【キャリア理論】 人生におけるニュートラルゾーンの必要性
深い、深い、とっても深い・・・・。
人生って、失恋、結婚、転職、死別、昇進、
引越しなどなど、転機（トランジション）の連続。
その転機をうまく乗り越えるために
必要な３つの要素を示した理論のお話です。
🔹転機のサイクル３要素
ウィリアム・ブリッジスは
『転機（トランジション）の始まりは
何かが始まるときではなく、何かが終わるとき』
と提唱しています。
そして、『終わり』と『始まり』の間の期間を
『ニュートラルゾーン』として、この期間こそが
新たな『始まり』を迎えるために重要だという。
◾️第一段階：終焉（しゅうえん、終わり）
◾️第二段階：ニュートラルゾーン（中立圏）
◾️第三段階：開始
🔹終焉（しゅうえん）とは
まず第一段階の終焉では、言葉の通り
何かが終わるとき、喪失するときです。
◾️慣れ親しんだ場所や社会的秩序から離れる
◾️アイデンティティの喪失
◾️目的や目標を見失う
◾️混乱、空虚感などの心理的苦痛が伴う
物理的・精神的な喪失感がある時期。
「私って何のために〇〇をしてるんだろう」
って感じることがあれば、それは
物事の終わりを意味しているかもしれません。
🔹ニュートラルゾーン（中立圏）とは
次のニュートラルゾーンは、
終わりを受け止め、自分と向き合う時期です。
◾️喪失感や空虚感を受け止める時期
◾️自分と向き合うことが大切
◾️「何者でもない自分」を過ごす時期
◾️まるで「生きる意味」を見失ってしまったかの
ような、深刻な想いに襲われる
先が見えずに精神的にとても苦しいですが、
この時期は虚しさの中にどっぷり浸かり、
自分が今このような状況に陥っている意味を
しっかりと腑に落とすことが、
『 本当の自分 』
に生まれ変わるためには必要なのです。
🔹開始とは
苦しさを味わって自分と向き合った後、
やっと次のステージの始まりの時期です。
◾️整理をして次に進む時期
◾️計画的、偶発的に関わらず、新たに何かが始まる
◾️焦らずに進めていくことが大切
ニュートラルゾーンでしっかりと
「自分探し」ができていれば、
新たな始まりを迎える準備はもう整っています。
🔹人生に悩んだら、３つのサイクルを描いてみる
この理論を見て、ニュートラルゾーンの
『 苦しい感情を受け止め、自分と向き合う 』
ことが重要だと、改めて理解しました。
感情を置き去りにして、
とにかく行動していた時期もあったな・・・
行動し続けることは大事だけど、
なかなか前に進めないときってありますよね。
そんなときはこの３つのサイクルに
自分を当てはめてみて、
ニュートラルな時期も大事にしたいですね☺️
おわり。