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これは1on1の話でもあり、エンゲージメントの話でもある

“Summer of Soulくらい面白かったよ!てか、ぶっちゃけアレサの伝記映画より面白かった😆”

という翻訳家押野素子さんの感想を聞いて楽しみにしていた「時給はいつも最低賃金、これって私のせい?国会議員に聞いてみた。」発刊記念トークイベントをアーカイブで鑑賞。

この長いタイトルの本は、エンタメと相撲関係のライターが本業の著者、和田静香さんが立憲民主党の小川淳也議員に、常日頃自分が感じている不安や疑問をぶつけてゆく対談集(すごく平たく言うと)です。

相手が政治家なので政治と世の中の話がもちろんメインではあるんだけど、トークイベントを観て「これは対話を通じて信頼関係を築いていく物語だな」と感じました。



人材育成と組織開発の仕事をしていると対話という単語にはよく出会います。近年は1対1の対話を通じた育成や組織開発の手法として1on1に注目する企業も多いです。私もここ数年1on1の推進に関わる仕事をしていますが、型やテクニックに振り回されすぎと言うか頼りすぎと言うか、真面目に取り組めば取り組むほど本質から遠ざかる人々を悲しい思いで見つめることもままあったりして、対話って何だろう?とモヤモヤすることも多いです。

が、この書籍の制作にあたり和田さんと小川さんが重ねてきた問答(小川さんはデスマッチと表現していたけど)こそ対話だし、まさに1on1だなあと本筋とは全然関係ないところでスッキリしてしまいました。

当事者の小川さんも「これは和田さんの成長物語だ」とおっしゃったそうですが、ご自分もまた周囲の人から「小川さんも成長させてもらってますよね」と言われたという、本当にこれこそが1on1。

これまた最近よく耳にするエンゲージメントにも通じるものがあるお二人のやり取りの全容は書籍にみっちり書かれているようなので、これから楽しみに読んでいきます。

今日、書籍が届いた



動画のアーカイブはまだチケット購入可能。
小川さんが政治家らしからぬ顔をチラチラ覗かせるところも見どころかも。

https://bbarchive210901a.peatix.com/

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