見出し画像

閃刀姫レイのデラックスメイトが出た! 嬉しい! でも…なんかフレーバーテキストが寂しいな…なんだか、物足りない、気がする。もっと熱いフレーバーを知っている…""走破""したいよな

数々の戦いをくぐり抜けてきた歴戦の騎士。
ある時は疾風よりも速い馬を駆って戦場を走破 し、またある時は獄炎を放つ竜を従えて天を翔け る。
姿が変わろうとも、螺旋のように鋭く繰り出され る必殺の槍の一撃が変わることはない

遊戯王マスターデュエル

暗黒騎士ガイア」は好きか?
好きだろ? 好きだよな。そうだよな、あんなにかっこいいんだもんな。俺も好きだよ。

魂の宿ってない方。
連立方程式を学べるカード。
あまりにも緑色の肌をしすぎている男。

数多の異名をもつ男「暗黒騎士ガイア」

遊戯王をやっていてその名を知らない者はいない。
その強さは言うまでもなく効果持ちガイアが2体並べばサロスナンナになることができる。

故に【遊戯王マスターデュエル】において彼がデラックスメイトであることは必然である。なぜ期間限定であるかは知らない。なのでそのかっこ良さの割に市場シェアの程は圧倒的に少ない。

ガイアメイトはどこがかっこいいか?
その答えの全てはフレーバーテキストに起因する。私はビジュアルそのものよりもフレーバーテキストやキャッチコピーに重きを置くオタクなので最重要ファクターと言っても良い。 

さてガイアメイトのフレーバーがどれほどの熱量を持った怪作であるかは遊戯王の顔とも言えるブラマジとブルーアイズのフレーバーを見れば1発で分かる。

伝説の決闘王が最も信頼するしもべ。
彼が傍らに立つだけで、勝利への道が開かれると 伝えられている。

計り知れない破壊力で相手を粉砕する白き龍。
数多の世界において、この美しき龍を従えるのは 誇り高き決闘者であり、数々の伝説を残したとい う。

これらは遊戯王をやってなくても知っているモンスターだろう。
まあシンプルな原作再現とかっこいい言葉だ。これらに限らず基本的にメイトのフレーバーはシンプルだ。

というわけで今一度ちゃんとガイアメイトのフレーバーを見よう。

数々の戦いをくぐり抜けてきた歴戦の騎士。
ある時は疾風よりも速い馬を駆って戦場を走破 し、またある時は獄炎を放つ竜を従えて天を翔け る
姿が変わろうとも、螺旋のように鋭く繰り出され る必殺の槍の一撃が変わることはない。

なんだこの圧巻のフレーバーは。
改めてみてもおかしい。ブラマジの倍くらい文章量があるのがまず凄まじい。遊戯王の顔相手にこれだぞ。

なによりも特筆すべきはガイアネタの拾い方がすごいことだ。

バリエーションに定評のあるガイアなので全部を拾ってはいないがそれでもフレーバーテキストにあるまじき量の拾い方をしている。
恐るべきことにマスターデュエル時空だけでなくラッシュデュエル時空のガイアネタすら拾っている。

まず「歴戦の暗黒騎士ガイア」
早速ラッシュデュエルからの逆輸入だ。
角度のせいか心なしか他より馬がでかい気がする。歴戦じゃないガイアとスペックが変わっていないのは老化や武器の劣化といった要素に左右されず不変的な強さをもっている証左に他ならない。

疾風の暗黒騎士ガイア」
メイトのフレーバーから「疾風のように速い」ガイアではなく「疾風よりも速い馬に乗った」ガイアであるということが分かる。
つまり原種フレーバーを加味するに個体としての変わりはないものだと推測される。

走破するガイア」
ガイア関連のカードのなかで最も好きなカードと言っても過言ではない。
まずなによりもお前がフィールドなのかよという意味不明さが大好きだ。なんで走ってるお前がフィールドなんだよ。「燃え盛る大地」が永続魔法で「走破するガイア」がフィールドというあべこべさは常軌を逸している。
イラストもめちゃくちゃにかっこいいが羽賀戦の状況を一枚に詰め込みすぎてケツを焼かれて逃げてるガイアにしか見えない。

でもめちゃくちゃにかっこいい。羽賀戦とかいうガイア大活躍バトルの再現は熱い。

獄炎のカース・オブ・ドラゴン」
「獄炎を放つ竜」とは当然こいつのこと。
直接的にガイアとは関係ないが他人とはいえない関係性だ。絶対に森を焼くという強い意思を感じる。
ガイアに従えられていることから主従関係にはあるらしい。
後述する竜騎士形態の詳細を思えば彼らの詳しい関係性が気になるところだ。

天翔の竜騎士ガイア」
獄炎を従えた姿とはこれである。
明らかに普通の竜騎士ガイアとは形状も竜のでかさも違う。カース・オブ・ドラゴンも別個体であることが予想される。
果たしてどれほどのドラゴンを従えており乗り換えているのだろうか。ドラゴン同士の仲は良いのだろうか、彼らのことを馬はどう想っているのだろうか。関係性が気になるばかりだ。

螺旋槍殺
螺旋のように鋭く繰り出され る必殺の槍の一撃のことである。馬が頭を下げてくれているところに信頼関係が伺えて好きだ。彼らの関係性の一端が見え隠れしているな。

という感じでこれほどまでの小ネタを織り混ぜながらかっこよく仕上げて来ているのが暗黒騎士ガイアデラックスメイトのフレーバーテキストなのだ。
これを見ればもうどのメイトが一番かっこいいかなどもう言うまでもあるまい。私が観測している中でこれほどまでに力の籠ったフレーバーはない。

勘違いしてほしくないが私は別にガイアそのものが元々好きだったわけではない。デラックスメイトフレーバーテキストの圧倒的完成度で好きになったに過ぎない。
なぜ今になってガイアの話をというと再確認したからだ。ガイアメイトのやばさを。

大好きな閃刀姫にコレクション用の新規がわんさか来て流石にレイちゃんにメイト変えようかと思っていたからだ。
私はガイアメイトが出てからそのフレーバーに惚れ、ずっとガイアだ。健やかなる時も病める時も大好きなピュアリィのメイトが出た時も。
だがそれも今回まで。いや流石にそろそろレイちゃんだろと。レイロゼならばロゼ派だがこれは流石にだなと。

かわいいね。けどなんかこうフレーバーが物足りないよな。シンプルな閃刀姫の説明だけだし、なんかこう。もっと心から震えるような熱いフレーバーがほしいよな。ストーリーも熱いんだし。

一抹の寂しさを覚えた瞬間。ふと、心に宿る炎があった。ずっと傍らに在り続けてくれた「歴戦の騎士」が。
そうだ、やはりガイアくらい魂の宿ったフレーバーでないと心から満足することはできない。
文量が正義ではない。だが確実にガイアメイトのフレーバーにはガイアを愛する者が書いた魂の躍動を感じられる。
そういった本物を軽んじたくない。だからガイアの話をしなければならない。その想いだけが私を駆り立てた。

前はフレーバーがいいからって理由しかなかった。
だが今こうして改めてガイアと向き合うことで今一度彼のことを考えられることができた。
今ならば胸を張ってガイアが好きだと言える。ありがとうガイア。これからもガイア。

では次回、ロゼ/ハヤテのデラックスメイトありがとうでまた会おう。

いいなと思ったら応援しよう!