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区民農園1年目を振り返る~秋冬編~

夏野菜に比べると成功率が上がった秋冬野菜。栽培が簡単なものが中心になったのが大きいかもしれないが、、、冬越し野菜はまだ栽培中だが秋冬野菜の成果を振り返った。

長ネギ

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メロンの栽培に失敗して7月から植えられる野菜を調べた結果、一番候補にあがったのが長ネギ。

苗を探すのに一番苦労した野菜で、7月にホームセンターや園芸センターを回ったが全く見つからない。ネットで買うには購入数が少なく送料が高く、諦めた頃にたまたま資材購入のために寄ったJA東京あおば桜台支店で、長ネギ苗の束を発見。本数も値段も良い感じ(30本300円くらい)で即購入。品種は分からないが練馬区の農家さんが作ったもの。

7月下旬に植えて月1くらいで追肥&土寄せするだけで、虫もつかず病気にもならず、植え付けから一度も水やりしなくても勝手に育ってくれたので楽ちんだった。12月には立派な長ネギが収穫でき、食べる分だけ抜いて残りは畑に植えっぱなしにして保存できるという素晴らしさ。

ネギの白い部分を焼いて食したが、めちゃくちゃ甘くておいしかった。今年も絶対育てる。

にんじん

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スイカが梅雨明け直前に枯れてしまったため、空いたスペースに8月から植えられる野菜ということで候補に挙がったのがニンジン。トーホクの「あま~いニンジン 紅かおり」が人気ということで買って植えてみた。

真夏に植えたせいもあってか、とにかく発芽しない。20日間待ってほとんど発芽しなかったのでまきなおした。結局9月に入って涼しくなって5割くらいがなんとか発芽。本当は間引きするのだが発芽しなさ過ぎたおかげで間引き不要。ニンジンの発芽は難しいと言われているが梅雨明け後は特に厳しい。

一度芽が出たら簡単で、たまに水やりと追肥をしたくらいで基本は放置。虫もつかず病気にもならず、勝手にすくすくと育ち12月には収穫。発芽が遅かったこともあり少し小さめだが、30本収穫。味は名前の通りで、生食だとものすごい甘いので野菜スティックにしていただいた。ちなみに煮物やカレーにすると普通のニンジンの味。ニンジンの葉も美味しくいただいた。スーパーとかでは買えないものを食べられるのが家庭菜園の醍醐味だと思う。

ダイコン

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せっかく練馬の区民農園借りたので、練馬ダイコンを栽培。種は区役所でタダでもらえるので簡単に手に入った。

ニンジンを育てた後というのもあって発芽率に敏感になっていたが、わずか3日で発芽。簡単すぎる。間引き菜は大根葉として美味しく頂いた。

その後も順調に育ったが、葉の広がりが予想以上に大きく防虫ネット内に収まりきらなくなり防虫ネットを外した。そのとたんに葉の方にアブラムシがびっしりつくようになってしまい大根葉は諦めることになる。

11月に13本収穫。2歳の息子と一緒に楽しく収穫しようと思ったが、ぜんぜん土から抜けなくて大の大人がフルパワーで収穫にかかる。1本あたり1.5kg/60cmくらい。標準サイズは80cmらしいので小さい方だが、それでもでかすぎて消費できず近所に配りまわった。味は葉に近い方は甘いが、根に近い方は普通の大根よりも辛い。おろしにしたら辛くて美味しそうだと思ったが、いつの間にか食べきってしまった。

キャベツ

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JAで5株購入。品種は忘れてしまった。1株は結球せずに失敗。3株は相性の悪いニンニクをすぐ隣に植えてしまい、結球したものの小さいものになってしまった。

1株は大きく結球して虫被害も少なく収穫。味はスーパーのものより若干甘いかな程度で大きな感動は無かった。

ブロッコリー

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ブロッコリーは好きでは無いのだが興味本位でJAで1株購入。品種は忘れてしまった。適当に育てたものの、しっかり花蕾が出来て収穫。脇芽からもブロッコリーができるらしいが12月に入り寒くなってしまったので諦めて(個人的に味が好きじゃないし)撤去。

