「文房具を無断で発注するの、やめてもらって良いですか?(ガチギレ)」ブラック管理部が崩壊するまで6
皆様こんにちは。amamiyaです。
いつも記事にお付き合いいただきまして、ありがとうございます!
さて本日は、ブラック企業での勤務3日目編、でございます。
やっと翌日に辿り着いた安堵感と同時に、この日を何記事書くことになるのか…という不安がよぎる今日この頃ですね…
が、頑張るぞぉ!
前回までのあらすじ
(前記事読むのが面倒な人向け↓)
出社二日目の午後、初めての事務仕事として書類整理を教えて貰うはずが、書類すぐ失くすマンの管理部長から「整理ルールなど無い、何も分からないので寧ろ決めて欲しい」という恐ろしい丸投げをされたamamiya。
管理部長の発言の意図を理解出来ないまま、ひとまず期限までの仕事を終えた彼女の心に去来する言葉は、「これアカンやつや」だった。
負けるなamamiya、君の戦いはまだ始まったばかりなのだから―――
というところまで、書きました。
まずは出勤2日目の退勤時を振り返りたい
1.その時点で既に、退職検討に入りたい気持ち
に、なっても可笑しくないと思うのですよね、↑の出来事は。。。
実際の私も、17:30に7冊のファイリング済み書類(分厚い)を突っ込んだ紙袋を抱え、顧問税理士さんの待機場所へ突っ走っていった管理部長の背中を見送りつつ、結構真剣に危機感を抱いたものです。
勿論、「管理部長がろくに書類管理出来ない」の単体では、一発レッドカードが出せるほどの事象ではない、と思っていました。
彼女をフォロー出来る人員が確保されているなら、こんな人事もありです。
しかしこの会社は、というか管理部は、初回の皆様との自己紹介で感じた通り、各部署の人数が大変限られている、、、
(詳しく振り返る方はこちら↑)
2.何よりヤバイのが、経理担当が不在であること
そして管理部長の、「綴るルールは、多分特になかった」「これ系作業を引き継いでまだ二か月なので、よく分かんない」という言葉から、何より強烈にアカン気配が漂ってました。
つまりここから導き出せることを整理すると、
前任の経理担当(?)は、書類を綴るルールを決めていない(らしい?)
前任は2か月前に辞めている
前任が担当していた仕事を、管理部長が無理やり引き継いでいる
の、3点です。
あっ、もう2個ほど、大前提を指摘するのを忘れていましたネ☆
4. 入社した月の末日(当時で言えば今月末)がこの会社の決算日
5. 来期から、ホールディングス化を開始し、会社が4つに分かれる
え? もう既に詰みなのでは??
と、皆さまの背中もうすら寒くなっていただけたかと思います。
3.そりゃ管理部長、残業三昧になるわけだわ
ここで私は深い納得を得て、息を切らして帰って来た管理部長へ、哀れみの目を向けていました。
管理部長本人の事務能力もどうやらあまり高くない感じですが、いくらまともな能力があったとて、こんなん土台無理でしょうよ、と。。。
ここで現在判明した、彼女の仕事も整理してみましょう!
以下、ご査収ください。
≪入社2日目退勤時に判明していた、管理部長の仕事一覧≫
① RPAなどのIT系システム導入の担当
② グループ全体の基幹システムのプロジェクトリーダー
③ (↑の、勉強。彼女はITが得意な方ではない)
④ 中途採用の面接や手続きなどの人事担当
⑤ 一か月後に転籍する人事部長の仕事の引き継ぎ
⑥ 経理担当(?)の仕事の引き継ぎ
いや、おかしいのでは???
人間がこなせる範囲の仕事量かなコレ??
それを任せる会社がヤバイのか、抱え込む管理部長が悪いのかは、その時点では不明でしたが、明らかに許容量を軽く超えているのが推測出来ました。
4.とはいえ、すぐに転職先を探せる年齢ではない自分…
入社すぐにブラック企業の確信を強めたとて、アラフォー子持ちですぐに転職活動を始めて受け入れてくれる会社があるわけでもなし、、、
とにかく当時のわたくし、悲観していても仕方がないので、管理部長を何とかサポートする方向に舵を切りました。
「とりあえず、二穴パンチ購入させてください! あと、パッと見た感じ、付箋とか、書類整理のための機能性が高いファイル(月別に纏める分)が足りていない気がするので、それも買わせてください! 少しでも文房具に仕事をさせて、管理部長の残業を減らす方向に行きましょうよ!!」
と、熱く語って、決済を取りました。
管理部長は謎に文房具の購入を渋っていましたが、私の提案した整理ルールが腑に落ちたようで、なんとか希望の文房具の全てを発注完了!
