介護は一人で頑張らない
今日は訪問診療をお願いする診療所の医師と面談しました。
「介護も看取りもどうしても後々後悔してしまう傾向になるから、一人で頑張らないで色んな人の意見を聞いてしたほうが良いですよ。だから訪問看護は入れた方がいいと思います。」
私が看護師だと知って一人で背負わないように言って下さいました。
看護師の私は今の母の状態が分かります。旅立つ前の予測する症状などもわかり、先手先手で色々と動いてしまったり、一人で考えてしまうだろうなとは理解できたので、私からも以下のように医師にお願いしました。
「私は介護が始まったら娘になります、だから先生・・色んな場面で必要な事をはっきりと仰って下さいね。」と。
皆さんに支えて頂きながら介護をしたいと思います。
今日は介護うつについて書いています・・・・
1,介護うつとは
この間、介護うつになってしまった患者さんの娘さんにお会いしました。
お母様は認知症で夜の徘徊などもあったようなのですが
その娘さんはご兄弟がいらっしゃるのに一人で介護を頑張っておられました。
お母様が認知症であることの理解がご兄弟には出来なかったようで
相談できなかったようです。
介護うつは社会問題です。
介護をなるべく楽に出来るように考える事が大切です。
①ショートスティを積極的に利用する
②力を抜いて自分の楽しみを持つ
③誰かに相談する、助けを求める
④人と比べない
これは私が訪問看護やケアマネジャーをしていて感じたことです。
2,SOSを見逃さないで
高齢化率が上がる中、介護される人、介護する人が増加していきます。
ケアマネジャーをしていた時、知り合いのケアマネジャーが担当されていた方のご家族が自殺されました。
SOSがあったのか不明ですが、周囲の人も介護をされていると知っていたら
近況などを聞いたりして心労や肉体的疲労などがないか気遣いされても良いのかも知れません。世代を超えて支え合わないと行けない時代が来ていると感じています。
3,介護は子供の務めですか?
結果的に私は施設から在宅に介護をうつす事に決めました
施設で介護をして頂く事が子供の介護放棄だとか、親不孝とかそういう事ではないと思います。
介護されるご両親は子供に介護されたくないと思っているかも知れないし
終の棲家をご自宅以外で考えておられるご両親もいらっしゃるかも知れません。
ご家族で事前に話されていた方が良いと思います。
この本おすすめです。
4,おわりに
あさってから在宅介護がはじまります。
家族の時間がより良い物になるように、みんなの力を借りて
介護しようと思います。
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