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オーストラリアで都会と田舎、両方暮らした私が感じた違い

こんにちは。

早いもので、オーストラリアに来て半年が経ちました。
ブリスベンで6週間過ごし、ヌーサに来てから約5カ月。あっという間です。

ブリスベンで過ごした時間の記憶が薄れていっているので、記憶にとどめるためにも、今回のnoteではブリスベン(都会)とヌーサ(田舎)の特徴をまとめていきたいと思います。

これからオーストラリアで留学やワーキングホリデーを考えている方、ブリスベンやヌーサに居住することを考えている方など、少しでも誰かの参考になれば幸いです。




ちいさい大阪、ブリスベン

私がオーストラリアに来てブリスベンに最初に抱いた感想は「ちいさい大阪」でした。

語学学校がBrisbane Cityにあったので毎日ブリスベンの中心街に行っていたのですが、そこには日本でもおなじみのゴンチャやH&M、ダイソーやユニクロといった日本ブランドが立ち並んでいます。

寿司屋やラーメン店、日本の居酒屋を模倣したようなレストランもあるので、あまり「海外感」は感じませんでした。

ビルの立ち並び方やお店の種類、多様な国籍の人が街中に溢れていることから、大阪を彷彿させるなと個人的に思いました。

ただ、栄えているのはBrisbaneでも中心となる場所だけで、周辺地域は住宅街となっているので、オーストラリアで3番目に大きいシティだと言われているものの、規模感としてはそこまで大きくないと感じました。

ブリスベンのいいところは「利便性」「多様性」「自然と都会の二面性」だと思います。

まず「利便性」ですが、最初に断っておくと、もちろん日本には勝りません(笑)

ただ、私がお世話になっていたホームステイ先からBrisbane Cityまでのバスは15分に1回来ていたし(運転手が休んで飛ぶときもあるけど!)、やはりシティから出ているバスの本数は多いと思います。
私は2,3回しか乗ったことがないので詳しくないのですが、もちろん電車も通っています。

スーパーやコンビニ、ショッピングセンターもいくつもあるし、中心街には路面店が立ち並んでいるので買い物で困ることはありませんでした。

また、カジノやクラブ、フェスティバル、マーケットなど、こちらも日本ほどではないですがさまざまな娯楽があるので、ブリスベン内だけでもそれなりに楽しめるのではないかと思います。

「多様性」に関しては、Brisbane Cityに降り立ったときに真っ先に感じたことでした。
さまざまな人種、言語、見た目の人が混じりあっていて、もはやオーストラリア人が少数派なのではないかと思ってしまうほど多様性に溢れていました。

オーストラリアに来る前は、英語圏に来るのが初めてで緊張と不安でいっぱいでしたが、ブリスベンにはアジア人がかなりいるのでとてもホッとしたことを覚えています。

Brisbane Square Libraryでは週4日English conversation classが開講されており、英語を第二言語として話す人たちが集まるので、そこで英語を話す練習もできるし海外の友だちをつくることもできます。
もちろんEnglish conversation classには多くの日本人も参加しているので、日本人の人脈づくりにもいいのではないかと思います。

このように、日本人をはじめブリスベンにはアジア人がたくさんいるので、海外に慣れていない人でも安心して暮らせる場所だと思います。
ただ、有名な都市なので日本人がたくさんいるため、日本人が少ない環境を求めている人には向いていないのかなと思います。

最後に「自然と都会の二面性」が私にとってはブリスベンの1番の魅力でした。

ブリスベンを選んだ1番の理由が、利便性に優れているうえに自然があることでした。
シティの中心には基本何でもそろっているので生活するうえで特に困ることはありません。

しかも、シティの中心であっても自然豊かな公園がいくつもあるのでゆったりとした時間を過ごすことができます。

公園ではピクニックをしている人、ウォーキングをしている人、本を読んでいる人、散歩をしている人、ボール遊びをしている人など、みんな思い思いの時間を過ごしていて、そんないろんな人たちの姿を見ながらリラックスしていました。

都会の中心であっても、鳥のさえずりや木が風になびく音、自然の香りが楽しめて、公園にいるときは時間がとてもゆったりと流れていくようでした。

ただ、ブリスベンには川も近くにあるのですが、唯一海が近くにありません。
どこが1番近いビーチなのかは分からないですが、ゴールドコーストに行った際は電車で1時間半はかかりました。

海が近くにないからか人工ビーチがシティの中心にあるのですが、私は本物のビーチにしか興味がなかったので全く惹かれませんでした、、

有名なBrisbaneのシンボル!
近くに観覧車もあります🎡
cityの中心はビルがいっぱい
大好きだったBotanic Gardens
cityの中心に佇む憩いの場所🍃
ホームステイ先の近く
cityからバスで約30分でこんなに静かになる
Roma St Parkland
こちらもcityにあるとっても大きな公園
Food street
毎週金・土・日開催だったはず、、
韓国料理屋さん
全部美味しかった!


