もっと惨めで死にたくなるような地獄の毎日を生きてみろ
今の私は中途半端で煮え切らない状態だ。
"「私」は ずっと
「こんな自分」に生まれてしまった事に
心の中で独り
耐えて 苦しんでいたんだな」"
"辛くて苦しかった事
全部なかったことにして
今日まで困ってこなかった
穏やかで優しい人達と
楽しく平和に横に並んで
手を伸ばさなくても届く
夢のない幸せに
落ち着くだけなら
何で私はあんなに
苦しまなきゃいけなかったんだよ"
"そうでしょ
私たちだって
苦しまなくて済むなら
何も知らずに
恵まれた場所で笑っていたかった
でもこの自分に生まれて
苦しんでしまったなら
その分私は
強く大きくなりたいの"
"苦しんできた人が弱い筈がない
損して終わるワケがない
人より苦しんだなら
意地でも生きる為の武器にする
人の人生が羨ましく見えるかもしれない
不幸かもしれない
でもね もう
別に良いんだ
私は闘える
どんな逆境の中でも
与えられた痛みと苦しみの分だけ
どこまでも闘い続けて強くなる"
(『ブス界へようこそ 第51話より』)
今、書きながら読み返して
気づいたことがある。
私、一度これを経験したことがある
どうして忘れていたんだろう。
「あれ」があったから大学に入ってからの
私は異様なまでに強かった。
今、人生で初めての「本気の恋」に
困惑させられている私がいる。
"恋は人を弱くする"という言葉を
聞いたことがあるが、まさにこの事かと。
自分でもくだらないと思ってしまうことにさえ
悩み、鬱になってしまう自分がいる。
そうやって鬱になる自分がさらに嫌で、
もっと鬱になる。
この繰り返しであったのが
つい先程までのことだ。
私を強くしてくれた、高校時代のお話。
またどこかで詳しく話すかもしれないが、
今はさほど重要ではないから省こう。
あの頃は本当に辛かった。
周りが全員敵に見えて、
誰にも心の内を打ち明けられず、
積もりに積もった苦しみは卒業間際まで
ずっと私にまとわりついていた。
私を苦しませた彼らに
もう二度と会いたくないと思っていたし、
今でもいざ会うとなると
身を引きたくなる思いをするくらいだ。
それでも私は、その辛い経験のおかげで
何クソと這い上がって来れたものだ。
自己成長のためにはとても良い機会だった。
今の私は、
あまりにも平和な環境に
身を置きすぎたが故なのかもしれない。
いざという時のための逃げ道を
用意しておいて、
いつでも手を抜ける状態を
作ってしまっている。
情けないことだ。
痛みを避けて通ろうとしている自分が。
会社選びもそうだろう。
リスクより安定を取ってしまった自分に
今、後悔の念が指す。
まだ少し先だが、
自分を鞭打つつもりで
今ここに書き記しておこう。
"逃げるなよ。
リスクを恐れるな。
チャンスを掴め自分。
自分から辛くて苦しい環境に
チャレンジしろ
惨めな思いをしても、
死にたいくらい地獄だと思っても、
その経験は必ず自分を強くさせる。
いや、強くなってみせる。"
就職するまでの残り約半年間。
私には何ができるだろうか。
今まではただ漠然と
バイト漬けでお金を稼ごうと考えていた。
しかし、これから社会人になって
嫌でもお金を稼ぐことになるのに、
本当にバイト漬けにすることが
正しいだろうか?
見つけた。
卒論を早めに終わらせたら、
残る時間と所持金を何かに投資しよう。
何かは分からないが、
自分の糧となる何かを。
"『人生』はね
時間を投資していくゲームだよ"
"人生は自分のものだ
どう使ったって良い
『今』キミが投じた時間が
いつか必ず
『未来の自分』になるんだよ"
じゃあ もし…
欲しいものを積み上げてこなかった時は…
どうしたら良いんですか……?
"言ったろう 大切なのは『今』
今に集中するしかない
それが分かっていないから
漠然と時間を無駄にする
残念ながらこの世界は
皆が助けて貰える程
平等には出来ちゃいない
未来で何かを受け取りたいなら
『今』の自分を投じていくしかない"
もう逃げちゃダメだ。
強くなりたいなら、痛みを恐れず