【seize the day#27】生活の中の算数で学力をつけるのは家族の力
低学年の算数の講師をしています。
単位の学び方
今回は算数の中でも苦手な人が多い単位の学び方について書こうと思います。
最初に出てくるのが、長さの単位 cmとmmです。2年生の1学期に学ぶことが多いですが、ここですでに1cm=10mmということが覚えられない子どもがでてきます。あるいは、それはクリアできているけれど では52cmは何ミリですか?となると???になってしまう。
子どもにとって、あまりおもしろい事でもないですからね。
単位って覚えてしまうしかないことだと思います。
逆に言えば、いつのまにか覚えていればそれほど問題にならなくて、むしろ
【それ、わかるよ】という子ども心にスッキリできるものかもしれません。
授業は短期間
学校の授業では、測りやすい小さいものを≪ちっちゃい物クラブ≫と言って提示して沢山測りました。
子どもにとっては自分の📏で測る時間はとっても魅力的だったようです。目盛りの読み方もおぼつかにので支援しながら。
測ったら記録して、cm⇒mmに換算しました。
でも時間は限られているし、記憶していくほどではありません。長さの授業は数時間です。
家族の力は微量でも効果は大
ここで家族の力です。
家族の持ち物でサイズの違うものを測る。
たとえばお箸の長さ。
筆箱の中の鉛筆とお父さんのペン。
買いものしたらバターの箱やお菓子の箱。
夕方のほんの数分で、そんな身近な物をいくらでも測ることが学力の基礎に繋がるとしたらやってみて損はないです。
そしてcm⇒mmは、換算表をちょこっと書いて見えるところに置いておく。
1cm=10mm
10mm=1cm
両方必要ですね。
これは、受験期には良く活用されると思いますがしょっちゅう見ている情報は自然と記憶されるという事実です。書きこみ式のカレンダーに予定を書いて貼っておく効果と似ていますよね。
できない!気持ちをもたせたくない
大人は様々な算数の基礎を獲得した後もそれを使って生活しています。こどもは?まだまだ忘れなくなるほどは基礎を使うチャンスがありません。
それなのに 忘れると
「習ったでしょ!!!!」
「わからないの???」
と言われることが多いです。
これ、自分に向けられた言葉だとしたらかなりへこみますよ。年齢が小さいうちにできない!と言う気持ちはあまりもたせたくないです。
小学校で単位を習っているなと思ったら、是非家族の力で支えてあげてほしいです。使うチャンスが多ければ難しいことなどないのですから。
実際、私は小学生のころお菓子作りが好きだったので当時のレシピにあったポンド⇒グラムに自分で変換してケーキを焼いていました。もちろんポンドは学校では出てきません。機会があれば子どもは学んだり応用したりできるのですよね。
今日は、算数の単位についてちょっとつぶやいてみました。