「(初仕事で)これから1人で技能実習生の社宅案内に行ってほしくて」ブラック管理部が崩壊するまで２
皆様こんにちは。amamiyaです。
いつも記事にお付き合いいただきありがとうございます！
ちょっとnoteに慣れてきたころです！
スキ！やフォローいただく通知で、わたくし今日も救われています。
序章を抜けて、アレなエピソードゾーンに入ったので、記事が書きやすくなって参りました。このためにここまで書いて来たよね。。。（しみじみ）
今後も、「どういうこと？」と言わざるを得ない台詞たちを、タイトルにてご紹介していきますので、どうぞよろしくお願いいたします。
本日は、ブラック企業での勤務２日目編、でございます。
前回までのあらすじ
（前記事読むのが面倒な人向け↓）
いよいよ初出社、からの、一緒に働く仲間との自己紹介！
頼りになりそうな男性管理職が居てテンションアゲアゲ、だったけど、ひと月ぐらいで管理部から居なくなるなんて超ショック！！
あとこのまま挨拶回り（全１０店舗）に向かうだなんて、強引過ぎない？
しかも店舗の出店計画を一度も立てたことないって、なんなの～～～！？
というところまで、書きました。
あ、お気づきの方もいらっしゃるかもですが、あらすじだけは無駄に少女漫画感を目指してます。楽しいです。
前日の店舗回りは、色々な意味で超しんどかった。
まずは、管理部長の衝撃の台詞からスタートした、１０連店舗回りについて、触れておこうと思います。
因みに各テナントでの実滞在時間ですが、本当に５分かそれ以下でした。
その僅かな時間私は店舗で顔を合わせた人にただただ、ひたすらに、
「初めまして！今日から入社でお世話になりますamamiyaと申します！
精いっぱい頑張りますので、どうぞよろしくお願いします！」
と、繰り返し続けることしか出来ませんでした。
いやあのね。
営業中の店舗各地で、それぞれ３人くらい偶然手が空いていた社員さんやアルバイトさんと会えたとして。
たった５分程度で、挨拶以外の、何が出来たというのか…………………？？
この時間で、店長職の皆さんの顔と名前を覚えられる人がいるのか？？
マジで、いったい何のための、誰のための顔合わせなのこれ？？？？
という疑問ばかりが駆け巡る謎の時間でございました。
例の「ビジネスやってるレベルじゃねぇぞ」感が溢れる台詞について深く考える暇もなかったのは、幸いだったのか不幸だったのか、、、それすらも当時の私には分かりませんでした。。。
しかも管理部長が何故か途中でタクシーを節約し始めたため、歩いた歩数は一万歩を軽く超え。
更に管理部長、県外の人だったため、別のルートから行くと店の場所が分からないと宣ったので、仕方なく私が道案内する羽目に陥り。
最後は外であろうとも、コートを抱えて歩き（まだ冬が残る季節でした）。
脳裏に浮かんだ言葉は「帰りたい」それのみでした。ハハッ。
更に社員さん達が、様々なフラグを立たせて来る件
そんな１０連店舗回り、出会う社員さんが私に冗談交じりに投げかけてきた言葉たちが、更に不穏さを煽るのです。
曰く、
「管理部長、ずっと仲間が欲しいって言ってたのよね。良かったね～！」
「あ～、新しい管理部所属の社員さん？ 辞めないでくださいね？」
「管理部長の残業量、えぐいですからね～！ 前なんて２３時軽く超えてたし！」
これらの意味深な声掛けたちに、管理部長は何故かハイテンションで、
「もぉ～～～～、そんなこと言うのやめてくださいよ～～～～～～～！」
と、キャピキャピ返事している。。。え？？？ なんか嬉し恥ずかしみたいな反応してるけど、そんな内容あった？？
私には、全部が警告か脅しにしか聞こえないのだが？？
置いてきぼりの私、ドン引きをひた隠してやり過ごすことで精一杯でした。
あと、今思い返せば、ですが、、、
社員さんたちの年齢層は、私と同世代か少し上の方ばかりだったので、
妹みたいな年頃の管理部長が心配で、前もってこれまでのことや社風を教えてくれていたのかも知れませんね。
いや、意図せず話していた可能性もあるけども、、、。
