春の伊豆へ。自然の息吹を感じる旅。
こんにちは。
GW前半、伊豆旅行へ行ってきました。
春の心地よい空気の中、海や山の美しい景色とおいしい地元のお料理を楽しむ旅となりました。
今回宿泊した東伊豆から新緑の伊豆高原、青い海が輝いていた下田へと2泊3日のドライブ旅。
伊豆のグルメもいただけて、心も身体も満足な旅でした。
自分への忘備録として、書いておこうと思います。
旅行初日。
朝の本降りの雨のあと、雨はやんだけれど風が強くて予定していた大室山のリフトは運休。
ちょっと残念な気持ち。どうしても絶景が見たくて急きょ、小室山へ。
小さな一人乗りのリフトに乗って、山頂へ。
雲は多かったのですが、空気はおいしいし、眼下に見下ろす海の景色がとても美しかった。
新しい小室山のスポットとしてオープンした、「小室山リッジウォーク”MISORA”。
上の写真のドリンクは、山頂のカフェでいただけます。
座席が全席オーシャンビュー&スカイビュー。
空気もおいしいし、ドリンクもおいしい。
旅行初日はほぼ移動で小室山ではちょっとお疲れぎみでした。
小室山の山頂の空気が疲れを吹き飛ばしてくれました。
移動中にたまたま通りかかったお店でランチ。
「あまご」ってなんだろう?と疑問。
サーモンのような見た目ですが、この地域の川魚のようです。
鮎より少し大きめのお魚。
サーモンよりコリコリとした食感でしたが、甘くて美味しかったです。
ご当地限定のグルメ。旅の楽しみのひとつです。
来宮神社は伊豆地方のあちこちにある神社。
私はその中でもどうしても熱海の来宮神社に行きたくて、2日目にトライ!
宿泊した東伊豆からは、車で一時間半くらい。
渋滞もあり、思ったより時間がかかりました。
以前に熱海へ旅行した際に感じたこと。
それは道が狭い、アップダウンが激しい。
駐車場も狭い。
住んでいる愛知県は、道路も広い、勾配もあまりないし、車の街なので駐車場はけっこう広いので、その感覚でこちらへ来るとちょっとばかりストレスを感じます。
熱海に入ったあたりからすでになんとなくストレスを感じていたことがわかっていたのですが、来宮神社の駐車場は想像以上に狭かった・・・泣。
でも幸い、空いていたのですんなり止めることができよかったです。
境内では、神職さんの粋なはからいで枯葉を集めてハートの枯葉アートを作ってくれていました。上の写真です。
心がほっこり温かくなりました。
緑が美しく、街なかにあるにもかかわらず、とても空気が澄んでいました。
参拝客がかなり多めでしたが、ざわざわした感はなく、とても清々しい気持ちで参拝できました。
2日目、再び大室山へ。
この日は晴天で風は少し。心地いい程度。
リフト待ちも少しで、山頂まで気持ちのいいひととき。
大室山は標高580m、国指定の天然記念物で伊豆東部火山群の中で最大級のスコリア丘だそうです。(HP参照)
山頂には遊歩道があり、ぐるり一周30分もあれば廻れます。
雲がなければ富士山を見ることができます。
はるか遠く伊豆諸島の島々まで見えちゃう大パノラマを見ながら、ゆっくりお散歩できました。
自然の息吹を感じる大室山山頂。
伊豆へ行ったらぜひ行ってみてくださいませ。
最終日。下田までドライブ。
ずいぶん前に一度行ったことがあるけれどあまり記憶に残っていない下田。
今回は、開国のまちとしても知られる「ペリー」にまつわるスポットへ。
レトロな街並み。
小京都田舎バージョン?みたいな感じでした。
700m続く、レトロな街並み。
幕末、開国の舞台となったノスタルジックな並木道。
この界隈はアメリカジャスミンの花がいたるところで咲いていて、
とてもいい香りがしました。(上の写真の白と紫の花)
ちょうど5月が見頃だそうです。
ペリーロードの近くでいただいた海鮮ランチもお刺身がやわらかくて、おいしかったです。
主人はこのあたりで、地酒を購入していました。
主人の旅の楽しみのひとつのようです。
そして・・・、
帰りにふらっと立ち寄った美術館が私にとって、とてもしょーげきだった!という話。
上原美術館。
下田から「浄蓮の滝」経由で愛知県へ帰ろうと車を進めていたら・・・、
「上原美術館」の看板を発見。
ガイドブックを見ていて、気になっていたから向かう意味があったのかもしれません。
2017年に誕生した新しい美術館。
こちらは、近代絵画のコレクションが中心の美術館。
でも、仏教美術もかなりの規模で展示されているけっこうマニアックな美術館なのです。
今回私は、仏像を見たくてこちらの美術館におじゃましました。
仏像ギャラリーと名のついた展示室には、仏像オールスターズが・・・。
