【Z6III】動画撮影をして感じたこと #014
先日、横浜と鎌倉に旅行をしてきました。
主目的はなんと! 藤井風日産スタジアム単独公演2024「Feerin’ Good」への参戦!
しかもしかも! 7万人越えの日産スタジアムでアリーナ最前列だったんです!! トマトの1列目!!!
とまあ、前置きで自慢してしまいましたが。今回はそんなライブ参戦のついでに観光に寄った鎌倉の方がメインの話題。鎌倉でNikon Z6IIIを使って動画を撮ってきたよという話です。
とりあえず、撮ってきた動画をvlogにしたのがこちらです。
鎌倉とってもいいところでした。商店街のお祭りのような喧騒と寺院の荘厳さ、そして海や緑の自然豊かで綺麗な空気。とても非日常的なのに、なにか日常のような落ち着きを感じられる空間はとても心地よかったです。
さて、そろそろカメラの話に入ります。
Nikon Z6IIIは動画性能も高いと話題ですので、鎌倉旅行で試してみました。
動画撮影の時に最初に気になるのは、やっぱり手ぶれ補正の効き方。ここはもう大満足でした。今回のvlogは全てジンバルを使わず手持ち+ストラップで撮っていました。
まず、静止時はほとんど手ブレがないと言ってもいいレベルかなと感じています。当然多少は揺れていますが、全く気にならないレベルに補正が強力です。
また歩行時はストラップを首に下げてピンと張り、首と両手の3点で支えるような姿勢で撮りました。こうすることでジンバルなしでも、歩行中の撮影も問題なく行えました。
画質に関しても当然申し分なく、Z6IIIならではのダイナミックレンジの深さを感じることができました。
真夏の昼間の撮影だったので、可変NDフィルターをつけていたのですが、露出を下げすぎてしまっても、後からiPadで確認するとしっかり暗い部分の情報が残っていたりするから驚きです。
また今回は夜間の撮影は行なっていませんが、高感度耐性が強いのもレタッチしづらい動画撮影においては心強いポイントです。
あといいなと思ったのは色味の作り込み。ピクチャーコントロールを動画にも適応することが可能なので、デフォルトである色味はもちろん、Nikon Imaging Cloudからダウンロードしたカスタムピクチャーコントロールを当てることもできるため、欲しい動画の雰囲気を作ることも可能です。
一方で動画撮影をしていて、気になった点も多々あります。
まず厄介なのが、撮影モードがスチルも動画も同じダイヤルを適用してしまうことです。左肩に撮影モードダイヤルがあるのですが、常にそこで選択しているモードを優先されてしまいます。
例えば私は基本的に、明るい時間帯のスチル撮影はAモードを使います。一方で動画撮影はMモードにして、シャッター速度を固定させながら状況に応じて明るさを調整します。
これがAモードでスナップしながら、ふと動画を撮りたいと思った時に、動画に切り替えてから撮影モードも変えるという、一手間が入ってしまいます。些細なことですが、動画の時に撮影モードを変え忘れるとAモードのまま動画撮影してしまうことになるので、シャッター速度が合わないという問題が出てしまいます。
また、スチルの際に使用していたピクチャーコントロールがそのまま動画にも適応されてしまうのもプチストレス。モードダイヤルと違いぱっと見で気づけますが、ファンクションキーに設定していないとピクチャーコントロールを変えるのは少し厄介です。
総じて、スチルメインで想定されたカメラというのは否定できません。Z6IIIがというよりは、ソニーやキヤノンと比べるとNikonのカメラがそういった傾向にあると思うので、そこはZレンズとNikon色を使う上で妥協するべきポイントかもしれませんね。