見出し画像

【GRIIIx】タイムラプスを作ってみた 撮り方・編集方法・注意点 #006

iPhoneをはじめ、多くのスマホに搭載されているタイムラプス。そんなタイムラプスを、お手持ちの画質のいいカメラで作ってみたいと思いませんか?

この記事ではGRIIIxを使ったタイムラプス動画の作り方を紹介します。今回はGRを使っていますが、『インターバル撮影』という機能があるカメラであれば同じことが可能です。

その1. カメラの設定

インターバル撮影の設定

まず必須なのが『インターバル撮影』機能。この機能をオンにすることが前提となります。

GRIIIの場合、十字キー右を押したら呼び出せます

このインターバル撮影、どういうものかというと、設定した秒数間隔で自動でシャッターを切ってくれるというモードです。この画像のように8秒で設定したら、8秒ごとにシャッターを切ってくれます。

そうして一定間隔で撮影した写真をたくさん重ねることで、タイムラプス動画が作れるというわけです!

このインターバルの間隔については、空や海など緩やかに変わるものを撮る場合は10秒、人や車などすばやく動くものを撮る場合は6〜8秒程度がいいと思います。

その他しておくべき設定

インターバル撮影ができれば最低限のタイムラプスを作ることはできますが、通常のスナップ撮影設定のままだと、タイムラプスとしてまとまりのない写真になってしまいます。

なぜならタイムラプス動画は長時間の撮影が前提になり、被写体が動いたり明るさが変わったりします。そのため、さまざまな設定をオートOFFにしておく必要があります。

下記の項目について、可能な限り対応するのをお勧めします。

  • マニュアルフォーカス(MF)にする

  • ホワイトバランス(WB)をオートではなく、その場の状況に応じたものにする

  • 手ぶれ補正をOFFにする

その2. 撮影方法と対象物について

撮影は三脚を使い、場所がずれないようにしましょう。

画角を決めたら三脚で固定します

固定してシャッターボタンを押し、インターバル撮影がちゃんと作動していることが確認できたら、あとは放置でOKです。

注意点としては、数百枚の撮影になるため機材にそれなりの負荷がかかります。特にGRIIIの場合は放熱性が悪いので、夏場に200枚程度撮ると熱オーバーで停止してしまいます。そのためできるだけ風通しのいい場所、日陰におくようにしましょう。

また撮影する対象については、当然動きのあるものがおすすめです。自然であれば雲や水、都会であれば車や人など、そういった動きのあるものを撮影しましょう。

その3. 編集方法

写真が撮れたら次は編集です。わたしは普段、Lumafusionというipadで使えるアプリを使って動画編集をしています。ここからもLumafusionを使った説明をしますが、他の編集アプリでも概ね同じことができると思います。

まずはLumafusionで新しいプロジェクトを作ります。

プロジェクトを開いたら、写真挿入時の設定をします。写真を挿入した際に、何秒のクリップとして挿入するかを指定できるため、ここを0.01秒にしておきます。

黄色く塗っているところを0.01にします

次に写真を挿入していきますが、撮影した順番に挿入する必要があるため、作成日を昇順にしておきます。

raw編集等で順番が変わっている場合は注意! ファイル名等で順番を決めましょう

順番を正したら写真を全て選択し、一括で挿入しましょう。Lumafusionの場合は下の写真の黄色く塗っているところを押せば一括選択が可能です。

挿入が完了したら、FPS30に設定して動画書き出しましょう。もちろん、必要に応じて音楽やテロップなどを載せましょう!

その4. タイムラプスの際の注意点

最後に注意点をいくつかお伝えしておきます。

カメラに対する負荷が大きい

大量に撮影するため、先ほどもお伝えしたように熱的な問題はどうしても避けられません。わたしのGRも、30秒程度のタイムラプスを作るために5回ほど熱停止しました(笑)

また、30秒のタイムラプス動画を30FPSで作る場合、900枚の写真が必要になります。つまりシャッターを900回分消費します。これは中古出品の際にデメリットになりますし、機械的に寿命が縮まることに直結します。

特にGRの場合は電源オフ時にシャッター回数が表示される機能があります。自分のGRを使い込んでいる感覚でわたしは結構好きな機能なのですが、タイムラプス撮影をするとこれが急に1000単位で上がります。今までコツコツスナップ撮影をしてきた歴史があっさり上書きされてしまう寂しさもあります。

予備バッテリーが必須

撮影中に給電ができる機種でない限り、予備バッテリーは必須となります。お手持ちの機種に応じたバッテリー対策をしておきましょう。

また、シャッターと同様にバッテリーも消耗することになると思うので、そこは覚悟しておきましょう。

たっぷりと時間が必要

前述の通り、30秒の動画を作るにも900枚の写真が必要です。仮に10秒インターバルで撮影した場合、約2時間半の時間が必要になります。

これはインターバル時間を短くすることで多少解決できます。動きの激しいものを撮る際は間隔を短くするなど工夫しましょう。

最後に

先日、妻と友人たちとグランピングに行ってきた際にタイムラプス撮影をしました。Instagramにリール動画を投稿しているので、ぜひ見てみてください!

ちなみに、わたしも細かな設定等は忘れてAFがピクピクしていたり、色味が一瞬変わってたりします(笑) それでもサマになるのがタイムラプスの魅力だと思います!

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?