味の方は、妻と義母は甘くて美味しいと言っていたが自分には違いが判らず。やっぱり自分が好きな野菜を育てた方が良い。

白菜

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JAで6株購入。品種は「金将2号」(だったはず)。2株は結球せずに失敗。ここまで育てた野菜の中で一番虫の被害がひどかった。

防虫ネットをしていたが葉にびっしりとアブラムシがつく。ただ、お隣さんが植えていた長ネギの近くの白菜にはアブラムシの被害が少ない。白菜を植えるときは長ネギの近くが必須だと思った。ちなみに、住友化学園芸の「ベニカベジフルスプレー」を使って退治していたが全然間に合わなかった。

収穫した白菜は内側の方はアブラムシがついておらず以外とキレイ。殺虫剤の影響かどうかは不明。4つ収穫してほとんどお鍋にしていただいた。味よりも歯ごたえがとろとろしていて美味しかった。

そらまめ

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1寸そらめを購入し10月からポット苗で5株栽培。11月定植。あっという間に大きく育ってしまい、12月頃に本格的に寒くなってくると萎れ初めてしまった。1月に霜が降り始めると枯れ始めてしまい、何とか生き残ったのは2株のみ。どうしようかと色々と調べていると、冬の寒さにあてなくても収穫できるそらまめがあることが判明。最初からそれ植えればよかった。。。

ということで2月に「駒栄」を購入し家の中でポット栽培。本葉が出始めたところで2月下旬に畑に植え付け。すくすくと育っている。冬越ししたそらまめは花が咲き始め、なんとか収穫までこぎつけそう。

玉ねぎ

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長ねぎ同様、苗を探すのに苦労した野菜。JAでは手に入らず「オザキフラワーパーク」で早生種の赤玉ねぎの苗を購入。本当は極早生が欲しかったが見つけられず。売っていた苗は細くて弱弱しくて心配だったが他に選択肢が無いので購入。

11月に45本を植え付け。穴あきマルチ大活躍。1本だけ枯れてしまったが残りは無事に根付き、冬越しも成功。2月下旬から気温が上がり始めると苗もどんどんと大きくなってきた。5月の収穫が楽しみ。

ニンニク

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区民農園の利用手引きには区画の端は30m空けましょうと書いてあるが、周りの畑を見ると区画の端ギリギリまで使っている人が多い。ということで通路側に面した端なら他の畑の迷惑にならないだろうと、幅15cm程度の場所にニンニクを定植。

種球は「オザキフラーパーク」で買った「ホワイト6片」と、近所のスーパーで買った青森産のニンニク。9月定植。

畑の日陰になる場所に植えていたため1~2月は霜が降りっぱなしで過酷な環境だったが無事に冬越しして、気温上昇と共にすくすくと大きくなり始めている。収穫は5月末頃なのでまだまだ先。長期間場所を占有するので、畑のデッドスペースに植えるのが最適。

おかのり

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育てたわけではなく、畑の隅から勝手に生えてきた。周りでおかのりを育てている人もおらず、なぜ今頃生えてきたのか不明。10月頃に気づいた時には50cm以上の高さになっており、せっかくなので収穫して食べてみることにした。

モロヘイヤに似ていて粘りがある。葉をごま油でさっと炒めて塩ふって食べたところ、韓国海苔のような味でとても美味い。家族にも大好評。ということで次回の栽培リストに追加した。

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区民農園も2年目。今年の夏野菜は「サントリーフラワーズ」の「純あま」とか「とろとろ炒めナス」とか味にもこだわった品種にしようと検討中。まだまだ夏野菜の植え付けは先だが、これ植えようあれ植えようと妄想しながら菜園計画を考えている時が一番楽しい。

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