推しがはじめて、解散した
2022.05.01、私の愛したお笑いコンビ・うしろシティが、この世から消えた。
もう松竹芸能のプロフィールを検索してもヒットしないし、阿諏訪さんは松竹芸能を離れ、個人事務所を設立する(金子さんは松竹芸能に残るらしい)。
この悲しくて辛い事実を聞いてから、何度も、夢であって欲しいと強く願った。今日がエイプリルフールで、世間が私を騙してると、誰かから冗談めかして言って欲しかった。でも、そんな都合のいい話は、どこにも転がっていなかった。
うしろシティは、2022.04.30までの活動。それは、揺るぎない現実だった。
私は別れの儀式として、彼らの単独ライブで使われた歌を聴き、彼らのネタを観て、笑いながら泣いていた。あと1分で日付けが変わると言う時など、着ていた「とはいえ外はサンダー」Tシャツが濡れるくらい、わんわん泣いていた。もういい大人なのに。そのくらい、彼らには思い入れがあった。
はじめてうしろシティを認識したのは、彼らが結成してまだ日が経たない頃、テレビに出ていたのを観たのが最初だった。
うしろシティは、街のコント屋さんに収録されているバーベキューのコントを、短くしたパターンのものをしていた。2人のキャラも相まって、すごく笑ったのをよく覚えている。その日から、私はうしろシティのファンになった。
うしろシティの出るテレビやラジオを夢中で追い、行けるライブには足を運び、お手紙やプレゼントを渡し、時々サインや写真をもらったり、幸せな日々を過ごした。私の中のうしろシティはいつも輝いてて、面白くて、世界一素敵なコンビだった。
きっといつか、うしろシティはキングオブコントで優勝するのだと、ずっとずっとずっと、心から信じて、応援していた。
でも、うしろシティは昨日、呆気なく解散してしまった。
金子さんが何年か前に体調を崩して、結果復活したけど、うしろシティとしては活動を休止していたから、心のどこかで解散の二文字に脅えている自分がいたのは、否定できない。
それでも、私は強く信じていた。
うしろシティは、またコントをする。
うしろシティは、絶対キングオブコントを獲る。
うしろシティは、とっても面白くてすごいはコンビなんだ。だから、きっと大丈夫。
そう、信じていた。
信じていた。だけど…解散してしまった。
うしろシティの解散の原因を私は知らないし、きっと、限られた人たちしか知らない。でも、それでいい。
私にとって、お2人の残してくれたコントが、すごく面白くてだいすきなもので、大切なものに代わりはない。だから、うしろシティでなくなっても、金子さんも阿諏訪さんも、私はだいすきだ。
2人が幸せに、そして、できたらずっとずっとコントをしてくれて、長生きしてくれたら、私はそれでいい。他に望むことは、何もない。
うしろシティに、現時点の人生のおよそ1/3を捧げたけれど、なんの悔いもない。むしろ、感謝したいくらいだ。私の人生の1/3を、こんなにきらきらした気持ちで満たしてくれて、どうもありがとう。私にには、お2人のコントが、特別なものに見えてなりません。願わくば、お2人のコントをもう一度、夢で見たいと思います。
うしろシティに、たくさんの祝福を祈ってー…
またね。
P.S
ギガボディの本当の最終回は、来世になっても待ってます 笑