特に辞めないで、ってなんなのまじで………怖いよ！！！
(はいもちろんです！って答えたけどさ！！)
そこのところは、実際に話していた人のみぞ知る、ですよね。
あと、やっぱ残業してんじゃんよ、この子（管理部長）は………………。
そして翌日、出社直後に聞いたセリフがアレ。
色々な意味で疲れ果てていたわたくし、帰宅後の記憶がほぼない状態で目を覚まし、ヘロヘロと出社したわけでございますが。
始業の前に、今日の前振り的に管理部長に尋ねたのが間違いでした。
１．新人に出す指示として、本当に合ってますかねそれ？
あまりにも、薮から棒が過ぎませんかね……
一度ですべてを理解できなかった私は、言われた内容を理解しようとして、脳内で彼女の台詞を繰り返していました。
「これから1人で技能実習生の社宅案内に行ってほしくて」
……ふむ、技能実習生というのは、昨日何店舗かで出会った人たちですね。
昨日管理部長から、この会社では、社会貢献として数年前から受け入れているという話も聞いた覚えがありますよ。
初耳な方がいらっしゃるかもなので、ざっくりと説明してみますと、「日本の企業などで技術・技能を身につけるために、日本で就労する日本語堪能な外国人」のことです。
彼女らの、接客メインの仕事も厭わず積極的に働く姿を見て、私も頑張らなきゃな、と少し力をもらった気持ちで見ておりました。
ここまではまだ辛うじて分かりますけど、本日から初仕事の新入社員へ出す指示が、1人で社宅案内とはこれいかに？？？？？
「実は今季、あと2回追加メンバーが来る契約で、そのうち1回が今朝到着したんですよね。ちょうど今車3台に別れて用意した社宅の住所に向かってて、社員が出迎えなきゃならないんです」
それ、全部初めて聞く情報なんですけども。
恐らく当時の私、漫画的表現をするなら白目剥いてたと思います。
「でも手が空いてる社員は、私と佐藤さんと、amamiyaさんしかいなくって。大丈夫ですかね？ あ、これ資料です！」
初めて知る情報ばかりで既に混乱する私に、彼女はにこやかながら少々申し訳なさそうな顔で、何かの書類を差し出しました。
２．行けばわかるさ、は今に相応しい言葉じゃないと思うよ。
彼女から受け取った書類はクリアファイルに入っており、２、３枚の紙と、ちゃりちゃり鳴る封筒が入っていました。
紙の内容をざっと読むに、
Wordのやっつけ仕事感ある、借り上げ社宅ワンルーム物件の地図
同じくWordで作成されてる、物件内部写真
借主向けの物件での注意事項(ゴミ捨て、ポスト使い方、ハザードマップ)
明日からの技能実習生のシフト表
封筒の中身は部屋の鍵と、部屋設置ロッカーの鍵でした。
「佐藤さん特製のこの資料があれば、多分amamiyaさんならすぐ理解していただけると思います。ここから行きやすいように、一番近い物件にしときました！ 到着の１０：００までに現地行って、把握して、常識的なことを説明できるようにイメージしといてくださいね。技能実習生の引率業者の担当さんもいらっしゃるので、名刺携帯で、失礼のないようにお願いします！」
そんなに注文付けておきながら、いかにも、簡単に出来ますよ☆みたいな顔で差し出されてましても。
NOと言う選択肢がないのを察知しながら、私は「………分かりました」
と、引き攣った笑顔で答えるしかありませんでした。
突っ込みどころは山ほどあります。
もし、私がドがつくほど方向音痴で辿り付けなかったらどうするのか、とか、私がこういうの見てピンとくる経験がなく、まともに説明できなかった場合はどうなるんだ？ 等々、、、
多分、社歴の長い社員さん等が嫌がったから回って来た仕事なんでしょうが、いやもう、会社の教育もまともに受けてない人間に、この類の仕事を振ると安直に決めた管理部長の感性が、何より信じられない気持ちでした。
この会社、マジでやばい気がする。
その確信を深めながら、私は外出の準備をし始めたのでした。
次回へ続きます。
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