「新しい人が来た今がチャンスだからさ、この管理部、これから変えていきましょうよ!(ガンギマリの目)」ブラック管理部が崩壊するまで11
皆様こんにちは。
離職票がまさかの申請式だった会社に勤めていました、amamiyaです。
明けましておめでとうございます、初記事がまさかこれになるとは…
いつも記事にお付き合いいただきまして、ありがとうございます。
本年もどうぞよろしくお願い申し上げます。
相変わらず、縁が続く限りツッコミどころが発生する会社です、元弊社。
ツッコミはnoteの中だけにさせてくれませんかね、、、そろそろ、、、
はい!気持ちを切り替えて!!
新年一発目の、ブラック企業での勤務3日目編その⑥、書いて行きます!
前回までのあらすじ
(前記事読むのが面倒な人向け↓)
管理部長の謎過ぎる態度・対応の数々と、しれっとしたアカンやつ報告に、終わらない困惑がエンドレスのamamiya。
そんな中でも仕事を遂行し、スケジュール感覚も壊滅している管理部長を、何とか次の予定に送り出した矢先に、優しい派遣の女性、小西さんより声を掛けられる。
異常なほど心配してくれる真意を問うと、彼女は小声ながら、これまで謎に包まれていた前任者について驚愕の情報を教えてくれたのだった―――――
と、いうところまで、書きました。
余談ですが、いつもこのコーナー、全力でふざけて書いています。
楽しいです。
朝から晩まで泣きながら仕事ってなんなのさ?
恒例の前回の続き(?)から書いていこうと思うのですが。
いや本当に、聞いた当時の私、衝撃とか驚愕じゃ済まないほどビックリしたので……正直今でも、適切な表現が見つからないですね……。
なのでその時のわたくし、一回しこたま驚いたあと、もう一度小西さんの言葉を脳内で冷静に咀嚼してみたのですが。
「…………あぁ、まぁ、これまでの経理の状況と、管理部長の仕事の教え方と、この机の持ち主なら、そらそうなりますわね……」
と、妙な納得へ行きつき、小西さんを驚かせてしまったのでした。
「えっ……、そうなんですか……?」
「はい。入って間もない私が言うのもなんですが、無駄が多すぎますんで」
私は脳内に流れる仕事ダイジェスト映像にげんなりしながら答えました。
この三日足らずの仕事内容だけでも、説得力がすごいですし…何より仕訳の入力方法と、管理部長の謎態度を見れば一目瞭然です。
これまでの状況を総合すると、今までこの会社には、本当に一人も経理に詳しい人材が居なかったんだろうな、と思っていた頃合いでした。
ここまででも十分、会社として正気の沙汰じゃないには違いないですが……
しかしそれでも、前任者が朝から晩まで泣きながら仕事というのは、突き抜けて異常であることは間違いありません。
その方は、実のところどういう経緯でこんな逸話を残すことになったのか?
そして泣いてるその方に対して、管理部長の対応とはどうだったのか――
「あっ、お客さんだ! すみません、自分席に戻りますね! また今度お話ししましょう!」
その辺りが非常に気になったのですが、突如事務所内に響いたノックのせいで、尋ねることは叶いませんでした。小西さんは自席で例の出迎え儀式をするために戻られ、残された私も渋々と起立したのでした。
出社3日目の午後編、いきますか。
来客は、ただの営業だったようです。
私は総務パートたる美魔女さんの対応を(今後の参考がてら)見届けたあと、念願のランチタイムを迎えました。
因みに昼食は、管理部内にある目隠しガラスのみで仕切られた会議室2か所(面接受けた場所)で取るか、外食をするという選択肢があります。
幸いにして、その日の私は無事に会議室(小)で持参したお弁当を食べることが出来ましたが、実はこれ、当時では奇跡と言っても過言ではない確率だったのですよね………アハハハ………………ハァ…。
この件、また別の記事にて、詳しく書かせていただきたく、、、
いちいちアレなエピソードに事欠かないのが、元弊社の良いところです。
今回は、もやもやしたまま昼食を摂った私が、午後に頼まれていた仕事をするため席に戻ったところからスタートです。
1.何とかこの異世界から脱出できないか、と考える私
さて、外出予定をオーバーして伝授された仕事内容ですが、管理部長が残した資料を見てみると、何やらページ数が多い気配です。覗いてみれば、前月と、今月の2か月分があることが分かりました。
念のため会計ソフトに入力されている先月分の銀行残高を見てみると…………はい、合いませんね知ってました。
当時の私は、『先月分の帳簿残高合わせからか、、、』とげんなりするも、良い時間つぶしにはなるか、とすぐに気持ちを切り替えていました。経験上、この辺りの作業は慣れていれば単純作業なので、簡単な部類なのです。
しかし、です。
この作業すら手つかずだったということは、管理部長は本当の意味で、経理に関してなんの知識もお持ちでない、と、いうことでして。
正直、ここでやっていくのは、相当荷が重いと思いました。
新入社員として教えて貰うことより、お教えする内容の方が多い予感がバシバシしている。。。早めにトンズラこいた方が、身のためでは?
