幸せなんて言わない。

"幸せすら自分の心次第で手に入る"

"『幸せ』なんて認識の仕方の問題"

"同じ景色を見て
 幸せだと思うか　不幸だと思うか
 それだけのこと"

これらは私がとある漫画で
心を奪われた言葉だ。

"何かを知る事　手にする事
 何かを求め　途方もない事を成し遂げ
 辿り着く先は

 幸や不幸の次元にない

 幸や不幸でははかれない
 誰とも比べられない…
 ただそれは

 今この瞬間の自分になる為に
 必要だったもの全てだ"

なんとなく、この言葉が気に入ったんだ。

『ブス界へようこそ』

この漫画は
今恋愛をして精神が少し揺れ動いて
しまっている私にとって、
結構力をくれる作品だ。

さて、今回のタイトルは

『幸せなんて言わない。』

今の私の生活は、恵まれている。

周りに嫉妬する自分もいるが、
世間一般的に見て私の育った環境は
かなり恵まれていると思う。

幸せだ。

でも、

ここで終わってはいけない

と感じたのだ。

幸せは "自分の心次第で手に入る" 。

私はこの言葉に、

"今の状態でも幸せと
 言ってしまうことはできるが、
 そこで満足して終わっていいのか？"

そんなメッセージが込められているように
感じられた。

「幸せ」という言葉は、
最上級の言葉だと考えている。

最上級ということはその言葉通り、
「これより上はない」のだ。

小さな不満がいくつかあっても、
それを「幸せ」と言ってしまえばそれまでだ。

私は満足できなかった。

不満があるまま、
まだ、もっと上にいける可能性が
私には充分にあるまま、

立ち止まってしまうのは嫌だと思った。

さらなる高みを目指したいなら、
もっと欲張れ。

知らないからこそもっと新しい世界を知れ。

"もし

 目の前に箱があったとして

 その中身がお前の幸せだと言われたら
 信じるか？

 例えばその先に
 沢山の箱が見えていたとしたら

 お前はどうする？"

"箱を開けるのは大変だ

 中身は簡単には分からないし

 開けてみたら思ってたのと違うなんて
 ザラにある"

"他の箱を開けて
 最初の箱が良かったと後悔しながら
 死んだとしても

 またいつか生まれ変わって

 もし目の前に沢山の箱があったなら

 私はたとえ100万回生まれ変わったとしても

 迷わず全ての箱を開けることを選ぶよ"

(『ブス界へようこそ』第42話より)

幸せという終着点を口にするには
まだ早すぎる。

私はまだ未来のこともわからないのに
現状に満足したくない。

だからは私は「幸せなんて言わない。」