もう、圧巻で展示室に入った瞬間言葉になりませんでした・・・。
(すごい・・・しか言っていなかったかも)
写真撮影OKだったので、さっそく撮らせてもらいました。
このブログで過去に書いていたかちょっと記憶にないですが、
実はわたしは「仏女」です。(仏像が大好き♡)
祖父がお坊さんなので、という縁もあり、
子どもの頃から仏像は生活に浸透していました。
大人になってからいろいろなお寺へお参りにいくようになり、
東海3県や、京都、奈良などの有名なお寺へ参拝させていただいています。
上原美術館の仏像ギャラリーに展示されている仏像さんは、同じタッチで彫られているので、おそらく同じグループの仏師さんの作品と思われます。
とにかく、すばらしい・・・。
ここで、この美術館の滞在時間のほとんどを過ごしました。
仏像って、奥が深いんです。
これを語るとひとつの記事になってしまうので、詳しくはまた機会があれば記事にしたいと思います。
釈迦如来や薬師如来、不動明王などいろいろなお姿の仏像があって、それぞれ存在の意味があるのです。
ちょっと奥まった山の中にひっそりと建つ美術館。
伊豆高原へ行った際にはぜひ上原美術館へ行ってみてくださいませ。
仏像さんに会えて大満足で車を走らせ、伊豆最後の目的地。
浄蓮の滝へ。
こちらは以前に一回来たことがあります。
すごい”男らしい滝”という印象。
同じ静岡県には、「白糸の滝」という有名な滝があって、
こちらは、とても女性らしいやわらかな雰囲気の滝なんです。
浄蓮の滝は、白糸の滝とは対照的。
ザーッと流れる音が凄まじい!
マイナスイオンがすごい!
体感温度2〜3度くらい下がります。
滝を見にいく時って、だいたい階段を下って行きますね。
(冒険心をくすぐられる感じ?!)
けっこうな段数の階段をずーっと下って行きます。
下っている途中から、少しずつ涼しく感じてきて、
「あーいよいよ、滝に近づいてきたな」と感覚でわかったりします。
五感をフルに使う、滝見学。
視覚はもちろん、音という聴覚、水しぶきが肌に触れる触感、
周辺の木々や葉っぱの香りは臭覚、味は感じませんが、
感覚的に涼しさ、音から感じる清々しさなど五感以外で感じる要素もたくさんあります。
滝って、すごく命の息吹を感じるんです。
”生きてる”感。
しばらくそこで佇んでいたくなるくらい、居心地がいい場所。
気持ちいいね、滝見学は・・・。
旅の最後にこちらへ立ち寄れてよかったです。
そして、今回宿泊したホテルの部屋からの景色。
わたしは、東急ホテルの「コンフォートメンバーズ」の会員に入っているので、今回はこちらのホテルに宿泊しました。
目の前が!
部屋からもオーシャンビューという眺め。
夏は、海水浴のお客さんでいっぱいになるとのこと。
わたしはどちらかというとホテルライフは「静かなこと」が大切ですので、
またシーズンが終わった秋以降におじゃましたいと思います。
食事もおいしかったし、ホスピタリティも最高でした。
お天気に恵まれた今回の旅行。
車の渋滞もほぼなく、伊豆は道が狭いところがあるというストレスはどうしても避けられなかったですが、それでも車窓からの景色が見ているだけですでにごほうびのような感覚で楽しくドライブできました。
旅の途中で出会った人(すれ違った人たち)みんなに感謝です。
隣の県なので、また来たいな。
それにしても、地図を見る限り静岡って面積広いなーと思ったのは私だけでしょうか?
愛知県に近い浜松も静岡県。
伊豆からはかなり遠いです・・・(日帰りするのはけっこうキツイ距離感かもしれません)。
旅をしていていろいろ感じることも多かった伊豆旅行。
私は個人的に音楽の街の浜松が大好き。
でも海鮮がおいしいし、自然の規模がすごい伊豆もいいですね。
それぞれの地域に趣があって、何回か来るとまた違った感覚になるんだろうな。
最後に。
伊豆半島では、世界遺産などと同様にユネスコが推し進めているプログラムがあります。
「伊豆半島ジオパーク」といって、価値ある地質遺産を保護しながら、環境教育などをとおして、保護、持続可能な開発を促す活動をしているそうです。
伊豆半島のいろいろな場所で、その地域の魅力を再発見できるプログラムになっているようです。
伊豆へ行かれる際は、ジオパークのスポットなども参考に行かれてみてはいかがでしょうか?
今回の旅行で行った、「大室山」「小室山」「下田市街」「浄蓮の滝」は、「伊豆半島ジオパーク」の登録地となっています。
note公式マガジン「国内旅行 記事まとめ」に記載していただきました。
多くの方のご訪問、心から感謝いたします。
今日も”愛”あふれる一日をお過ごしくださいませ。