部活を変える!母たちは動いた②
以前、こんな記事を書いた。間が空きすぎて、ごめんなさい。
息子が入部してから、部活の在り方に疑問を感じることが多々あった。そして実際に、息子が入部してから3人も不登校になってしまった。もうこれ以上、子どもを犠牲にしてはいけない!!新しく部長になったお母さんも私と同じ気持ちだったこともあり、私たちはやれることをやってみようということになった。まずは①からどうぞ。
3、役員での話し合い&意見の共有
3年生の引退を機に、部長の業務はほぼ引き継がれていたものの、副部長と会計の業務の引継ぎは予定が合わず、先延ばしになっていた。代替わりの直前に、心が折れて不登校になってしまった子がいたこともあり、「1、前役員への聞き取り」と「2、顧問への報告&相談」は、引継ぎ会までに部長と私で済ませていた。「役員が一堂に介する機会に、まずは新旧の役員に私たちの考えを伝えたい」「コーチに保護者の意見を届けるなら、役員が一新される今のタイミングを逃してはいけない」と思ったからだ。
引継ぎ会では、改めてコーチとの溝が、雑談という形で前役員から語られた。みんなが今の状況に満足も納得もしていなかった。保護者はみんな、どうにかしたいと思っているようだった。新旧役員の中に、お子さんが不登校になってしまった人が2人いたこともあり、話し合いはスムーズに進んだ。
これから一緒にやっていく新役員の中に、一人だけ、ほとんど話したことがない方がいて心配していたのだけど、「このタイミングで一度、コーチたちに保護者の意見を伝えませんか?」という提案に小さく拍手してくださったのが確認できて、私は胸を撫でおろした。
4、アンケートの提案&実施
実は、「1、前役員への聞き取り」と「2、顧問への報告&相談」以外にも、引継ぎ会までに用意していたものがあった。保護者へのアンケートだ。部長や顧問と話す中で、「部長だけがコーチとやり取りする」ことで、コーチが保護者からの意見を部長だけの意見だと思っている節があると感じたからだ。役員だけでなく、保護者も巻き込んで、総意として意見を届ければ、コーチも向き合わざるを得なくなるのでは?と考え、たたき台を準備。新旧役員共に「すごくイイと思う!」と言ってもらえ、部長と私で作ったアンケートはほぼそのまま採用された。
・内容と意図について
アンケートの目的は、「車出しについての調査」とした。物理的に遠方への送迎が難しくなることはアンケートを取れば、一目瞭然になるだろう。そして、保護者が適当だと考える遠征の回数や、協力できる送迎の距離や回数も聞くことで、落としどころが見えてくるだろう。
ほぼ無償で指導してくれているコーチにはもちろん感謝の気持ちがある。それなのに「意見する」ということに後ろめたさがないわけではなかった。ということで、指導方法などについては、あくまでも補足的に伝えることにした。内容に関しても誘導にならないよう、自由記述で各自に任せることにした。少なくとも、いろいろ思うところがある私たちの意見は、保護者からの意見としてコーチに届けられる。それ以外にも、意見が聞けるかもしれないことに、期待感と緊張感があった。
・いよいよアンケート実施!
最終的なアンケート内容は、新役員で何度かラインでやり取りをして、決定した。早い方がいいだろうと、部長のお子さんを通じてすぐにアンケート用紙が配られた。役員以外の保護者の方もとても協力的で、結果の回収もすぐにできた。
思ったいた以上に、みんなが団結してスムーズにことが運んだことが嬉しかったし、とっても気持ち良かった。うん、私たち、前に進んでいる!と。
・予想外の集計結果
ところが、である。アンケートを集計してみたら、予想外のことが起きた。車出しに協力できますか?の質問に、ほぼ全員が「できる」と回答していたのだ。去年1年、全く協力していない人までも…。そうか。協力したい気持ちはあるのですね…。知らなかったよ!と、正直、憤りにも似た気持ちがあったけれど、仕方ない。アンケート結果をちょろまかすわけにはいかない(>_<)
つづく