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【Z6III】新発売のNIKKOR 50mm F1.4のファーストインプレッション #020

ついに発売されました! Nikon Zマウント2本目のF1.4レンズ、NIKKOR 50mm F1.4 無印です。

35mmの方は持っていないのですが、50mmであればポートレートにも使いやすい万能レンズ! 予算に限りのある素人趣味としては、価格帯含めて非常に魅力的な一本です。

今回は発売の翌日に、少し早めの誕生日プレゼントとして奥さんに買ってもらいました! 早速持ち出してみたので、作例をいくつか紹介したいと思います。

YouTubeのサムネにも使ったこの一枚、実はF2.2まで絞って撮影しています。開放F1.4はとても明るく、状況に応じてはボケすぎるため、この時は手前のコスモスの形がギリギリ写るF値を選択しました。

今回使用したNIKKOR 50mm F1.4は、Sラインレンズではないというのが大きな特徴になっています。ですが今回のように少し絞って使えば、ピント面にSラインレンズとの違いを見つけるのは難しいのではないでしょうか。

mapカメラさんのYouTubeで比較検証されており、見比べると確かにピント周辺の滲み方がSラインの方がすっきりしている印象がありましたが、よっぽど限られた状況じゃないと差がわからないだろうというのが、ぼくの感触です。

ということで続いては開放F1.4の写真。背景となる木々との距離があまりなかったので、しっかりぼかすために開放で撮りました。

ピント面からボケにかけて滑らかに繋がっており、ピントだけが変に浮き上がるようなことはなく、いい意味での曖昧さが残っているレンズだと思います。この写真でボケ周りのにじみよりも気になったのが、パープルフリンジです。正直光が強く当たっている輪郭部は結構紫色に転ぶ印象でした。

とはいえRAW現像するのであれば、パープルフリンジはすぐに解決します。どうせレタッチするなら、ここは目を瞑ってコスパ重視でもいいのかなと思いますね。

収差と違って補正できないのが、玉ボケの形状です。このレンズ、僕にとって1番のお気に入りは玉ボケの形が四隅まできちっと正円形を保ってくれること。

今回ファーストインプレッションに撮影に行った際は曇っていたので、光量が少なくなかなか玉ボケの目立つ写真が撮れなかったですが、この後晴れた日に撮影に行った時に強く実感できました。 Instagramの方に作例を挙げているので、よければそちらもご覧ください。

最後にAF性能について。これはZ6IIIとの組み合わせによる点も大きいですが、大満足の使い勝手です。この作例のように、木の葉隠れた瞳をきちんとかき分けてくれ、スムーズなピント合わせができました。

コスパの良い明るいレンズをお求めの方にとっては、間違いなく買いの一本かと思います。それでは最後に、同日の作例を置いておきます。

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