PR3.0 conference~まとめ6~
2018年11月27日に開催された PR3.0のまとめ記事。
FB: https://www.facebook.com/events/175797489875708/
PRチームが追い求めるべき「ゴール」の考え方を徹底議論
【ショート版・ロング版】
サントリー食品インターナショナル株式会社/執行役員 沖中直人氏
アマゾンジャパン合同会社/パブリックリレーションズ本部長 金子みどり氏
株式会社メルカリ/PRグループマネージャー 矢嶋聡氏
株式会社博報堂ケトル/PRディレクター 太田郁子氏
自己紹介
沖中氏:コミュニケーションがイノベーションを作っていく。
マスプロダクト⇒マスマーケティング。
お客様にとって価値があるものを提供する。
これからの世の中は恒常的、社会的価値を愛す。
機会の最大化。
PRがイノベーションを起こせる。
金子氏:2018年7月入社。もともと広告代理店出身。
アマゾンはずっと赤字経営だった。
最近黒字になってきた。それはお客様に還元する。
矢嶋氏:LINE出身。
今使っている人の声。アンチに思ってる人を、応援しようという
雰囲気にどうしたら変えられるか。
同じメッセージを繰り返し、繰り返し言い続ける。
社会課題と結び付けていく。
半年ごとの社会トレンドは何か
KTI。結束。Employee ブランド。定点観測。
パブリックアフェアーズ。
トークセッション
矢嶋氏:世の中のことにしていく「マスメディア」。
自分のことにする「ソーシャルメディア」。
金子氏:企業広告はお客様に還元する。
日本の消費者はTVや新聞に頼る。
信頼度が高い。TVメディアは大切。
沖中氏:コンテンツ×メディア。
良質なコンテンツ化をする。
Capabilityがあるかどうか。
コンテンツを作る力が大事。
世の中、社会課題、人間の欲望、インサイト。
【感想】
PRチームが追い求めるゴールの考え方。こちらのトークセッションで語られたのは、利益のお客様還元であったり、社会課題との結びつきであったり、価値のあるモノの提供であったりということだった。それぞれの共通性を見ていくと、やはりPublic Relationsということが分かる。
利益のお客様還元とは、企業と消費者との関係。社会課題との結びつきでは、社会課題の解決をメッセージにのせて企業と消費者をつないでいる。また、価値あるモノの提供は、企業と消費者の間でなされる。
対価としてのお金をいただく以上、消費者にとってプラスになるようなモノを提供できる関係を作れなければWin-winにはなれない。Win-winになれなければいずれ、消費者はどこかに消えてしまう。すべての企業は社会課題の解決のために存在すると考えれば、自ずとWin-winの関係になれるだろう。あとはビジョン、企業姿勢などが問われるのではないか。その中でPRの果たす役割とはなにか。やはりダイレクトに企業と消費者をつなぐ架け橋としての存在ではないだろうか。橋が上手くかからないと両者にとって「通行不可」になってしまう。一人の広報として、正しい言葉、正しい姿勢、正しく情報発信することを心がけていきたいと思う。