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Surface Book 3のタブレットとしての使用感。(iPad Proとのスペック比較も)
「持ち歩けるデスクトップ」として購入したはずのSurface Book 3なんですが、M1のMacBook Airを購入してすっかり自宅デバイスと化してしまいました。それでもペンが使えるから重宝してます(資格の勉強とか)。ただ、手書きノートやDAZNの視聴(BenQの27インチモニタに接続している)、自宅作業用のOfficeデバイス程度の利用では宝の持ち腐れすぎるので、売却しちゃうのも一つの手かな、とも思ったりしています。
もし売却した場合、12.9インチのiPad Proが代替候補に上がってくるのですが、もしそうした場合に金銭的な面も含めどうなるのか試算もしてみました。
もちろん、iPadはタブレットでPCの様にも使えるデバイス、SurfaceはPCでタブレットの様にも使えるデバイス、という性格の違いもありますので、その点もしっかり加味して考える必要はあります。そこでまずはSurface Book 3のタブレットとしての性格を見ていきたいと思います。
Surace Book 3の画面で映し出しているのはMicrosoftのSurface Bookの紹介ページです。ご覧の通りキーボードと画面を切り離せるのが特徴です。「タブレットにキーボードがつけられる」という考え方とは違います。明らかにメインはPCです。
切り離した画面は「スペックの軽い大画面のタブレット」として利用できます。15インチは魅力。また、これだけの大画面のタブレットとして考えた場合の重量は非常に軽いです(自宅の測りに載せてみたら、811.5gとでました)。キーボード部分と合体させたら合計で1905gなので、体感的に軽く感じるということもあるでしょう。もちろん、iPad Proの12.9インチの方が682gなので軽いのですが、大画面はひとつの正義ですから、ここら辺は大目に見ましょう。
ただ、この15インチタブレット、最大の弱点が「バッテリーがもたない」こと。経験的には「1時間半程度」の利用が限界です。Surface Book 3はキーボード側と画面側両方にバッテリーが搭載されているのですが、メインバッテリーはキーボード側にあります(合計のバッテリーのもち時間は17.5時間なんですが、体感的にはその半分ぐらいしかもたない印象)。バッテリーもちについては圧倒的にiPad Proに軍配が上がります。しかしながら「そもそも大画面のタブレットって持ち運ぶのか」という視点もあります。そうした場合、Surface Book 3も「画面だけ電源接続」が可能です。
こんな感じで、キーボードとの接続端子部分に電源ポートがあります。こうすれば何時間でも使えますね。ただ、それであれば…
そもそもキーボード部分に画面を逆向きにつければいいのです。家の中だけであれば2kg弱のデバイスの移動ということだけなので、そこまで苦にはならないですよね。それでもiPad Proに比べれば圧倒的に重いですが。
あと、PCとしての利用でも、画面だけの利用でも、結構熱を持つのが弱点です。膝上での作業だと、夏は苦しいかなぁ。
なので「ノートをとる」という点のみで考えれば圧倒的にiPad Proの方がいいわけです。そこでここからはその他の作業のことも含めて「費用対効果」も考えてみたいと思います。今回は「セルラーではないモデルのフルスペック」で比較したいと思います。
Surface Book 3のスペック
画面15インチ/第10世代Core i7/メモリ32GB /容量1TB
別売りのSurfaceペンも購入する
iPad Proのスペック
画面12.9インチ/M1/メモリ16GB /容量2TB
別売りのMagic KeyboardとApple Pencilも購入する
以上の比較をいろいろと。ちなみにこの記事で誰が得するのか…。少なくとも私自身に「最新のiPad Proを買わなくてもいいんだぞ!」と説得するための作業です(笑)
画面サイズ:Surface Book 3の圧勝。大画面は正義。
チップ性能:おそらくiPad Pro。MacBook Airで体感済み。
メモリ:チップ性能に関わらず、メモリは多い方がいいのでSurface。
容量:2TBが選べるiPad Pro圧勝。
重量・バッテリーもち:トータルでiPad Proの圧勝。
マルチタスク:PCの方が有利でしょう。Surface。
ファイル管理:こちらもPCの方が有利。Surface。
カメラ:性能はiPad Proの方がいい。でもZoomなどでの使用感はSurfaceも良い。
スピーカー:多分、iPad Proの方が良さそう。(9.7インチの時に実感)
タッチパネルの使用感:個人的には互角。
ペン入力:個人的にはSurfaceペンの方がいい。ペンの頭(ペン先の逆)が消しゴムになるのが便利。
ペンのバッテリー:充電できるApple Pencilの方が利便性が高い。
キーボード(ソフトウェア):大画面が有利なのでSurface。
キーボード(物理):個人的にはSurface。
トラックパッド:Magic Keyboardを使ったことがないのでなんとも言えないが、各種レビュー見ていると小さい割にかなり操作感は良さそう。ただ、SurfaceのトラックパッドもWindowsマシンの中ではかなりいいし、Magic Keyboardよりももちろん大きいので、少なくとも「互角」ぐらいなのではないか。
Office系ソフト:どちらも入っているが、現状ではMicrosoft Officeが入っているSurfaceの方が若干有利?(個人的には365に入っているので「互角」です)
端子類:Surfaceの方が多い。タイプA2個+タイプC1個+SDカードリーダー。それでもiPad Proはそういうものがないことを前提に購入するのでさほど重要な要素ではないような。ちなみにSurfaceも画面のみの使用だと端子類はゼロになる。
その他:エンタメ関連では、ミニLED搭載の iPad Proの方が画像系を楽しむにはいいかも。一方でOffice系の作業が多く、結果物をやりとりする相手がWindows環境の人であればSurfaceの方が無難。
最後に価格です。
Surface Book 3+Surfaceペン=387,860円(Microsoft Store価格)
iPad Pro+Magic Keyboard+Apple Pencil=319,330円(Apple Store価格)
ということで、価格差は68,530円でした。やはりiPad Proは純正品で周辺を揃えるとかなり高額になりますね。ただ、純正の方が使い勝手はかなりいいと思います。
Surface Book 3については、iPad Proとできることはあまり変わらない上にWindows PCとしての機能もある(というか、こっちがメイン)という点を考えると、価格は高いけど決して無茶な金額設定ではないような気もしてきました。ちゃんと使いこなしていきたいと思います。このスペックなら5年は使える…と思いたい。
iPad Proについては、その周辺機器を使用したことがないので、どこかでちゃんと経験しないとなぁ、と思っています。ひとまず第2世代のApple Pencilは早めに経験しておきたいですね。
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