感謝のできる人になる。
あなたは感謝のできる人ですか?
感謝できる人は、幸せになれる。
自分に起こる小さな出来事にも、「ありがとう」という言葉を口にする。
日常に、朝目が覚めて息ができることに、日々感謝をもって…
このようなことを耳にしたことが、皆さんも一度はあるだろうし、
感謝することを心掛けたり、何かを実践している方も沢山いると思います。
かくいう私も、本当に感謝の気持ちを日々持って生きていくことは大切だと思うし、そうすることで自分を取り巻くエネルギー。発するエネルギーが変わっていくと信じています。
ただ、私にはまだ、ピンとくる感謝と、来ないものとがあり…
なるべく全てに感謝をもって接しているつもりでも、日々の中で当たり前となっているものに限って、まったく逆の行動をとっている。これでは偽善で口先だけのありがとう。だと実際感じることもありました。
その最たるが、家族と自分。
すぐ横で口うるさく、何かとチクチク。楽しいも、面倒も共有しながら、
いつも当たり前に横にいる存在が家族。
そして意識していようが、していなかろうが、いつもココにいる自分。
だからこそ感謝しているし日々ありがとうと言っている。
でもそれが、とても口先だけで言っていたと気が付いた出来事が…
家で闘病中の父が、いつも通り起きてこなかった日。
普段は元気に起きてきて決まって朝、昼、晩と食べる父が、
夜ごはんの時間になっても起きてこない。
アルツハイマー型認知症を患っているので、寝たいときは寝かせているという母。それにしても今日は長すぎる。心配だ。と母からの電話。
ここ数年、どんどん年老いて健康から遠ざかっているように感じてはいましたが起きてこないのは初めてでした。
結局はそのあとすぐに起きてきたとの連絡をもらったので良かったのですが…
この出来事は、
朝目覚めることは、当たり前ではない。
ということ。
人は死んでしまうんだ。ということをなんだかとてつもなく現実的に感じさせてくれました。
今までにも、似た出来事はあったし、
目が覚めない朝があることも知っていたけど、それが自分の腑に落ちたのはこの日でした。
意識せずとも休まず動き続けている心臓に。
大切な人が、
そして自分が、
今日きちんと目覚めて新しい一日をスタートできることに。
心からありがとう。