ヒトの恋愛観、私の恋愛
昨夜は溜まっていたものをさらけ出した。
2022年8月16日。午後0時45分。
周りに相談したことで少しすっきりした。
私の考えは異常じゃない。
むしろさっぱりしている方だ。
ではなぜこんなにも思い詰めてしまうのか。
答えは2つだろう。
1つ目。それは恋をしている証拠。
恋愛をしていれば誰しもが通る道だと言う。
きっと本当なんだろう。わからないが。
何せ私は恋愛経験が皆無に等しい。
付き合ってはや5ヶ月目。
この頃は誰しも似たような思いを
抱える時期だと人生の先輩は言う。
安心した。
少し靄が晴れた気がする。
相手のことを思ってるからこそ悩んでしまう。
贅沢な悩みじゃないか。
2つ目。それは彼が特殊な人間だから。
ふざけているわけじゃない。
大袈裟でもない。
本当に彼は特異だ。
恋人と同じくらい友達も大切。
これくらいは男女の考え方の違いだ。
私でも理解できる。理解すべきところだ。
友人と徹夜で勉強会をするために
男女2:2でホテルに行った。
良いだろう。青春だ。
……彼女として気分は良くないが。
途中で男1人が帰ることとなり、
残ったのは彼と女の子2人だけ。
ホテルの中。
彼は深夜2時過ぎに限界を感じ、
1人シャワーを浴び、1人ベッドに突っ伏して
寝たという。
そこは信じているよ。
疑いの心は微塵もない。
彼と一緒にいた女友達が誰かなんて知らない。
知らないし、誰でもいいのだが。
彼から聞いたクラスメイトの女の子の話。
とてもじゃないけど、清楚とは言えない。
特に2人の女の子を知っているが、
(その子たちは特に彼とよく一緒にいるという)
1人はクラブ通い、もう1人は人肌寂しい、
クズな男しか愛せない女の子と言う。
彼女らの生き方を否定する気はない。
昨夜も言った通り、むしろ羨ましいとさえ、
嫉妬する生き方だ。
彼の交友関係に文句を言いたいわけではない。
彼が友達だと思っているのなら
私は止めないし、誰と連むかは個人の自由だ。
そもそもその子たちが
ホテルで一緒だった子たちなのかすら
知らない。
私の憶測に過ぎない。
後に気づいたと言う。
…しまった。やってしまった。
と。
あたりまえだ。
他の女とホテルに泊まっていて
良い気分なわけがない。
そこまで私の心は広くない。
彼は
「自分は優しいから断れないんだ」と言う。
それは言い訳だと思ってはいない。
だが、世間一般的な倫理観くらい
持っていてほしかった。
いくら断れない性格だからと、
他の女の子と寝泊まりするのはおかしい。
ましてや身体を重ねることがあっては論外だ。
私の感覚はおかしいだろうか?
いや、これがごく普通のヒトの考え方だ。
そう。
私はただちゃんと恋をしているから
このような状況を経験して
思い詰めてしまった。
彼の話を少しだけしよう。
私が特に "特異" だと思った節を。
先にも述べた通り、
私はごく普通に恋をし、嫉妬をし、
情けなくもそんな感情に揺れてしまう
一般人だ。
女の子ならわかるだろうが、
私たちは時に相手を試したくなる。
少し距離を置いてみる
あえて数日間そっけなくする
嫉妬させるような事を言う
私たちは嫉妬されることで
愛されてるんだと実感することもある。
彼は嫉妬をしない。
嫉妬という感情を知らないのだろうかと
思わず疑ってしまうくらいに。
それどころか、
仮に私が浮気をしようものなら、
いいぞ、もっとやれ。
とでも言うんじゃないかと、
笑いながらそう返された。
私も一時期遊んでいた時期がある。
(たったの2ヶ月だけだが)
だから私が軽い女だと、
思われても無理はないだろう。
それでも、今回の恋ばかりは本気だった。
本気だった。
それは彼も体感していると思う。
にも関わらず、
「別に遊んでも構わないよ」と
言われたことには正直、悲しくなったものだ。
それに、嫉妬されることだけが
愛されていることの証明ではないにしても、
やはり嫉妬されないのは悲しい。
「嫉妬も恋愛の中ではスパイス」
人生の先輩がそう表現していたが、
この表現を借りるとすれば
私の恋愛は
スパイスの入っていないカレー
のようなものだ。
正直味気ないと思ってしまう。
嫉妬させたいと思ってしまう私と、
まったく嫉妬しない彼。
ここの相違が今後
どう影響するのかわからない。
わからないが、
今の私は大人と子どもの境目。
何者にもなれなくて、
現実と淫らな世界を彷徨う可哀想な年頃。
もういっそはやく年老いて、
こんな悩みに動じなくなりたい。
そんな女性になりたい。
そんな女性になれるまで、
私自身にはもう少しだけ耐えてほしい。
私は私を愛してるから、
死ぬために生きようとは思ってても
生きてる間は自分を愛していたいの。
2022-08-16