これで一旦、机上のカオスは無くなるはず。
私は徒労感と、今日出来る精一杯の仕事をやったぜ、という満足感と帰宅しました。
が。
やる気を出すもつかの間、管理部に響き渡る怒声
それは私がのんきに出勤し、朝の朝礼を終えた直後のことでした。
「ちょっと管理部長、これ何ですか??」
総務担当のパートさんが突然、管理部長へ冷たい声で言い放っていました。
彼女の手には、昨日に私が管理部長と共に発注した文房具のたちの、発注済みを示す用紙が握られています。
因みにパートさん、マスクを着けていて年齢不詳なので、ここからは個人的に美魔女さんとお呼びさせていただきます。
「あ、それなら、昨日amamiyaさんと一緒に購入した文房具です。明日か今日の午後には届くと思うのですが――」
そして美魔女さん、どうやら隔日で出勤しているらしいので、昨日の顛末が分からないのも無理はなく。すかさず管理部長が説明したものの………
「何でこのサイトで買ったんですか?」
「……へ?」
「何でこのサイトで、購入したかって聞いてるんですよ」
その瞬間、
総務担当の美魔女さんは物凄い剣幕で、
机をッダーーーーーーン!!と叩きそうな勢いで(あくまで勢いです)、
激しく怒り出したのだった!!!
「何でと言われても、amamiyaさんのおすすめの文房具が……」
「購入するサイト、最安値の一か所だけにする方針だったはずですよね!? 何でそのルールを破る必要があったんですか!!!」
ポケモンで言えば、完全に戦闘音楽が流れ出している空気感でした。
怒り狂い食い気味で捲し立てる美魔女さん、説明している管理部長の話さえも遮るので、まるで話にならないカオスな状況………!!!!
私は責任の一端を感じました。あのファイルを欲しいと言ったばかりに、まさかこんな喧嘩(??)が起こるなんて………!
「あの、書類の整理に必要だと思ったのですが、いつも使っているサイトになかったので、私が管理部長の許可を得て登録作業を――」
「文房具を無断で発注するの、やめてもらって良いですか?」
管理部長に加勢しようにも、ガチギレモードの美魔女さんから、めちゃくちゃ怒られる私。
今回のタイトルは、その時に聞いたものでございました。
いや、そもそも無断じゃねーわ!!!!!!!と!!!!!!
何を言っているんだコイツは!!!??????
そう脊髄反射で反論しなかった自分、今でも褒めてやりたい気持ちです。
この人がいわゆる『お局様』か、と理解した日
私はこの日の朝を忘れられません。
「発注先がいつもと違う」程度のこと(?)で、めちゃくちゃキレ倒し怒鳴り散らすパートの美魔女さんと、呆然とする私を守らんと立ちふさがり、小さい声ながら懸命に言い返していた管理部長の背中を、、、、
「私が! 私がamamiyaさんに許可を出したんです!! だからamamiyaさんが無断に発注したわけではありません!!」
「……そうですか。いったんその話は分かりました。ともかく、良いですか? このサイトAの割引率が、うちの会社が文房具を購入する先として最安値であることは、絶対に忘れないでくださいね!!」
「分かってます、勿論普段はそこから発注しますから!」
弁解している人の方が、確か管理部長だったと思ったんだけどな、、、、
私はギャーギャーと騒がしいそのやり取りを眺めながら、思いました。
昨日察知した『嫌な力関係』て、多分これだろうな、と。
(振り返りは直リンク張ってるこちらからどうぞ↑)
「失礼しました。amamiyaさんは全然悪くないので、安心してくださいね! さ、今日も新しい仕事をお伝えするので、少し待っててください!」
そのあとの管理部長、ニコニコしながら私の方に振り返りましたが、私はモノホンのお局様との遭遇の余波が残り、戦慄していたので。
承知しました、と言いながら上手く笑えていたかは、定かではないです。
それでは今回は、この辺りで。
次回はブラック管理部の三日目編、ちゃんと始まります。
いつもスキ、やフォロー、ありがとうございます!
まだまだ続きますので、これからも応援のほど、よろしくお願いします!