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「これ、漫画になる?」って聞かれたから。

 病気のはなしって、ちょっと難しい。
 病状の深刻度が人によって違うから、読む人によっては不快な気持ちにさせてしまうかもしれない。でも、今似たようなことが起きて不安な人にはケーススタディになるかもしれないし……。

 などなど、ネタにしていいのかも含めて、意外と悩みながら#もにょめも描いてたりします。

 結論から言うと、こたつ(夫)の体に思わぬおかしなものが発見されたけど、いろいろ検査したら様子見して大丈夫なものでした~ってはなし。

 途中、さらに想定外のモグラ叩きが発生したりがあったりもして……。爆発しそうな不安とともに過ごした鉄鍋家の4月の話をこれから描いていくので、読んでもらえると嬉しいです。

腕が痛くてレントゲン撮ったら骨に空洞があったんですって。それもなんかデカい……。

 紹介状を持って大きい病院を受診するとなったときも不安そうな様子のなかったのに、いざ病院を目の前にしたこたつが
「これ、漫画になるかなぁ?」
 と呟いたのを聞いて、世界丸見えテレビで見たエピソードが蘇った。
 大変な事故に巻き込まれた人が『絶対このネタでテレビに出たい! 使ってもらうためには助からないと!』と言って生還したお話し。冗談みたいに聞こえるかもしれないけど『ネタになりたい』は生きる力になるんだよね。
「全部終わったら描くね」
 検査の結果が良くても悪くても、治してちゃんと『話のネタ』にしよう! と腹をくくったのでした。

 今思うと、ケロっとしているように見えて、これがこたつなりの弱音というか、不安の表し方だったのかもしれない。

 現在進行形の時は気持ちの着地点が不明慮で、とてもネタにはできないけれど。検査のための通院中も「最後は絶対ネタにしよう」と思うことで、不安も受け止められた。
 #もにょめもを読んでくれる方々、ありがとうございます。

 家族が病気かもしれない・病気になるって、じぶんが病気をするときとは全然違う不安。とても怖かった。

 症状から推測される病気について調べて、それが深刻だった場合どんな治療が必要か~とか調べまくった。知っていれば腹をくくって対処できるけど、想定外のことはメンタルに響きやすいので、めちゃくちゃ心の準備をしてました。

 想定していたほど気持ちの不安定さがでなかったのは、やることがいろいろ降ってきた時期というのもあったのかも。保育園の役員、小学校の就学説明会、来年通う療育先の候補探し、お風呂場の工事の話も並行して進み……。3か月連続こたつの残業確定月間だったので、いりょりさんと2人のドタバタも。
 ちょこちょこやることがあったおかげで、それぞれのタスクに対する精神的負荷もかなり分散されて、深く思い悩んで動けなくなってしまう……みたいなこともほぼなく走りきれました。

 頭の中が過活動になりがちで、集中力をある程度分散させてないと考えすぎてストレスに倍率をがかかってしまうタイプ。なので、ちょこちょこ……無理な量のタスクじゃなくて猶予があってロングランな感じのタスクたちを、ちょこちょこ考えてまとめて調べて問い合わせて手配して。みたいなやることがあって本当に助かった!
 なかったらたぶん、ある日突然起き上がれなくなる鬱の波が来てしまったと思う……。

 とはいえそんな状態だったので4月はほぼゲームに手が付けられず、娯楽は配信開始直後だったAmazon Originalのドラマ版Falloutで乗り切った。何も非の打ちどころがない、こうだったらいいなをはるかに上回るクオリティ。暇さえあれば繰り返し流して乗り切り……。
 反動で5月は睡眠を削ってゲームしてました。

 まだ4コマとしてはお話が始まったばかりなんですが、不安をあおってimp稼ぎしたいわけではないので先に大丈夫だったこと、どういうつもりでこの話を4コマにしているのかを書いておきたいなと思いました。

 不安があったら病院に行こう。放っておいていいことないから。調べて安心で来たらもうそれがいちばん。

ご覧いただきありがとうございます!