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これからの信条

人生で初めて友人の死と出会ったことで、最近は生きることについて考える時間が増えた。

平均寿命から言っても、私に残された時間はそこまで多くはなく、とっくの昔に“前途有望“という言葉からも遠ざかってしまった今、改めて思うのは「思うように生きたい」ということだ。

これまでのは思うように生きてこなかったのか?と聞かれれば、実は割と思うように生きてきたのではないかと思うけど、それでも尚、これからの目標は「思うように生きる」としておきたい。

そういえば、不惑を過ぎて結婚離婚も経験した友人が新卒入社で20年以上勤めた会社を辞め、住所不定のスカイダイビングインストラクター(オーストラリア人)と海外に渡って再婚したのも『思うように生きたいから』という理由からだった。それを聞いた当時は今ひとつピンと来なかったけど、今なら大きく頷ける。
そう、思うように生きたいよね。わかるよその気持ち。彼女は今、とても幸せそうだ。

そして今日、ある言葉を見つけた。
『こういうことをしていると、死ぬ間際に後悔する』というものだ。なるほど、少し前の私ならば、そんなの当たり前やん!の一言で片付けていたが、その言葉を読み返した時『死ぬ間際の後悔はしたくない』と強く思った。

というわけで、見つけた言葉を完了形にして“人生最後の言葉”に出来るよう、ここに記録しておこうと思う。言わばこれは、これからの私の生きる信条だ。

・自分に正直に生きた
・適度に働いた
・自分の気持ちを伝えた
・友人と連絡を取り続けた
・常に幸せを求め続けた

亡くなった友人は、お墓も位牌も要らぬと家族に言い遺したそう。
私もこの信条をチェックリストにして最後に全部チェックを入れたら、後は綺麗にいなくなりたい。なんならチェック済みのリストを額装してもらって、位牌代わりにしてもらうのもいいかもな。

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