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【雑談】一眼レフかコンデジか #003

先日、わたしが所有しているふたつのコンデジを比較した動画をYouTubeにアップしました。

わたしにとってはどちらも大切なコンデジ、シーンに応じて使い分けています。

しかし一方で、カメラはレンズ交換ができる、いわゆる(ミラーレスを含む)一眼レフにこだわる方もいらっしゃるように思います。なにを隠そう、わたしもその1人でした。

はじめてカメラが欲しいと思ったのは大学1年生の頃、ちょうど10年前です。当時のわたしは、はじめての海外旅行を控えており、絶対にそれまでにいいカメラを買うと決めてアルバイトに励みました。

わたしは1995年生まれなので、大枠で言えばデジタルネイティブ、当時もiPhone6を使いこなしていたはずです。そんなわたしでも、理由は忘れてしまいましたが「いいカメラ」が欲しいと意気込んでいたわけですから、カメラの持つ魅力は不思議なものです。

バイト代を貯めた当時のわたしは、OM SYSTEMのOM-D E-M10を購入しました。その頃調べた知識では、通常の一眼レフよりミラーレスの方が手軽で入門機に向いているということ。そしてそのミラーレス一眼の走りはOLYMPUSということ、それくらいでした。

当時からPenシリーズとOM-Dシリーズがあったと記憶していますが、なんとなくPenは可愛らしくて女性向きな印象。ちょうど宮崎あおいさんのCMが話題の頃だったと思います。それに対しOM-Dは見た目も無骨、大した土地に行くわけでもないのに防塵防滴もとてつもなく魅力に感じました。それくらいの知識でOM-Dが、わたしにとってのはじめてのカメラとなったわけです。

当時の記憶で確かなのは、わたしが「いいカメラ」だと認識していたのは間違いなく、レンズ交換式カメラのことでした。当時からGRやRXシリーズはあったはずですが、そんなものには目もくれていなかった。

結果的に、OM-Dはそれほど多くの出番を迎えず、押し入れに眠ることになります。たまに持ち出してみても、なんだか自分のガジェットとして使いこなしているという感覚に乏しく、写真を撮ること自体が楽しいという感覚にはなれませんでした。

ずいぶん時間が経ち、社会人になったわたしはゆきちゃんと出会い、結婚しました。実はわたしは婚約指輪を買っておらず、代わりに結婚生活の思い出を残すための道具として、NIKONのフィルムカメラ、中古のFEをふたりで購入しました。

それが今では、わたしたち夫婦にとって大きな意味を持ち始めています。実はそのFEはバネが壊れてしまい、今ではもう動きません。それでもわたしたち夫婦にとって、カメラは重要な共通言語であり続けています。

そんなこんなでわたしたちは、富士フイルムやソニーやリコーのカメラを駆使しながら、今ではオールドレンズ沼に片足を突っ込み、次はニコンのボディが欲しい、いや中盤に手を出そうなどと議論しているわけです。そこには一眼やコンデジといった括りは抜きにして、ただ楽しい思い出をふたりでたくさん残したいという共通の未来を描いて。

皆さんにとっても、最良のカメラが見つかることを祈っています。

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