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透明になりたい

季節柄かSNSで水の画像がよく目に留まる。
特に透き通る川をみると言葉を超えて心が吸い寄せられる。

あの青のグラデーションの美しさ
水底まで透き通る不純物のなさ

子供の頃水の近くで育ったので
夏といえば水遊びだった私は、
水の流れに身を浸しては
肌に感じる柔らかさにうっとりし、
手のひらに水をすくい上げては
その美しさにうっとりとしていた。

その時の美しさに魅せられた気持ちは今も変わらず私の中にある。
あの美しいブルーの世界
水ってなんて美しいんだろうと
ただただその美しさに魅せられていた

今朝浮かんだ言葉。
透明になりたい。

水のような透明になりたいのか
存在そのものが透明になりたいなのか

この時の気持ちは完全に後者だった。

自分はこの世界の中の不純物のように感じている。
自分さえいなければ世界には問題がない。

私は黒羊。
周りに馴染もうとして努力したけれど、
結局馴染めない。

ここでだめなら他の地で。
その繰り返し繰り返し
どこかに受け入れてもらえる場所があるような気がしていたけど、
どうやら幻想だった。

そうだよね、最初から黒いんだもの。
頑張って白くなろうとしても無理だったんだ。
頑張ればなんとなると思ってたけど、
やっぱりダメだった。
そうだよね、最初から黒かったんだから。

黒いくせに白になりたがった無駄な努力の黒羊。
笑っちゃうね。

消えてしまいたい。
透明になりたい。

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