これぞオージーライフ、ヌーサ

オーストラリアに来て6週間。

ブリスベンはとてもいい街だったのですが、日本人が思っていた以上に多かったこと、海が近くにないこと、自分が思い描いていたオージーライフとは違っていたことから、ヌーサというブリスベンよりも北側にあるリゾート地に引っ越すことに決めました。

正直、ブリスベンと比較すると、ヌーサは利便性の面ではよくありません。
住んでいる地域にもよりますが、私の最寄り駅には大体1時間に1本しかバスが来ません。そのうえヌーサには電車は存在しません。

信号も数える程度しかなく、代わりにロータリーだらけです。
歩行者専用道路がないことも多く、車優先に作られているなって感じることが多々あり、歩行者にとっては少し危険だなと感じます。

また、娯楽施設は全くありません。カフェやレストランはあるけれど、ブリスベンみたいにカジノはないしナイトクラブも1つだけ。映画館も1つだけ。

雨が降ったら本当にやることがないし、本当にヌーサって退屈だな~って思うときもあるけれど(かなり頻繁に)、それでも今もヌーサに住んでいるのはいいところがたくさんあるからです。

ヌーサのいいところは「自然豊か」「海が近い」「スローライフ」です。

まず「自然豊か」なところですが、これがヌーサの最大の魅力です。

シティであるブリスベンとは異なり大きなビルは一つもなく、家もほとんどが平屋構造となっています。
ヌーサの中心であっても最大で2階建ての建物しかなく(ホテルを除く)、とにかくどこに行っても視界が広いです。

海が広がり、川が流れ、林が生い茂っている。自然が日常に溶け込んでいるからか、ヌーサに住んでいる人はみんな穏やかな気がします。

ヌーサ国立公園という場所があるのですが、時期によってはそこからクジラとイルカを見ることができます。また、ヌーサの中心では見かけませんが、Tewantin方面には野生のカンガルーがいるみたいです。

Sunshine Beachから見る日の出、Noosa SpitやGympie Terraceから見る日の入り、どこを歩いていても見える満天の星空。すべての時間帯にそれぞれの魅力があり、何回見ても飽きません。

いくら言葉に綴ってもヌーサの自然の素晴らしさは伝えきれないので、いくつか写真を貼っておきます。

ヌーサ国立公園のLaguna Lookout
国立公園には展望台がたくさんあります
シェアハウス近くの道
右には川が流れています🍃
Sunshine Beachで見た朝日
Spitから見た夕日
この時間でもカイトサーフィンをしている人が結構いました


次に「海が近い」ことですが、私にとっては非常に重要なポイントになっています!

オーストラリアといえばコアラやカンガルー、ウルル(エアーズ・ロック)などが思い浮かびますが、並んでグレートバリアリーフのような綺麗な海が広がっているイメージもありませんか?

私はオーストラリアといえば海のイメージが強かったため、オーストラリアに住んだら絶対に1週間に1回は海に行きたいと思っていました。

しかし、前述したようにブリスベンには海が近くになかったため、ブリスベンに住んでいたときは全く海に行けませんでした。

ですが、ヌーサには青く透き通った海が中心地から徒歩で行ける距離にあります。
なので、語学学校に通っていたころは、よく授業終わりに友だちとビーチにサンセットを見に行っていました。

今でも友だちとビーチでプチピクニックをしたり、仕事終わりに少しビーチに寄ってボーっとしたりしています。

海を見ているだけで心身ともにリラックスでき、前向きな気持ちになれるので、海は私のオーストラリア生活において必要不可欠な存在です。

最後に「スローライフ」ですが、まさにヌーサは私の思い描いていたオージーライフそのものでした。

私の想像していたオージーライフは、みんなラフな格好をしていて、仕事前にサーフィンやランニングをする余裕があって、朝カフェ文化が盛んで、海が近くにあって、常にゆったりと過ごしている、
そんな感じ。

なんとヌーサはすべて当てはまっています。

ブリスベンにいたときはスーツを着ている人が多く、私の想像とは違っていたことに軽くショックを受けたのですが、ヌーサではスーツを着ている人は見たことありません!たったの一度も!

なんなら裸足で街中を歩いている人や上裸でバスに乗っている人のほうが普通にいます。

街中には朝からランニングをしている人やサイクリングをしている人、ビーチには水泳やサーフィンをしている人がたくさんいるし、朝からカフェでのんびり過ごしている人もたくさんいるし、海が近くにある。

現在はジャパレスとホテルのハウスキーピングの仕事を掛け持ちしていて毎日が慌ただしく過ぎるのに、なぜか常に心は穏やか。

きっとヌーサの地自体がゆったりとしているから、忙しない毎日を送っていてもどこか心地よいのだと思います。



結論、どっちにもそれぞれの良さがある

長々と書いてしまいましたが、結論それぞれに違うよさがあります。

初めての海外で不安が大きい方、自然と都会どちらの要素も欲しい方、コミュニティを広げたい方にはブリスベンがあっていると思うし、
ゆったりとしたスローライフを味わいたい方、日本とは全く異なる生活を送りたい方、自然いっぱいの場所で過ごしたい方にはヌーサがあっていると思います。

同じオーストラリアでも住む場所によってまったく違うんだと知ることができたので、ブリスベンとヌーサどちらも経験できてよかったと感じています。

最後まで読んでいただきありがとうございました😌🤍



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