「どうですか、amamiyaさん! 仕事のほう、慣れてきました?」
2.出て行くタイミングを決めるには、まず情報収集が大切です
そんな絶望に浸りながら、単純作業を繰り返していると、すぐ横で陽気な声が聞こえてきました。顔を上げれば、人事部長の姿が目に入ります。
「そんなそんな。まだ3日目ですし、右も左も分かりませんよ……」
「いやいやいや、沖島さんはめちゃくちゃ評価してましたよ! 『何も教えてないのにすごい!』ってずっと言ってましたし、作業も早いですよね?」
当方、今も昔も変わりなく単純に出来ておりますので、褒められるのは悪い気がしませんでした。
けれども、褒められた内容も前職では出来て当然の内容でして、、、正直、この程度で評価されたところで、手放しでは喜べない訳で。
「あの、人事部長? 少々、内密にお伺いしたいことがあるんですが」
始終ノリの軽いその人は、きょとんとして「なんだろ?」と耳を傾けてくれます。私は思い切って、入社してから抱えていた疑問を打ち明けました。
「この管理部って、一般企業と比べると、事務処理能力、相当低いですよね……??」
いつもデスクが整理されており、管理部長へ多々思うところがありそうな人事部長なら、この質問をしても怒られない予感がする……私はそう思いつつも、かなりの緊張感を持ち、言葉を選びつつ問いかけていました。
すると。
「管理部の事務処理能力? そら低いよ! 僕が来た時はもっと酷かったもん!」
人事部長、小声ながらめちゃくちゃあっけらかんと、そして堂々と管理部をディスってくれたのでした。。。
3.でも異世界に適応している人に話を聞くのは、間違いです
「いやね、僕も実は転職組で、ここに来たの3年前なんだけどね! もー酷かったよマジで、あっちこっちに書類が散乱してて目も当てられなくて! 僕は何とか自分の仕事範囲だけは死守したんだけどさ!!」
終いには、「うわーこれを話せる人が来たんだなぁ、良かったぁ~」とまで言い出し、実に生き生きと酷い内容を話してました。人事部長も、それはそれは色々抱えていらっしゃったようですね………
そして、仕事しつつ伺った内容としましては、
事務所内がぐちゃぐちゃ過ぎて、書類タワーがあちこちに出来ていた
労務系の書類が何も整っておらず、最終的に労基が来た
労働基準法を認識している会社ではなく、酷い働き方が横行していた
そもそも事務所内に、陰で「モンスター」と呼ばれるほどのパワハラ気質の人間がおり、その人のせいで沢山辞めている
といった感じでした。
はい、勿論ドン引きしましたよね。
ちょっと何言ってるか分かんないですね……
と、脳内でサンドイッチマンを召喚するレベルでドン引きしていました。モンスターて何だよと。意味不明もついにここまで来たかと。
「いやもう……聞けば聞くほど、私今すぐにでも脱出ポットでシュバッて離脱した方が良いですよね」
ですので、気づいたときには、うっかりそんな呟きまで漏らしてしまっていたのも、不可抗力だと弁解させてくださいませ………。
「まぁ、そんなことを言わずにさ!」
しかしながら、新入社員のこんな暴言にも、彼は笑顔で応えてくれました!
ところがその先に続いた言葉は―――
「新しい人が来た今がチャンスだからさ、この管理部、これから良い方へ変えていきましょうよ!(ガンギマリの目)」
という、前向きなようで上長たる彼からの色んな要求やSOSが薄っすら透けて見える、新入社員への無茶ぶりどころか暴力級の過剰な期待だったので。
私は、「そうですね!」と表面だけ元気よく答えるしかなかったのでした。
ホント、ちょっと何言ってるか分かんないですね……
次回に、続きます。
今年もこんな感じで、どうぞよろしくお願いいたします。
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