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PR3.0 conference~まとめ3~

2018年11月27日に開催された PR3.0のまとめ記事。
FB: https://www.facebook.com/events/175797489875708/


平成の先へ・・・時代を象徴するコンテンツってどう作る?

The Breakthrough Company GO/代表取締役/PR/Creative Director 三浦崇宏氏
ワンメディア株式会社/代表取締役 明石ガクト氏
ハフポスト日本版/編集長補佐/NewsEditor 南麻里江氏


【ショート版・ロング版】

作ることは、届けること
映像と動画は違う
コンテンツの中にある価値⇨現象化する

例)スマスマが今までの概念を変えた
イケメン:料理ができる、面白い、敏捷

視聴率はリアクション
1回1回のトライ&エラー
社会との対話
全ての人が生活者
一人一人がメディアを運用している
フォロワーが増えていく時代
かっこいいだけではダメ
期待値の設定、届けるコンテンツを決める

社会との流れの中に竿を差す
どうやって違和感を作るか
どうやって人の気持ちになれるか
どうやって人の気持ちに刺さるか
どうやってプレスリリースを読ませるか、書くか

例)歌手。「作る」と「届ける」の違い
小室哲哉は自分が曲を書いて、作曲して人に歌わせる
その人のスター性をもって勝負する
⇨今、こういう人は減っている

安室奈美恵、浜崎あゆみは「作る」と「届ける」が分かれている
※作曲と歌うということ

椎名林檎、宇多田ヒカルは自分で作り出していく
平成のその先も続いていく
自分で自分のブランドを作っていく人が、平成のその先へ行ける
女性のロールモデル
宇多田ヒカルはファンクラブはない
イメージでコントロールしているから
ニュートラルにしたい
作るのも届けるのも自分でコントロールしたい
パフュームはフリー素材、上位互換

■この時代、何がPRの仕事になるのか
マーケ以外の上位概念
顧客+株主+あらゆるステークホルダ
⇨関係構築+個人

企業、個人、何かの代弁者
今の時代、どうやったらそのコンテンツが社会に受け入れられるか
個人の名前が有名になってきたが、そういった人たちをどうやってマネジメントしていくか
個人が熱狂を動かしていくとき、「その人」にどうして伝えてほしいのか
どうしたら社会から受け止めてもらえるか、自分に合うか。
好き嫌いで仕事を選ぶのはまだマシ
※個人の個人に対する理解が必要になってくる

今の時代は、個人がメディアに嘘を言うとバレるし、淘汰される

★シンゴジラ
シーンのほとんどは打ち合わせ
ヒーローが出てこない
一般人も出てこない
YouTube世代には共感できない
平成と共に終わらせたい(笑)

★君の名は
ポスト平成そのもの
メル友だと思ってた二人は、時空が違った
ポスト平成的な価値観
切り替えが早い
1~2倍速だと、日テレだけはついていけない

■大企業の新規事業で成功するには?
M&A、または子会社にして切り離す
成功するにはこの二つだけ!!

■映画の視聴が上がっている
「ボヘミアン・ラプソディ」
評論家の評価は低い
映像と動画の違い
映画館が作っている体験
IPTで区切られる体験の熱量、圧

「ラ・ラ・ランド」
「ボヘミアン・ラプソディ」
今のテクノロジーによって作られた体験(CG)
クイーンのいた時代に自分がいた体験⇒最高
シーンは、ほぼ歌
インビジブルテクノロジー
ありとあらゆるテクノロジー

■エンゲージメントとは
その人の心の中
頭の中に存在している

事件⇨社会的報道価値
実験⇨まだだれもやってない・これからどうなるかわからない
意見⇨作り出した人間の強い意見

■服の流行
ブランドの消費=インスタ映えが第一

人の暮らしはテクノロジーが変えている
人が変えてる⇨メディアは変わらなければいけない
その中でどう活躍するか(マクロ、ミクロ)


【感想】

スピード感があり、卓越した話術に、一瞬たりともよそ見ができないくらい引き込まれてしまった。スマスマの話には強い共感を覚えた。カッコいいだけでなく面白い。料理までできる。顔が良ければそれだけで、すべてがOKという時代ではなくなった。
どちらが良くてどちらが悪いという問題ではないと思う。それぞれに熱狂的なファンもいる。しかし、ユニークさという点に置いては、「作ること」と「歌うこと」を分けなかった宇多田ヒカルと椎名林檎に独自性が見える。より「個」を全面に打ち出して行った方がブランディングされ、長期的に人々の心に残るのだろう。
「シン・ゴジラ」と「君の名は」に見る対比も面白い。
「ラ・ラ・ランド」は観ていないが「ボヘミアン・ラプソディ」を観た身からすれば、納得せざるを得なかった。作品を通して、クイーンの多くの曲に触れることが出来た。むしろ、殆どが曲に触れるシーンだったと言えるだろう。そして今思えば、自分たちがクイーンのいるその時代に生きているのではないか、という錯覚に陥っていた。紛れもなく。だからこそラスト数分のあの熱気と熱狂渦巻くコンサート会場で、クイーンの音楽に心を震わせることが出来たのだろう。体験というサービスを享受したのだ。
時代を象徴するコンテンツとはどうすれば作れるのだろうか。言えることとすれば、テクノロジーを上手く活用する。そして、より見るものの心に深い共感を与えられるようなコンテンツ作りをするということだろう。そして「個人」でも「個人」に刺さるコンテンツ作りが可能になった現在。PRの仕事としては、そういった「個人」と企業、「個人」と「個人」、引いてはすべてのステークホルダとの関係構築を担うのが、PRに与えられた新たな業務となるのではないだろうか。

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