもほとんど置いていません。あっても1冊か2冊くらいでしょうか。どれを買ったらいいかも分からず一週間くらいネットとAmazonを徘徊 し続け、「これ1冊で最短合格 電気通信主任技術者 要点解説テキスト&問題集 [伝送交換主任技術者編]」を購入しました。終わってみて「このテキストで良かった」と思っています。
(Amazonのアソシエイトとして遊人は適格販売により収入を得ています)
とはいえ、このテキスト索引抜きで778ページとなかなかのボリューム。当然持ち歩きはできない(したくない)ので、勉強時間は週末になります。

🗝️アイテムその2 通勤時にスマホ🤳でアウトプット
試験という性質上、ある程度インプットを行ったらアウトプット機会を増やすことが重要ですよ。とはいえ、分厚いテキストを持ち歩くのもツライし、それなりに基礎知識や問題傾向をつかんだあとは、スマホで過去問を解きたいですよね。そんな時にオススメなのが電気通信主任技術者 過去問解説.comさんのサイトです。
おそらく、この試験を受験した方は誰もが一度はアクセスしたことのあるサイトではないでしょうか。過去10年分以上にわたって年度・回・分野ごとに実際の問題が確認できスマホから回答→採点ができる!有料ユーザーになれば解答と解説が確認できたりします(無料ユーザーも最初の数問分は詳細の解説まで参照することができます)。勝手な推察ですが過去の合格者の輩出に大きな貢献をされたサイトだと思います。
🗝️アイテムその3 実際の過去問📝で感触をつかむ!
どの試験でも共通して言えることかもしれませんが、実際の試験と同じ環境に慣れておくことは、試験当日に本来のパフォーマンスを発揮するうえでとーーーーーーっても大事です(あくまでも個人的な意見)。
電気通信主任技術者試験は ①紙印刷された問題用紙に ③明朝体(フォント)の設問が用意され ②各問ごとにア~コまで欄のあるマークシートに回答する そんな試験です。前述のスマホでの問題確認や回答に慣れていると、本番との文字のフォントや問題文の見え方が大きく異なり、スマホでは回答できていることが紙印刷の問題ではなぜか解けなくなる、ということが往々にしてあります。試験問題は電気通信主任技術者試験を実施している電気通信国家試験センターのサイトからでも、前述の電気通信主任技術者 過去問解説.comさんのサイトからでも参照できますので是非活用しましょう。
(以下は 電気通信国家試験センター 試験問題・正答のページ)
📢 次回の予告とお願い
ちょっと疲れてきたので、この続きは後編にて紹介します。
気になる方は「フォロー&スキ」をお願いします!
📌 次回・後編の紹介内容(仮)
✅ 実際にやってみた勉強方法とは
✅ 試験3週間前に気づいた落とし穴と立て直し
✅ 試験当日の感想と結果
🙏 お願い事項
👉掲載内容から生じた損害の責任は負いかねます。ご承知おき下さい。
👉掲載内容に関する物品その他ご購入は自己責任にてお願いします。
👉掲載内容は必ずしも正確性を担保するものではありません。