欲しいものが買えない「お金のブロック」と向き合い続けた結果・・・(続き)

今日はいよいよお買い物に来たわけだが、お買い物をしながら涙ぐみ、お店を出たとたん涙がぽろぽろと溢れてきた。

欲しいと思っても買えない、買えても人に見られることを躊躇うというお金のブロックを持っていた私が、実は欲しかったDiorのブックトートとLOUIS VITTONのブックカバーを買いに行こうと思うまでになった話の続きです。

前回のコラムはこちら👇


お買い物をしながら流れた涙は、私のブロックが溶けてきている証。大切に覚えておきたい、心に染み込ませておきたい。ということで、今日もスタート!

まず向かったのは、LOUIS VITTON。お目当ては、文庫本サイズのノートを中に入れて、持ち歩くためのブックカバー。元々使っていたノートが大きくて重いので、より小さくて軽いノートにしたのをキッカケに欲しくなった。ノートだけを持ち歩くのでも良いんだけど、このカバーを付けていることをイメージしたら、ウキウキする♪ 私にとっては、軽やかに動けること・ウキウキすることが大切ということ。東京大丸で、ノートカバーを出してもらい、手にとったときの、しっとりとした革の指ざわりがなんとも心地良い。ノートを入れさせてもらうと、やっぱり心はウキウキしている。即「これ、ください」とお伝えする。研修生のバッジをつけた方と、ツイリー巻きの研修ってあるんですか?などと楽しくおしゃべりしながら、お水のボトルもサーブしていただいて、お買い物完了。

次に行ったのは、日本橋高島屋のChristian Dior。お目当ては星座柄のブックトートのミニサイズ。iPad にMagic Keyboardを装着して持ち歩いているんだけど、今持っているバックがすごく重くて疲れているときには辛いので、軽いバッグが欲しいというのが目的。やっぱり私にとっては、軽やかに動けることが大切なんだな。店員さんにお願いしてバッグを持ってきてもらって、実際にiPadを入れさせてもらう。き、きつい。入るには入るけど、バッグを広げながら押し込まないと入れることができない。大きいサイズも試してみるが、大きいサイズのものは私には大きすぎる。A4サイズの書類も入るので便利そうだけど、私の心はウキウキしない。キツイものは好きじゃない。緩やかにゆとりがあることが好き。店員さんは、懸命にブックトートが使いやすいという話をしてくれたが、私の心は動かず、固まらず、お買い物は断念。

がっくり肩を落としたが、ここで終わらない。

歩いているとGUCCIの店舗が目に入った。そういえば初めて買ったハイブランドは、大学生のときのGUCCIのシガーケースだったな、なんて思いながら入店してみた。バッグを見させて下さいと伝えて、店内をぷらぷらしていたら、男性の店員さんが近づいてきた。iPadがちょうど入るサイズで、軽いバッグを探している旨伝えたら、一つのバッグをお勧めしてくれた。

100周年を記念して歴史をつめこんでつくられDIANAと名づけられたバッグ。持ってみると、めちゃくちゃ軽い!牛革とは思えないほど。聞いてみると、研究に研究を重ねて軽く持てるバッグをつくったとのこと。本当に軽い!重要ポイントであるiPad+Magic Keyboardを入れさせてもらうと、キツくもなく大きすぎもせず、ピッタリのサイズ。心がときめきはじめた。さっき見ていたブックトートより格段にエネルギー高く、そして軽い笑。

さて、買うとして色はどうしよう。店員さんにお勧めの色を質問してみた。すると「どうかご自身が持ってみてワクワクする方をお選びください。トキメクことが一番なので。」と言われて、心を撃ち抜かれたようにキューンとした。「自分の優先順位で決めること」の大切さを昨日の夜、したためたところだった。実際バックを持ち、自分の心にアンテナをはってみたら、すぐに決まった。「オフホワイトにします♪」

店員さんの説明はまだまだ続く。購入予定のバッグには修理保証がついていて、何年経っても1回修理してくれるらしい。10年たってからでもいつまでも持ってきてくださったら修理しますという言葉に、何十年たっても確実に続いているブランドの誇りと自信と、製品への想いや責任を感じて、心がさらにギュッとなった。

「これ、ください」 もう迷いはない。

ソファに座らせてもらうと、目の前にツイリーがあった。私のテーマカラーである黄色のボタニカル柄のツイリー。可愛い♡ツイリーもあるんですねと伝えると、店員さんがまたまたストーリーを語ってくれた。グレースケリーがモナコ王子と結婚する際にスカーフをもとめてGUCCIに入ったことをきかっけに制作されたものらしい。お二人の結婚式で参列者の方々に配られたものとのこと。なんて幸せの詰まったツイリーなんだろう。もう心が反応しすぎて、目に涙が浮かんできた。

「これ、ください」 欲しくなっちゃうよ。

一つ一つの製品にストーリーがあって、店員さんがストーリーを熱く語る。製品自体の熱量も、店員さんの熱量も、一つ一つすべての熱量が高い。

帰り際の店員さんの一言は「ぜひウキウキした気持ちでお持ちになって、お友だちとお会いになる際にも見せびらかしてくださいね^ ^」だった。”欲しいと思っても買えない、買えても人に見られることを躊躇う”という、私のお金のブロックをどこまでもじっくりと溶かしてくれる♡


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大城戸飛鳥
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