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きっとこの幸せもいつか終わる

幸せの終わりを感じながら生きるのはきっとすごく辛いんだろうな

そんな漫画の1フレーズがずっと心に残っている。
いつからだろう、幸せをありのままに受け取れなくなってしまったのは。

なんとなく、原因はわかっている。昔とても好きだった友人に拒絶されてから、幸せを失うのが怖くなった。
何をしてても、誰といても、ささやかではあるけれど、でも確かにそのときのデジャヴを感じる。

幸せな思い出が増えていくたびに、それを失ったときの辛さも同時に大きくなっていく。だから、幸せになるのが怖い。
それなのに、誰かと一緒にいたくなってしまう。一時的な快楽を求めてしまう。幸せは、麻薬だ。


思い返せば、私は、孤独ではなかったと思う。
絶望の淵を彷徨う私の前に、救いの手を差し伸べてくれるメシアは、ありがたいことに、なぜかいつも現れた。
大丈夫、今回は突然終わったりしない。そう自分に言い聞かせて、メシアの手を取ってしまったが最後、救済に見せかけた新たな絶望の始まりだ。

「永遠なんてない。この感情も一過性のものにすぎない」

そんなこと、聞きたくない。認めたくない。

もしかしたら明日になれば、永遠を実感できるかもしれない。終わらない幸せを受け取れるかもしれない。

そんな淡い期待を抱きながら、ここまでなんとか生きてきた自分を全否定することになる気がするから。
これまでそう言い聞かせることでしか明日への希望を見出せなかったというのに、永遠がないなんて認めてしまったら、これからどう生きればいいのだろうか。

幸せにきっとなれる。

明日こそは。明日こそは。

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