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資本主義の世界で哲学を叫ぶ『これからのお金の教科書』田端信太郎さん #朝渋読書

水曜の朝は、いつもの #朝渋 アカデミーの特別講義です。

金言がたくさんあって、朝から熱く語ってくださった田端さん。
本を持って登場。常に笑顔で、とてもいいひとでした。経済学部を卒業していらっしゃる。「資本主義とは?」で始まるお話にくぎ付けでした。

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資本主義の世界で哲学を叫ぶ

現金、資本、資産の違いを知る
 例)寝たきりの金持ちは資産家であっても資本家ではない
増やそうと意思をもって使われる瞬間に資産が資本になる
 例)ヒカキンさん:飲みに行く=浪費、機材を買う=投資
資本とはマルクス経済学においては自己増殖する価値の運動体無形の資本を活用せよ。経験や知識で価値を生み出す。
 例)スタンフォード大学で「10ドルを24時間で増やす」講座:
   「スタンフォード大の学生がコンサルします」が最高額。
   元本の10ドルは関係ない。
 例)タクシーの運転手:花金の銀座でタクシーをつかまえる
   穴場スポット10選をnoteに書いて売る。
学歴や職歴も資本。だから経歴詐称は粉飾決算と同じ罪がある。
お金で買えない価値:合コンや忘年会の会費の傾斜配分を事例に
お金で時間を買うという考え方:家電やタクシーを使う意味
人生の目的とお金の美学を考えるとお金の話は哲学になる

公開お金相談会コーナー!

Q:貯金という言葉は嫌いとおっしゃっていたが不安に思います。
A:死ぬこと老いることへの不安なら、それを因数分解してみよう。
保険よりもインデックス投信を勧めます。
30代と80代の”1万円”の価値。高3の受験前に勉強に使う”時間”の価値。
若い時の体力、時間、気持ちは取り返すことができない。

若者よ、大志をいだけ!中高年からの叫び。どうか届いてくれ。

Q:独身女性が高所得だと敬遠される件どう思いますか。
A:男でも女でもパートナーに向かって「稼ぐ自慢」は本当によくない。心の中で思ったとしても、絶対に言っちゃだめ。男性側はその感覚が内面化されているからあまり言わないけれど、女性側はぽろっと言っちゃったりするみたい。気をつけよう。

私も、ウエビナーの参加者からパネリストに昇格して、顔出し声出しで質問させてもらいました。ワクワク^^

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今日から早速できること

田端さんからの力強い一言です。

本を読んで気になったところピックアップ

はじめに.一般論は生身の人間を幸せにしない
おわりに.いろんなものが入る「豊かで大きな器」を持っている
視点23.稼げる人は「自己紹介」がうまい
視点32.経済学より「会計」をまず学べ
資産=負債+純資産(BS:バランスシート)が重要
利益=売上-費用(PL:損益計算書)
視点59.就職先を選ぶとき エアポートテスト
フライトがキャンセルされて24時間を空港で一緒に過ごすことになった時、OKかNGか。一緒に仕事がやりたいと思えるかどうか。
視点60.前職を悪く言う人=運が悪そう
視点65.「運」だと思えるくらいの謙虚さも隠し持て

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筆者:安達 裕哉さん
そもそも社会人は「お金を払って勉強」ではなく「お金をもらって勉強」をするほうが良いでしょう。なので、勉強やセミナーに参加するより、副業や商売をするのはどうでしょうか。(略)
要するに「自己投資」は、多くのケースで本質的には投資ではない、と思ったほうが良いでしょう。むしろリフレッシュのための「浪費」と割り切って行うほうが、抑制が効く分だけ、まだ良いと思います。
だからこそ「浪費」は、貯蓄を行ったあと、余ったお金で計画的に行うべきです。甘言にのせられて、万が一のときのお金がないのは、本末転倒です。
20代であっても、手元には「3ヵ月分の生活費」は残しておきましょう。
本当に、安心感が違いますから。

(完)

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